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きになるオーバードライブ fromThe OVERDRIVE BOOK VOL.1

この間の記事で、The OVERDRIVE BOOKを買った!といいましたが、それが届きました。いや、深いです。本当にいろいろと掘り下げた記事があります。読み始めると熟読してしまいます。とても勉強になりますね。レビューとして一度の記事で書こうと思っていたのですが、とてもまとめられるものではありませんでした。
そこで、緊急特集『きになるオーバードライブ from The OVERDRIVE BOOK』と題しまして、この本の中から、気になったエフェクターや記事を、本に書かれた内容を参考にしながらも私なりの観点で、いくつか取り上げてみたいと思います。
本の記事からの引用はしません(ていうかできません)ので、元の記事を読みたい、という方は是非、シンコーミュージック The OVERDRIVE BOOKを手に入れて読んでみてください。おもしろいですよ。
それではいってみましょう。
第一回目は、この本の中にある「I LOVE OVERDRIVE PEDALS」という、8人のオーバードライブ大好きな方が、実際に試奏されて気になったモデル(なんと42種類!)を紹介する特集の中から2台ほど見てみたいと思います。

Addrock Ol'Yeller

この名前、読めますか?アメリカ、ヴァージニア州に本拠地をおくハンドメイドエフェクターメーカー、「Addrock」のオーバードライブは、「オールイエラー」という名前です。
筐体はブートレッグなどでおなじみのサイズに収められ、コントロール系はOutput、Tone、Driveという非常に一般的なものですね。この色から、OD-1系列かと思ったら、どうやらTS系のペダルと考えてよさそうです。(といっても、OD-1もTSも回路の仕組み的にはほぼ同じなんですけどね)
TS系のペダルって、基本的にシングルコイル向けなんですよ。どういうことかというと、中域が持ち上がって音の太さを発揮する分、どうしても抜けが悪くなりがちなのです。非対称クリップのOD-1ならともかく、対称クリップで倍音の少ないTS系は特に顕著です。セッティングによっては、こもったようなサウンドになってしまって使いにくい、ということがよくあるんですね。
しかし、このOl'Yellerは、その点を改善し、シングルコイルだけでなくハムバッカーでもこもることなくマイルドなドライブサウンドを作り出すことができるように設計された、 まさにTSの進化系ともいえるオーバードライブだということです。とにかくそのツマミの幅が広く、よほど偏った機材でない限りは、どんな機材と組み合わせても「おいしいトーン」を作り出すことができる、ということです。具体的には、たとえばハムバッカーのギターを使用した場合に、TS系のマイルドトーンが欲しいけれどもどうしてもこもってしまう、というようなとき、このエフェクターのTONEを上げて、高域よりのセッティングにしてやることで、低域部のこもりを解消し、ハムバッカーでありながら、鋭さを感じるドライブトーンにすることができる、という、私のようなハムバッカー大好きな者にはまさにうってつけのペダルということですね。これは実際にためしてみなければ、と思います。
ただ、これは私の想像なのですが、チューブアンプを大音量で鳴らしたときに真価を発揮するようですので、逆に家庭練習などではその実力を引き出すのは難しいエフェクターかもしれません。しかし、ステージやスタジオでの使用には最高の力を発揮してくれると思います。

BBE Green Screamer オーバー・ドライブ

BBE Green Screamer オーバー・ドライブ
価格:15,800円(税込、送料込)

以前、チューブスクリーマー特集をやったときにもちょっとだけ取り上げましたが、あのときは「みんなとカブるのはヤだ、って人にはオススメです」などと、ちょっとイロモノ的な扱いをしてしまいました。しかし、記事を読んでみるとそんなことはない、むしろ自信を持ってオススメできる「現代のTS」だと思いましたので、改めて取り上げたいと思います。
その前に、BBEというメーカーについて見てみます。もともとは1961年に設立されたバーカスベリーという会社で、ギターを含む様々なアコースティック楽器に対応するピエゾピックアップを製造していた会社だったようですね。その後、音楽業界だけでなく、放送機器から家庭用AV機器に至るまで、原音に忠実なサウンドを出力するための機材を作るようになりました。これが有名なBBEのエンハンサーですね。そしてギターの世界でも、レオ・フェンダーが創業したG&Lを買収し、さらにはギター/ベース用のエフェクターをも作るようになった、ということです。どちらかというとプロ向けの機材が多く、家庭用機器に搭載されているといっても内部でのことですので、あまり一般的なブランドではありませんが、歴史と伝統をもつメーカーだったんですね。
さて、このBBE Green Screamerですが、名前を見てもわかるとおり、基本的にはTS系を踏襲しながら、パーツの組み合わせを変えることで、より現代的な、汎用性の高いサウンドに仕上がっている、ということです。TS系をはじめとする、昔のオーバードライブにありがちな「わざとらしさ」を抑え、強引なブーストをやわらげてやることで、ハイファイ感のあるマイルドなオーバードライブになっているようですね。チューブスクリーマーの持つマイルドなブースター的オーバードライブの特性が欲しいけれど、古いオーバードライブのもつわざとらしさが気になる、という方にはオススメです。逆に、チューブスクリーマーの音を期待してこれを使うと、なんだか物足りなく感じるかもしれませんね。
全体的にゲインも控えめで、アンプで歪みを作ってそれをブーストさせるタイプのギタリストさんには非常にオススメのペダルだと思います。

今回はThe OVERDRIVE BOOKの中から、この2機種をとりあげて紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?これはあくまで本の記事を参考にした上で、私なりに調べたり考えたりしたことを書いた記事ですので、もしかすると他の方がこの本を読んで得た印象とはまた違うかもしれません。しかし、ここで挙げた2台のペダル、どちらもTS系となりましたが、基本を同じとしながらも別々のアプローチで改良されたペダルであるのは間違いないと思います。そして、弾き手のスタンスに合わせた上でエフェクターを選ぶ際には、選択肢の一つとして申し分ないものだと思いますよ。是非試してみてください。



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