![]() 【ファズ】A.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 70 |
![]() 【ファズ】A.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 80 |
では、2種類ある「BM FUZZ」を見てみます。
![]() 【ファズ】A.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 70 |
このA.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 70は、「70」ということからも分かるように、70年代の「BM」、つまり「羊頭」といわれた初期のモデルを再現するべく作られたものです。
しかし、A.Y.Aのエフェクターに共通するのですが、もうこの「見た目」だけで手が出てしまいそうです。この「BM FUZZ」のシリーズでは、縁側におかれた団扇と蚊取り線香、そして打ちあがる花火と、ちょっと切ない「日本の夏」をイメージさせますね。
音の方ですが、この「70」は、本家がそうであったように、非常に太い音で、ファズというよりもディストーションに近い音を基本としています。コントロール系は、drivestaのように複雑なものではなく、単純にFUZZ、TONE、LEVELのみというのもいいですね。これはどんなサウンドか、気になります。ちなみに旧デザインだとこんな感じです。
![]() 【ファズ】A.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 80 |
ちなみにこの「BM FUZZ」は両機とも、使うパーツにもこだわりを持ったモデルです。ちょっと公式ページから引用してみます。
より高音質、高品質にするためCarbon Composition抵抗を使用し、
構成パーツにはVishay/sprague、AVX、Fairchild製トランジスタなど、高品質な物を使用しました。
内部配線材にはBELDEN製を使用し、ハンダは各種KESTERを使用し、
最終的な音質をコントロールしています。
ということで、要するに線材から抵抗やハンダまで、全てにこだわりました、というわけですね。「だから音がいい」などと言うつもりはありません。実際、こういうハイクオリティなパーツを使っているせいか、A.Y.Aのエフェクターの音には独特の硬さがある、という評価もあるようです。音作りは結局「出音が全て」ですので、途中にどんなパーツを通ろうが、いい音ならばそれでいいんです。ですが、こういう「こだわり」もまたエフェクター・・・特にハンドメイドエフェクターの魅力の一つだと思います。個人的には、こういう「こだわり」のある機材は好きですね。中にはそういう「いいパーツなんだ!」というのをアピールすると共に、価格もとんでもないものがありますが、A.Y.Aのものは安くはないですが、あまりに高い、ということもなく、調度いい価格設定ではないかと思います。
しかし、この音は気になりますね。花火大好きな私としては、デザインも本当に素晴らしいです。是非試してみたいモデルですね。