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Z.VEX BOX OF ROCK

Haoと同様、以前(このときこのとき)から「後で書く」といっていたこちらのレビューも書いてしまいます。
Z.VEX社の新製品にして初のディストーションペダル、ということで注目を集めているこちらは、私も出たころからずっと気になってたペダルでした。非常に出来がいいペダルだと思いますので、せっかく買ったことだし、詳しく見ていきたいと思います。
んでは、いきましょー

  • Z.VEX BOX OF ROCK

さてさて、このZ.VEXという会社、アメリカでミュージシャンをやりつつ、電気工学にも詳しかったZachary Vex博士が、独特な観点と、高品質なパーツ、そしてそこから出てくるとんでもないサウンドで一世を風靡したブランドですね。
この写真のエフェクター、見たことがある方も多いと思います。国内ではMr.childrenからDir en greyまで、海外までいれるともう多すぎて書けないくらいのアーティストが使用している、今後も伝説として生きていくであろうペダル「ファズ・ファクトリー」ですね。こちらが大ヒットする中、テルミンと組み合わせた新しい発想のワウ・ペダルや、ランダムにパターンの変わるトレモロ等、一味違うエフェクタをいくつも出してきました。
そんなZ.VEXですが、「まともな」サウンドも非常に得意なんですよ。ピカソの例を出すまでもなく、奇才というのは基本ができているからこそ奇才なんですね。おかしなことしかしなかったら、それはただのヘンな人ですからw
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このZ.VEXというブランド、私は大好きで、ずっと、いつか手に入れてやろうと考えてきました。しかし、ハンドメイドということもあって、価格が高いのでなかなか手を出せませんでした。
しかし、私がなぜ無理をしてまでこのBOX OF ROCKに手を出したか、というと、それは1本のビデオテープ1つのムービーファイルから始まります。
それがこちらのZ.VEX本人によるBOR解説映像です。
見てもらえればわかりますが、内容を簡単に説明しますと、マーシャルアンプにレスポールとこのBOX OF ROCKを繋げて、マーシャルのドライブチャンネルのサウンドと、クリーンチャンネルにBORをONにしたときのサウンドを比べたりしてるわけですが、これを見て私はすごい衝撃を受けまして、これは是非試さねば、と思ってたんですね。
さて、ちょうどこのブログがスタートする少し前のことです。つまり、先々週のはじめくらいかな?ふと立ち寄った楽器屋に、こいつはおいてありました。
エフェクターコーナーのすみっこに・・・ポツンと。
一目見てBOX OF ROCKだ!と分かりましたね。かなりテンションも上がって、急いで店員さんに試奏のお願いにいきましたね。
んでは恒例の、試奏時のセッティングから。
Gibson Les Paul Studio Faded

Z.VEX BOX OF ROCK

MARSHALL AVT-50

ギターはこちらでも書いたとおり、私の持ってるのと同じものですね。アンプは、なぜか店員さんが勝手にこれに繋いでくれました。なんで?w まぁいいけどw
さて、サウンドですが、まず、あのビデオを同じく、BOX OF ROCKをOFFにして、マーシャルアンプによる歪みを・・・うわ、軽いw
プリチューブとはいえ、試奏程度のボリュームでは音圧がないですね。シャリシャリして、マーシャルサウンドの傾向は持っていますが、それこそエフェクターで作った音のようです。
んでは、クリーンチャンネルにして、BOX OF ROCKを・・・すげー!
確実に音圧はこっちが上です。これでいいのかMarshall?w
アンプによる歪みの方がブライトさはありますね。BOX OF ROCKは低音がよく出ている感じです。
もうこれで買うことを決めました。ブーストスイッチもいい感じでしたし。
そして買ったのがこちらです↓

VEXTER SERIESですが、この仕上げは本当に綺麗ですね。国内でVEXTER SERIESじゃないBOX OF ROCKをみたことがありませんが、オフィシャルサイトには載っていますね。


右下部にある、Z.VEXのサインを基にしたロゴですね。傷がついていますが、これは私がぶつけましたw


「Distortron engine」という商標を取っていますね。Z.Vexがこのディストーションに懸ける思いが伝わってきます。「これはミスプリントではありません」という公式リリースも、Z.Vexらしいですねw


さぁ内部です。当然のようにトゥルーバイパスですね。大きな9Pinスイッチが2つも、このMXRサイズに収まっていると威圧感があります。回路も丸見えですね。せっかくですから寄ってみましょう。



抵抗と、多数のフィルムコンデンサやセラミックコンデンサ、そしてトランジスタによるアナログ回路ですね。上の写真左に写っているトランジスタはブースター用のものであることは分かりますが、こう複雑だと私には他の回路については全く意味が分かりませんw
電気回路の勉強しようかな・・・一応物理はできるんだし。

さて、サウンドを見ていきましょうか。

  • 傾向

「JTM45を再現した」と言っているだけあって、古いマーシャルサウンドですね。よく、「ブリティッシュアンプを再現」とか「プレクシ・パネルを持つアンプを再現」とかいうのはよく聞きますが、このようにアンプのモデルまで言ってしまうのは珍しいですね。それだけ自信がある、ということでしょうか。

  • 操作性

分かりやすいですね。4つのツマミは、左からBOOST LEVEL TONE DRIVEとなっていて、一般的なディストーションのコントロールにブーストコントロールがついただけですから。
ただ、MXRサイズを横にして、スイッチを二つ並べているので、同時押しはやりやすいですが、その代わりツマミをけっとばしてしまいそうになることがあります。まぁZ.Vex社の製品はみんなそうですが・・・。しかし、初期のころ、苦情がきたせいでしょうか、ツマミは堅めで、そうそう蹴っても動くことは少なそうですね。

  • 音質

まず、その「音圧」に驚きます。少しLowよりなサウンドですが、これはマーシャルアンプで音作りをしたからでしょうか。説明書にも、「マーシャルアンプとの相性が最高」と書いてあるくらいですからね。
そして特筆すべきは「反応のよさ」です。ギターのヴォリュームへの反応は、私が知るエフェクターの中ではトップクラス、というかトップですね。ピッキングによる歪ませ方も、自由自在です。これだけ反応がいいと、自然とピッキングコントロールの練習もできそうですね。
ブーストスイッチは、そのまま自然なブーストをしてくれます。真空管アンプにつなげば、これだけで歪ませることもできるでしょうし、また、軽めの歪みをこれで作っておいて、ソロ等でブーストして歪みを増やす、といったこともできそうです。
これは、マーシャルサウンドしか出せませんが、その代わり、それが欲しい人には最高といっていいんじゃないでしょうか。また、サウンドはマーシャルサウンドには違いありませんが、その中で、「アンプを知っている」人が、音をよりコントロールしやすい設計になっている点も注目すべきです。
私は今はスタジオにあるものしか使えませんが、今後、絶対にフルチューブアンプを手に入れてやる、という気持ちにさせてくれました。非常にいいペダルです。



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