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Rocktron DEEP BLUE ROOT20 MOD.


以前レビューしたRocktron DEEP BLUEが、ROOT20さんによるモディファイを終えて帰ってきましたので、紹介とレビューをしたいと思います。

    • ←この形で始まる文章は、ROOT20さんにご指摘をいただいて追記したものです。ROOT20さん、ご指摘ありがとうございます。

 Rocktron Deep Blue

 Rocktron Deep Blue
価格:10,750円(税込、送料別)

こちらがオリジナルのDEEP BLUEです。薄く、さわやかなサウンドが特徴で非常に気に入っていました。ですが使っていくうちに、改良したいと思う部分も出てきましたので、ROOT20さんにモディファイをお願いすることとなりました。
今回お願いしたモディファイは以下の2点です。

  1. トゥルー・バイパス化
  2. 基本サウンドはそのままに、さらに深い設定を可能に
  3. LEDの明るさを暗めに

まず「トゥルー・バイパス化」ですが、下の画像を見てください。
:W150
こちらは、オリジナルのRocktron DEEP BLUEの紹介の際に撮影したものですが、1インプット2アウトのステレオコーラスで、LEDが付いた、もともとから3系統の回路制御を、DPDTスイッチで実現していました。よくある「トゥルー・バイパス」のモディファイにはDPDTスイッチをつかった「ミレニアム・バイパス」といわれる手法がありますが、このオリジナルの回路はそれを応用し、さらにバイパスを形成することなく、DPDTスイッチで3系統の回路を制御していたように思います。さすがにいろいろとがんばりすぎですので、これを完全なトゥルー・バイパスへとします。

    • ミレニアムバイパス的なアプローチ・・・は全くしていないそうです。オーバードライブのようなON/OFFで電気の通る道が変わるのではなく、原音にミックスするエフェクト音を通すか、通さないか、ということをやっているそうです。効率的ですが、インプットで電流が二手に分かれることになるので、音への影響はやはりありそうですね。

さて、「元のサウンドを残したままの深い設定」、つまり「ディープ・モード」とでもいう設定ですが、これはコーラスによって不可能なものもあるそうで、いじくると完全にサウンドが変わってしまうものもあるそうですが、今回ROOT20さんの解析により、このRocktron DEEP BLUEにはコーラスの深さを深くし、さらに元の音色も残すということが可能であることが分かりましたので、やっていただきました。
「LEDの明るさ」については、オリジナルで付けられている高輝度青色LEDがかなり明るく設定されているので、それを今回はすこし暗くして、まぶしくなくしてもらいました。
その結果が、こちらです。

Rocktron DEEP BLUE ROOT20 MOD.

 
見た目上は大きな変化はつけられていませんね。変更点はフットスイッチと、中央右よりにつけられたミニスイッチです。
 

こちらがフットスイッチです。通常のトゥルー・バイパスに用いられるフットスイッチと違い、頭の部分が小さいですね。フジソクというメーカーのものです。
 

こちらが新設された「Deep Mode」切り替えスイッチです。今回スイッチの取り付け場所をおまかせしたのですが、この筐体独特の形を生かした、安全で使いやすい位置は最高です。さすが、いいセンスだと思います。
 

では、中をあけて見ましょう。以前書いたとおり、このRocktronの筐体独特のフタの開け方です。
 

こちらがオリジナルの基盤です。今回はこの基盤のうち、ある抵抗をスイッチでスルーさせることにより、深さの向上が図られています。ROOT20さんには相当時間をかけて検証していただいたことですので、公表はしないことにします。

    • じつは単にスルーするだけではなく、もうひとつ仕掛けがあることを教えていただきました。意外に単純な改造だと思ったんですが、そういうわけではなかったようです。

 

そしてこちらが、今回交換したフジソクの4PDTフットスイッチと、追加されたミニスイッチです。さすが4系統の回路を一括制御するとなると大きいですね。今回はスイッチの周りに余裕がある筐体だったので装着できましたが、キツキツのものだとつけるのは難しいかもしれませんね。
このフジソクの4PDTフットスイッチですが、感じ方は人それぞれなのですが、スイッチが切り替わるときのタッチが軽く、それでいて「カチッ」というクリック感があるので、私は非常に好みでした。やたらと重たいフットスイッチは多いですが、やはり軽いものの方が踏みやすいですね。(かといって電子式だとクリック感が足りないこともあります)
 
それでは、サウンドレポートいってみましょう!
セッティングはストラト→DEEPBLUE MOD.→TONELAB SEです。TONELAB SEではアンプをダンブルアンプのクリーンサウンドに設定しています。これが一番素直なクリーンなので・・・。
今回はサウンドサンプルを用意しましたので、短いですがよかったら聴いてみてください。

クセのないクリーンサウンドです。

オリジナルサウンドで気に入っている、薄くさわやかなコーラスサウンドです。ツマミの「DEPTH」を深くし、「INTENSITY」を抑えることで、独特のディメンションコーラスのような掛かり方が特徴です。

オリジナルサウンドの中で最も深くかけたコーラスです。RATEは上記の薄い設定と同じですが、「DEPTH」と「INTENSITY」を最大にしてあります。

こちらが今回新設された「DEEP MODE」で狙った、DEPTH、INTENSITY共に最大の「エグい」コーラスサウンドです。音のうねりが上記のオリジナル時の最大よりも激しくなっているのがわかると思います。ちなみにRATEは変えていません。

さて、いかがでしたでしょうか?今回は「エグくかかる」コーラスが欲しかったのと、お気に入りのRocktron DEEP BLUEをトゥルー・バイパスにしたい、という両方の「欲張り」をROOT20さんに見事に叶えていただきました。
4PDTの機械式フットスイッチも初めて見ましたし、(電子式でトゥルー・バイパスを実現する4PDTスイッチはMAXON OD-9などで使われています)いろいろと収穫があったと思っています。
4PDTのフットスイッチを使ったトゥルー・バイパスが¥7,350、デプス2倍スイッチの取り付けが、回路解析から穴あけ等全て含んで¥5.250でした。また、LEDの明るさを暗くする、というのは無料でやっていただきました。
モディファイの価格というのは個人の捕らえ方によって代わると思いますが、ROOT20さんはこういった「カスタムモディファイ」に寛容な上に素早く、親切にいろいろと相談を受けていただけるので気に入っています。もちろんその技術は確かですし。私のように自分で半田ごてを使えない者にとってはありがたいモディファイ屋さんだと思います。



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