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HAO Rumble MOD.

 Hao Rumble MOD.

 Hao Rumble MOD.
価格:28,160円(税込、送料別)

今回は、Haoのフラッグシップオーバードライブ、HAO Rumble MOD.を試してみました!
では、いってみましょう!

  • ランブル?

HAO Rumble MOD.の名前にある「ランブル」ですが、この名前はもちろん、あの伝説のアンプ「ダンプル」をもじったものです。
ダンブルアンプといえば、有名なのはラリー・カールトンやロベン・フォードのサウンドのような、「クリッピングの境界が分からない」「歪んでいるのにクリーン」「ピッキングするよりも早く音が出る」といわれるサウンドですね。特に3つ目は、これは何か霊的な現象でも起きているとしか考えられませんw(単純にめちゃめちゃ反応がいいだけですw)
Haoの代表の方が、ダンブルアンプマニアという話で、そこから作られることとなったのが、この「ランブル」のようですね。

  • MOD?ODS?

「HaoのRumbleにはMODとODSがあるが、その違いはいかに?」というご質問を、かなり前にいただいていました。それ以来ずっと探していたのですが、結局ODSは見つからず、MODが最近入荷ということで、音の方は今回のレポートとして、そして違いについては、とりあえず知っていることをお答えしたいと思います。
さて、まず「ODS」ですが、これはすでに生産されておりません。Mod.が実質的に後継機と考えてよさそうです。「ODS」の名前の由来は・・・そう、伝説のダンブルアンプの中でも最も有名な、「OverDrive Special」ですね。VOX ToneLab LEでは、「Boutique OD」としてモデリングされていますので、お持ちの方は試してみてください。(ダンブルの本物は100万円を越えるようなアンプですので、比べちゃダメですがw)
そして、Mod.ですが、これはダンブルアンプがフェンダーアンプを基本として改造してきたことから、ダンブルによるアンプモディファイのことを全般的に「Dumble Mod.」というようで、そこから取った名称だと考えてよさそうです。
これら2台に機能の違いは特にありません。「ODS」では「モード1、モード2」と言われているのが、「Mod.」では「Boostモード、Driveモード」と言う名称に変わり、分かりやすくなっています。
肝心の音の違いなのですが、もともと「ODS」は「アナログのアンプシミュレータ」を目指して作られたようで、単体での歪みがアンプライクになっているようです。具体的には、高域が強く(そのため歪ませるモード2ではノイズも多いという評価があります。ギターのノイズは主に高域成分ですからね。)、いわゆる真空管の「Presence」を最大にしたような、抜けのある音、という話ですね。ただ、LEDやACジャックはありません。
対して「Mod.」の方はより低域が出ることにより、アンプにつなぐ「エフェクター」らしい特性になることで、より使いやすくなっているという話ですが、搭載される「Colorコントロール」によって「ODS」的なサウンドを作れるようになっているらしいです。これは、モデルチェンジにあたって、日本側の総代理店であるJ.E.Sさんが、アメリカの輸入代理店であるGodlykeさん(他にTokaiやMaxonをアメリカに輸入しているようです)側との調整の結果、決定したサウンドということをお聞きしました。

  • 機能

ちょっと前後してしまいましたが、HAO Rumble MOD.の機能をご紹介します。
ツマミは3つで、切り替え式のスイッチが一つついています。ツマミは左から、Level、Color、Gainとなっていて、スイッチはBoostモードとDriveモードの切り替えになります。Boostモード時にはGainはカットされ、効きません。

  • セッティング

では、試奏セッティングを見てみたいと思います。

Fender USA American Standard Stratocaster(Rose wood)

Fender USA American Standard Stratocaster(Rose wood)
価格:141,000円(税込、送料込)

 Hao Rumble MOD.

 Hao Rumble MOD.
価格:28,160円(税込、送料別)

非常に一般的なセッティングなので特に言うこともないですね。では、レポートしてみます。

  • 操作性

特に難しいことはありませんが、変わった点としては、Colorコントロールが通常と逆回転のトーンとなっています。普通と違うのはその点だけで、他はもう見たままの感覚でコントロールできます。

  • サウンドレポート
    • boostモード

このモードは、主に真空管アンプをブーストするために作られたようで、それに合わせた味付けがなされています。Colorコントロールで音色を変えることもできますが、これはクリーンブースターではありません。若干中域が持ち上がり、少しのコンプ感があります。しかし、多くのプレイヤーの方がこのモードを大絶賛しているので、旧来のBOSS OD-1やIbanez Tube Screamer的なブースターとしての使い方がハマっているのではないかと思います。

    • Driveモード

Haoのペダルは、Rust DriverとSole Pressureを持っていますが、どちらも使い勝手もよく、クオリティも高くて素晴らしい反面、そこには「Haoの音」があります。日本製ペダルの癖とも言うべきなのかもしれませんが、少しBOSS的な、「分かりやすい音」を出してくれるんですね。これは小音量でプレイすることも多い日本のギタリストに合わせた部分もあると思いますが、このHAO Rumble MOD.はまさに、そんな「Haoの音」が前面に押し出されています。これは好き嫌いが分かれそうなポイントですね。しかし、スムーズな歪みとミュートプレイ時の鋭さを両立する味付けはさすがです。
Colorコントロールですが、9時あたりから以降(左回りですからね)は、急激に高域が上がります。JC-120だと少し耳が痛いほどにまでなりますが、これは機材の相性の問題で、JCの場合はそこまで上げなければ問題はなく、むしろ相性はいいペダルだと思いました。
機能的にも使いやすく、ライブ等でもわかりやすい音を作ってくれるので、特にライブ志向な方が、チューブアンプに合わせて「これ1台でライブを乗り切る」ためのペダルを探しておられるなら、積極的に選択肢に入れていいと思います。チューブアンプのみならず、JCとの相性もいい、という点は、途中トラブルでJCを使わざるを得ないような状態になったとしても、なんとかなるのではないかと思います。そのあたりはさすが日本製ペダルですね!
 
というわけで、HAO Rumble MOD.、是非試してみて欲しいモデルだと思います。有名な割にはあまり表に出てこないですし、楽器屋さんでも置いているお店が少ないのが謎ですが、RUST BoosterやRUST Driver等はよく見かけることを考えると、単純に生産数が少ないのかもしれませんね。いいペダルです。



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