Guernicaのオーバードライブ/ブースター

2006年5月に発足したばかりのブランドという、「Guernica（ゲルニカ）」のエフェクターです。
ホームページも見つからず、かのHarmony Centralでもまだ項目がないのでブランドの詳細は分からないのですが、どうやら「ギター側の表現」を重視して音作りを行うことを重視してエフェクターを作っているブランドのようです。特に巻き弦を弾いたときのサウンドにこだわりを持っているようですね。
3種類のオーバードライブ/ブースターがラインナップされていますので、詳細を見てみましょう。

Guernica Crescent Moon [Clean Booster] 価格：22,800円（税込、送料込）

「三日月」という名前を持つこちらは、クリーンブースターです。とにかくナチュラルでほぼ無加工のような音でありながら、6弦を強く弾いてもこもったり濁ったりすることがない、というゲルニカ独自の考え方を取り入れ、非常に薄い「味付け」をしたというエフェクターです。雰囲気としては、わずかにフレーバーが香るミネラルウォーター的なものでしょうか。誤解を恐れずにいえば、より「さわやかな」音色をつくりだすことができるクリーンブースターということでしょうか。きになりますね・・・。

Gerunica Poral Star [Gain Booster] 価格：22,800円（税込、送料込）

さきほどのCrescent Moonにゲルマニウムダイオードによるクリッピングを追加した、ゲインブースターがこの「Poral Star」です。Poral Starとは「多孔星」という意味になり、彗星の核のようなもののことを指しているのだと思います。もともと不安定なゲルマニウムダイオードを、少し上下非対称となるクリップを行うことで、よりギターらしい音色としているようですね。チューブアンプにはCrescent Moon、トランジスタアンプにはPoral Starという選択をするといいように思います。増幅開始の周波数を6弦開放よりも少し上に設定することで、余計なこもるような低域を排除すべく作られているようですね。面白い考え方だと思います。

★☆【ポイント5倍！】3/16(金)9:59まで！Guernica / Daybreak 【ゲルニカ】【オーバードライブ】 価格：29,800円（税込、送料別）

Daybreakとは「夜明け」という意味です。こちらはオーバードライブですね。
コントロールはVOL.、TONE、GAINとなっていて、中央にクリッピング切り替えが可能なミニスイッチが搭載されています。
切り替え可能なクリッピングは、シリコンダイオードによる非対称クリッピング、クリッピングを行わないモード、そしてLEDを使った対称クリッピングということですね。6弦開放よりも少し上の周波数から増幅するというゲルニカ独自の周波数レンジを持ちながら、中域を強調するタイプの、まさに正統派オーバードライブ（ゲルニカ風味）です。さわやかなで中域よりのオーバードライブといえばFulltone FULL-DRIVE 2が有名ですが、それに近い感じなのでしょうか。情報が少ないので勝手なことは言えないのですが、やはりとてもきになるモデルだと思います。
　
というわけで、Guernicaのラインナップを見てみました。ブランド名はおそらく町の名前ではなく、有名なピカソの作品名から取ったのだと思いますが、ペダルごとの名前も、夜明けや三日月、星と、非常にロマンチックというか、芸術的な印象を持ちました。こういうのって、結構好きですｗ
音の方も、独特のこだわりがあるようで、是非試してみたいモデルだと思います。

人気blogランキングへ