ちなみに、この「ABUNAI」という名前は、製作者の飼っている秋田犬の名前だそうですね。危ない名前・・・って言っちゃいけないのかなw
この、ABUNAIは、いわゆる3モードオーバードライブです。3モードドライブといえば、やはりまず名前が挙がるのがLandgraff、さらにはFull-Driveでしょうか。このABUNAIも例に漏れず、どうやらクリッピングを切り替えることで音を変えているようですね。それだけではないかもしれませんが・・・。
コントロールはDRIVE、TONE、LEVELと3wayのミニスイッチです。スイッチ左側で「アンプ的な歪み」ということですので、おそらく非対称、右側は「クラシックなオーバードライブ」ということなのでおそらく対称クリッピング、そして中央でクリップなしとなるようです。
基板はプリントのようで、Landgraffのように空中配線とユニバーサル基板を使ったような「インパクト」はないですね。サウンドとしては、かなり玄人向けに作られていて、本当に自然な感覚だそうです。しかし、ただ自然なだけでなく、「独特の音」を持っているという話ですね。価格的にはLandgraffほどではないものの、かなり高額なペダルだと思います。しかし、どうやら売れているらしいんですよ、これが。聞いたところによると、音は太く、反応が早い、そして艶があって伸びる、ということです。・・・って完璧じゃないですかw
まぁこれだけの価格のペダルですから、その程度の評価でも別に驚くことはないんです。ただ、私がきになるのは、「Harry's工房」さんが代理店をしている、という点です。Harry's工房といえば、過去にもLandgraffやKeeleyをいち早く国内に持ってきたという実績があります。最近ではSubdecayですね。これもすごかった・・・そういう嗅覚の鋭さに定評のある代理店さんが持ち込んできた、というのはやはり気にせざるをえません。というわけで、ブティック系も多く扱っておられる大阪の某楽器屋さんで、「試したいから、もしよかったら入荷しといて」と頼んでみました。そこの店員さんも名前はしっかり知っておられたようで、考えておきます、とのことでした。どうなるか分かりませんが、また見つけたら是非試そうと思っています。