 MI AUDIO Blues Pro |
それではレポートしてみます。
MI AUDIOといえば、昨日の記事でも書きましたとおり、とにかく「隙間があれば何かを入れる」、そんな癖をもったメーカーで、今回試したMI AUDIO Blues Proもその例にもれず、機能が追加されています。
しかし、昨日書いた2台のファズや、同系統のコントロールを持つMI AUDIO Blue Boy Deluxeから見るとシンプルなコントロールです。
MI AUDIO Blues Pro |
それでは、まずはセッティング、いってみましょう！
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MI AUDIO Blues Pro |
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では、レポートの方いってみたいと思います。
- 操作性
とまどう要素がありませんｗ
コントロール系統は非常に一般的なもので、上部のスイッチも特に切り替えのやりにくさを感じることはありませんでした。ただ、ツマミが軽めなので蹴っ飛ばすと位置がずれやすいかもしれません。
- サウンドレポート
まず、オーバードライブとしてはかなりゲインの低い部類に属します。特にゲインを絞った状態では、微妙に歪んでいるような気がする、というほどのナチュラルさで、コードの分離感も非常によかったですね。
ギター1本で弾くとたしかに地味なサウンドなのですが、これはバンドアンサンブルの中ではかなり抜けるタイプの音ではないかと思います。ゲインをフルに上げると倍音が多めになっては来ますが、それでもクランチ程度までしか歪みません。
トーンコントロールはとても効きがいいタイプで、幅広く、それでいてシビアな調整が可能となっています。
さて、ファズモードですが、音を鳴らしたままスイッチを切り替えても（回路が変わるのでさすがに音は切れますが）、違和感がまったくないほど、こちらもゲインが低めに設定されたファズです。
ファズモードでのサウンドは、アタック時には音が暴れる「ファズらしさ」が出るのですが、そのあとの「伸び」がとてもスムーズで、使いやすい音色となっています。ただ、こちらのモードはゲインが3時くらいから上で歪がかなり大きくなるので、そういう状態でのスイッチの切り替えだと音量変化が大きくなります。
サウンドとしては本当に「優等生」で、「面白い」エフェクターを求めるのならば、MI AUDIOの製品は全て選択肢からはずした方がいいと思います。しかし、実際に「使える」エフェクターを考えているのならば、MI AUDIOのものは是非、試してもらいたいものですね。
この使いやすさというか、面白みはないけど使える音、しかし没個性的というわけでもなく、ニュアンスのコントロールも高いレベルで受け入れられる、というペダルはなかなかないと思います。サウンドのセンスが本当にすばらしいですね。
というわけで、今回はMI AUDIO Blues Proのサウンドレポートでした。試してみて損はないペダルだと思います。シングルコイルとの相性もよく、ブルージーなサウンドが得意なペダルですが、ハイゲイン志向の音楽以外ならば、ほぼ全てのジャンルで「使える」ペダルだと思いました。チューブアンプに使うとさらによさそうでしたね。
