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ギターでXotic Bass BB Preamp

Xoticのベース用エフェクター、Xotic Bass BB Preampギターで試してきました。
これはもしかするととんでもないものかもしれません。
では、いってみましょう!
Xoticというブランドは、日本人のHiro Miura氏の立ち上げたギターメーカーです。彼はもともとMoonにいたギタービルダーで、Vanzandt Pickupを日本に紹介するなど、渡米後も海外だけでなく国内でも間接的に活躍をされています。
思えば現在、VanzandtのギターはMoonのギターを製作しているPGMが製作をしていたりすることを考えると、Vanzandtギターの誕生の橋渡し的な役割もされたかもしれません。現代ではアメリカ製のハンドメイドエフェクターメーカーとしてFulltoneやZ.VEXと並ぶ評価を受けていますが、もしかするとエフェクター界で最も有名な日本人は彼かもしれませんね。(もちろん、BOSSやIbanezの方がブランドとしては有名だとは思いますが)
さて、そんなXoticですが、もともとはベースを製作することからスタートしたことはけっこう知られていると思います。ですから、Xoticがギター用の歪みエフェクターを開発した際、ベース用を作るということはどこか念頭にあったのかもしれませんね。
さて、そのXotic Bass BB Preampですが、私はベースサウンドはあまり詳しくないのですが、プリアンプ〜オーバードライブとして幅広く扱えるエフェクターとして非常に評判がいいようです。
それをなぜギターで試そうと思ったのか、ですが、これは個人的な知り合いの、あるベース弾きの方がギターにつないでもすごくよかった、と評価されていたからです。その方にはギター用のBB Preampよりも好みだったそうで、それがもし本当なら面白いと思って、私も試してみることにしました。
では、試奏セッティング、いってみましょう!

Gibson 60's Les Paul Standard Trans Amber Finish

Xotic Bass BB Preamp

というわけで、ギター用のBB Preampと比較する形で試してみることにしました。思えば、以前BB Preampを試したとき(記事はこちら)にはチューブアンプで試したので、今度はJCで試すことで、よりBB Preampを評価することができるのではないかと思います。では、レポートしてみます。

  • 操作性

Xoticの歪みエフェクター全体に共通する操作性で、難しいことはどこにもありません。TrebleとBassの2バンドEQも、フラットの位置でクリック感があるようになっていて使いやすいのはギター用もベース用も同じです。非常に使いやすいエフェクターだと思います。

  • サウンドレポート

まずはギター用BB Preampをおさらいしてみましょう。最も特徴的といえるゲインつまみですが、以前も書いたとおり、あまり「歪み量」は変わらず、音圧やニュアンスが変化していきます。しかし、その変化の度合いはフルチューブアンプに比べると少なく、「聴き取るぞ!」という姿勢でなければ、特にツマミが11時以降ではほとんど変わらないように聴こえるかもしれません。
また、EQの効きはすばらしくブースト方向に強い感じです。特に低域のEQは非常に効きが強く、音圧的には「ブーミー」といえるほどまで上がります。サウンド的には、最近のハンドメイド系オーバードライブに比べるとコンプレッションが強めに感じられ、そのせいかギター側のヴォリューム操作などへの反応は、LovepedalやTimmy、OCDなどと比べるとすこし劣ります。とはいえ、特に反応性にこだわらなければ、非常にいい音ですね。ブルース系のマイルドなサウンドが得意なように思います。ただ、どちらかといえばチューブアンプ向けに作られているように感じました。チューブアンプのブースターとして試したときは、本当に素晴らしく感じましたし。

さて、ではBass用です。一発目、最初のコードを鳴らした瞬間、本当に驚きました。ベース専用にするにはもったいないです。
音としてはマーシャル系のオーバードライブです。BB Preampの「BB」は、マーシャルの名作エフェクター「Blues Braker」だと聞いたことがありますが、そのせいかもしれませんね。ギター用のBB Preampではマーシャルっぽさは感じなかったのですが、こちらはどちらかといえばJCM系のマーシャルサウンドです。ただ、JCM2000のフルゲインほどは歪みません。最大ゲインの高さとしては、BOSS DS-1と同程度ではないかと思います。
ギター用と同じく、ゲインは10時以降はほとんど変わりません。EQもカット方向よりもブースト方向に効きがいいという特徴も似ています。しかしおもしろいと思ったのは、BassよりもTrebleの方が明らかに強く効きます。この点はギター用とまるで反対ですね。Trebleをフルにすると、耳が痛いほどのキンキンした音まで作ることができます。とはいえ低域の効きが悪いということはなく、同価格帯の歪み系の中ではトップクラスの音圧を持っているといえるのではないでしょうか。
コンプレッションはそれなりにあるので、あまり「反応性」自体はギター用同様、さほど高くはありませんが、ギター用が一歩下がったような、ちょっとした篭り感があったのに対し、こちらはよりダイレクトに音が前に出てくるように感じました。ブルース用としてはちょっと音が主張しすぎるような気はしますが、パンクやメロコア、ロック系ならばギター用と比べて相性がいいんじゃないか、と思いました。
もちろん、人それぞれ思うことは違うでしょうし、ギター用がそうであったように、真空管アンプではまた違った評価が出るかもしれません。
というかこれだけキャラクターが違うと、ギター用とベース用はもはや全く別のペダルとして見ていいのではないかと思います。このペダル、オーバードライブのカテゴリに入れていますが、ディストーションとして見た方がしっくりくるように思います。
元々がベース用なだけあって、巻き弦、特に5、6弦の抜けのよさは天下一品です。パワーコードを弾いても、ルート音がしっかりと出てくるので、とても気持ちのいい音になりますね。あまり調子に乗りすぎるとバンド内でベースとかぶってしまうかもしれませんが、イコライザ、特に高域ブースト方向の効きがいいのでゲインをちょっと下げて、高域をすこし上げれば回避できると思います。アルペジオなどでも、低域の抜けはとても重宝します。
あと気づいたことといえば、その低域の抜けのよさからか、和音での音の分離が非常にいい点です。逆に高域の抜けについてはギター用の方がいいようなので、主にバッキングや開放弦多様のアルペジオなどではこちら、高音を使うソロではギター用と分けても面白いかもしれませんね。
また、ギター用でベース用をブーストしてみると、音圧があってしっかり抜けるような、すばらしい歪みとなりましたので、やはりギター用はブースター向けとして作られていると言えそうです。
 
というわけで、今回はXotic Bass BB Preampをギターにつないで試してみました。ベースって元々アンプ側で歪ませることは少ないように思いますので、ペダル単体での歪みを重視して作ってあると感じました。
このBass BB Preampは是非一度試してみてほしいです。ギターでベース用機材を試すのはすこしとまどうかもしれませんが、これにはそれだけの価値があるように思います!

 
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