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MI AUDIO Tube Zone Over Drive

 MI AUDIO ( エムアイオーディオ ) TUBE ZONE Overdrive

 MI AUDIO ( エムアイオーディオ ) TUBE ZONE Overdrive
価格:30,300円(税込、送料別)

今日は、オーストラリアのハンドメイドエフェクトブランド、MI AUDIOのフラッグシップオーバードライブ、「MI AUDIO Tube Zone Over Drive」を試してみました。
MI AUDIOっていうメーカーのペダルは、本当に真面目に作られていると思いました。
それでは、いってみましょう!
実はこのTUBE ZONEですが、何度かマイナーチェンジを繰り返しているモデルのようで、今回行った楽器屋さんには、このノブが6つある現行品と、ノブが3つしかない旧バージョンがあったので、二つ並べて試してきました。
そのあたりも含めて今日は書きたいと思います。
まずは見た目を比べてみましょう。

試してる時にケータイで撮ったので派手にぶれていますが、これが旧バージョンのTUBE ZONEです。



そしてこちらが現行品のMI AUDIO Tube Zone Over Driveです。見てのとおり、見た目に関しては全く違いますね。


では、旧バージョン(3ノブ)と現行品の見た目上の違いをもう少し詳しく挙げてみますと

  1. ノブの数
  2. ケースのサイズ
  3. 塗装
  4. LEDの輝度

が主に違いました。ノブの数は見てのとおり、3つと6つですね。
ケースのサイズですが、この写真を見ると錯覚してしまいそうですが、実は縦と横の大きさはほぼ同じです。違いは「厚み」ですね。旧バージョンはすごい高さがあって、かなり目立ちます。この高さを持つケースといえば、Paul Cochrane Timmyの上位モデルとなる、Timくらいではないでしょうか。
塗装は、写真で見てお分かりのように、旧バージョンはアルミケースの打ちっぱなし、そして現行品は鏡面仕上げとなっています。ケータイが綺麗に写ってしまうほどの鏡面加工ですねw
LEDの輝度は、どちらも青色なのですが、現行品は特に「まぶしい」ともいえるほどの明るさです。これは派手に目立ちますね。

それではコントロール系統を先に見ておきましょう。
まずは現行品のMI AUDIO Tube Zone Over Driveから。搭載されるノブは6つで、左上段から、Bright、Mid、Chara.(キャラクター)となっており、左下段からVolume、Tone、Driveとなっています。内部にはPresenceコントロール名づけられたトリマーが一つ搭載され、合計7コントロールという仕様です。
旧バージョンは、ツマミはLevel、Tone、Driveのみとなっていて、下の写真のように、上部にミニスイッチが一つ用意されています。

ちなみに。これらの写真を見ていただくとわかるように、VOXアンプの上に並んでいますが、VOXアンプでの試奏はしていませんw
で、このミニスイッチは後に「Mid」ツマミへと進化するのですが、この旧バージョンでは、以下のような設定になっています。

  1. Mid Rangeを強調した、Classic Overdrive Sound
  2. Mid Rangeを削り取った、Modern Sound
  3. Mid RangeをFlatにした、Mode1、2の中間的Sound

また、現行品では表に出ている「Bright」と「Chara.」の設定は、内部トリマで行うようになっているようで、合計5コントロールと1つの3モードスイッチとなっていました。今回は試奏なので、内部トリマには触っていません。
では、まずは試奏セッティングからいきましょう。

GIBSON 50s Les Paul Standard

 MI AUDIO ( エムアイオーディオ ) TUBE ZONE Overdrive

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MI AUDIO TUBE ZONE Overdrive 3Knob


というセッティングでした。特に変わったことはありませんね。
では、レポートいってみましょう。

  • 操作性
    • 旧バージョン

内部トリマが多数あるため、細かい音作りをする上ではすこし面倒かもしれませんが、基本的に表にでているノブやスイッチの操作で迷うことはありません。筐体の大きさは、厚みがあるので場合によってはエフェクトボードに入らないということが起こる可能性はありますね。

    • 現行品

6ノブという設定項目の多さの割には、それぞれのコントロールが明確に決まっていて、操作性は良好です。LEVEL、TONE、DRIVEというオーバードライブの基本的なコントロールを、上段ではなく下段に持ってきていることは評価できますね。ただ、問題は先ほどの写真を見ていただいても分かると思いますが、ピカピカの鏡面加工によって映り込みが激しく、筐体に書いてある文字が読みにくい点ですね。さらに超高輝度LEDの採用により、その「見えにくさ」に拍車がかかっています。コントロールに慣れてしまえば問題ない点ではありますが、「今の設定」をみたりするのにはすこしマイナスではないでしょうか。
その代わり、それを犠牲にして得られるこの「かっこよさ」も捨てがたいですねw 筐体の厚みはいたって普通で、ケースに入らないという問題はなさそうです。

  • サウンドレポート

まずは現行品。先ほども書いたとおり、それぞれのノブに割り当てられる役割が明確な上、効きもよく、さらに操作幅も非常に広いので、オーバードライブとしては最強クラスの音作りの幅広さを誇っています。例えば、Midを絞ってGainを上げれば、メタルなどでも使えるドンシャリ系なサウンドにすることもできますし、低域をコントロールする「Charactor」によってはブーミーな歪みからかなりマイルドな歪みまでをカバーできます。ギター側のヴォリューム操作への反応性も一級品ですね。ちなみにこの低域をコントロールする「Charactor」は歪み回路の前に、高域をコントロールする「Brightness」は歪み回路の後に入るというようになっていて、これはTimmyと同様ですね。というか今書いていて気付いたのですが、上段の「Bright」「Mid」「Chara.」の3つのコントロールって、完全に3バンドEQですね。そう考えると操作性も分かりやすい、と言えるかもしれません。下段の「TONE」で基本的な音の方向性を決め、上段の3バンドEQで細かに調整。さらに高域の微調整を内部のPresenceトリマで行う、というのが基本的な音作りのスタイルといえそうですね。
歪みの音質としては、オーバードライブとしてみると少しゲインが高めまで伸びる設定になっていて、まさに「高級感のあるBOSS」サウンドと言ってもいいような音です。それだけ汎用性が高く、さまざまな音を作れるのですが、それぞれの音が「基本に忠実」な感じ、といった感じですね。
さて、旧バージョンですが、基本的な音質は現行品と変わりません。ゲインが現行品よりも低めに設定されているのがわかりましたが、うまいこと設定すれば、ほぼ同じ音を出すことができます。実は今日行った楽器屋さんでは、この旧バージョンと現行品が全く同じ価格で売られていたのですが、この2つを比べてみると、よほど「好き」な人でもないかぎり、あえて旧バージョンを選ぶ意味はないと思いました。
しかし、どちらも非常に使いやすいペダルで、このあたりはさすが「優等生」と言われるMI AUDIOらしいですね。
 
というわけで、今回はMI AUDIO Tube Zone Over Driveを試してみました。各メーカーが「フラッグシップ」と呼ぶペダルには、やはりそう呼ばれるだけの自信と理由があるのだな、と思いましたね。「なにかいいODを1台教えて」と言われれば、このTUBE ZONEを紹介すると思います。それだけ汎用性が高く、さまざまなシーンで使えるペダルですね。



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