さて今回は、前回に引き続き、国内アーティストのシグネチャーモデルを見ていきたいと思います。1ヶ月も間が開いてしまいましたが・・・気をとりなおして、いきましょう!
- 布袋寅泰
氷室京介との伝説のバンド、BOΦWYを挙げるまでもなく、いわずと知れた日本を代表するロックギタリストにしてヴォーカリスト、さまざまなアーティストに楽曲を提供する作曲家としても非常に評価の高い布袋寅泰のモデルをまず紹介します。個人的にあまり歌声とかが好きではないですが、彼のギタープレイや曲は非常に好きです。
ZODIAC WORKS × Fernandes TC-HOTEI 25th Anniversary Limited
デビュー25周年を記念したモデルです。ZODIAC WORKSという松崎淳さんのギター工房とフェルナンデスによるコラボレーションですね。ボディの材や塗装の数値をZODIAC WORKSが指定し、フェルナンデスが作り上げるという方法のこちら、さすがにこだわりもすごいですよ。GOTOH製のペグとジョイントプレートには専用のマーク(写真右のリンク先で見れます)が刻印され、ネックジョイント部のボディにはフェルナンデスの焼き印、材はボディにアルダー、ネックにはメイプルと一般的なテレキャスと同様ですが、指板にエボニーを使用しています。ピックアップにはEMG-SAを2基マウントし、ジャクソンヘッドというハードロックテイストな仕上がり。コントロールは一般的ですが、ネックジョイントプレートにシリアルナンバーが刻印されるのもいい感じですね。ちなみにシリアル01〜04は布袋さん本人が所有するそうです。
黒地に白の独特の模様は金色で縁取られ、非常に高級感もありますね。ラルク、KenモデルのFernandes LD-Custom kk 叙情詩はストラトを、そしてこちらのTC-HOTEI 25th Anniversary Limitedはテレキャスをそれぞれこだわりつくしたモデルといえそうです。とくにこちらは、ヴィンテージテレキャス志向ではなく、全く新しいギターを作り上げるという気持ちが伝わってくるようですね。
Fernandes TE-320HT
パッと見、上記の25周年モデルと変わらないように見えますが、こちらは従来の最上位モデルです。アルダーボディ、ハードメイプルネック、エボニー指板で、ピックアップにはフェルナンデスのFGI TECHNOLOGY-S-HTというのが載っています。EMG同様アクティブPUですが、こちらも非常にいいPUのようですね。(EMGはいわずもがなですが)