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きになるアンプ VOL.1 CORNELL ROMANY PLUS

CORNELL ROMANY PLUS
新シリーズ、というほどのものでもないですが、今までペダルについてばかり書いていた、この「きになる」シリーズをもっと拡大していこうと思います。
というわけで、今回は「きになるアンプ」の第一回、以前から欲しいなぁ、と思っているこのCORNELL ROMANY PLUSについて書いてみます。
CORNELLというブランドは、FUZZ FACEの記事にも出てきた、Denis Cornell氏の自身の名を冠したブランドです。
コーネルさんはエレクトロニクス専門課程でHIWATT創設者のデイヴ・リーブス氏、VOXの創設者トム・ジェニングス氏などに学びながら、専門課程で真空管アンプを作ったことなどの縁で、Dallas Musical Instrumentsに入社します。Dallasはその後ARBITERと合併し、Dallas-Arbiterとなり、コーネルさんはFuzz Faceの製作(設計はしていないそうです)や、Dallasのアンプデザインなどをされていたようです。
彼は特にトム・ジェニングス氏を尊敬しているようで、最も好きなアンプにAC30(トップブーストを初めて搭載したAC30)を挙げています。
さて、そんなコーネルさんは現在、CORNELLブランドでCORNELL FUZZ FACEとアンプ製作を行っています。そして、そのCORNELLブランドのアンプの一つで、現在最も有名なモデルともいえるのがこの、エリッククラプトンも使っているという、CORNELL ROMANY PLUSではないでしょうか。

CORNELL ROMANY PLUS

CORNELL ROMANY PLUS
こちらがROMANY PLUSのコントロール部です。左からVOLUME、EQ CUT、TREBLE、BASS、REVERB、OUTPUTとなっています。EQ CUTスイッチは、イコライザ回路をバイパスするスイッチで、完全にフラットなEQ設定となり、アンプそのものの周波数特性が出せる仕組みですね。OUTPUTはアッテネータを操作する3WAYポジションのロータリースイッチとなっていて、10W、2W、0.25Wの切り替えが可能となります。
アンプのワッテージと音量の関係は常用対数関数的に動くので、10Wだと100Wアンプの半分程度です。ですので計算上は、10Wから2Wに落とすと音量は約1/3、2Wから0.25Wに落とすとさらに1/5程度となります。
ただ、CORNELLさんがよく分かっているな、と思うのは、アッテネートというのはこのように一気にワッテージを落とさないと意味がないことです。しかも、10Wを境に効果がまったく違います。次に効果が変わるのが100W、1000W・・・と10のn乗の数ごとに、ワッテージの割合に対する音量変化の効果は変わってきます。ちなみに10Wを5Wに落とすと6割程度の音量になりますが、100Wと50Wのアンプでは音量の違いは8割程度ですので、これは100Wアンプをフルヴォリュームで使うような環境でなければ、ニュアンスの違いにしかなりませんね。このように計算すると、30Wだと音量は100Wの7割程度です。
なぜこの機能があるかというと、ROMANY PLUSは1VOLアンプだからです。マスターヴォリュームを付けて、抵抗の値によって音量を変化させるよりも、このように電圧を変えることで音量を操作する方が自然だと考えたのでしょうか。
しかし、これは家庭用から本番まで使えるアンプとしては必要充分な能力を持っているといえます。このアンプは、フェンダーのヴィンテージChampを元に設計したそうなので、ClassA動作のシンプルなアンプですね。
ここでついでに書いておきますが、よくフルチューブアンプに出てくるClassAとかClassBというのは、「どちらが優れている」ということではありません。単なる区分けです。日本語にすると、A級、B級となりますね。(A級なんとか、というのをよくなんとか神社に参拝でなんたらかんたら、というので聞きますが、これと同じでAだから重いとかBだから軽いとかは全くないんですよね、実は。当サイトには関係のないことですがw)
ギターアンプとして使う場合、低ワットのものならばClassA、100Wのような大出力のものはClassA/Bとするのが普通です。

ええと、話があっちゃこっちゃに飛びまくっていますが、このCORNELL ROMANY PLUSは、古いフェンダーチャンプを基本として設計されたようですので、音的にもフェンダーアンプに近いものではないかと思います。なによりシンプル設計で極上のアンプ、それでいて効果的なアッテネータも装備しているという点で、これは非常にきになると思います。搭載されるスピーカーも12インチのJensen CH1270というモデルで、シンプルで低ノイズ、クリーンな音色が特徴だそうですね。
これは試してみたいのですが、楽器屋さんでもほとんど見かけないのが残念です・・・。みつけたら是非試したいと思います。



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