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TACH21 SANSAMP TRI-AC

TACH21 SANSAMP TRI-AC
楽器屋さんでふと目にとまったこのTRI-ACを試してみました。別段珍しいモデルでもないですし、新しいわけでもないのですが、なんだか気になったのです。
結構評価が分かれているタイプのペダルのようですが、弾いてみてなるほど、と思いました。
では、いってみましょう!

TACH21 SANSAMP TRI-AC

TACH21 SANSAMP TRI-AC
SANSAMPといえば、ギターはもちろん、ベーシストにも非常に愛用者が多いことで有名なアンプモデリング/シミュレータですね。
Sansampが登場したのは1990年、現在、「CLASSIC」として売られているものと同等の機能、サウンドのものが「Sansamp」として売られていました。BOSSがCOSM技術を使ったアンプモデリングを「Roland GP-100」の名称で初めて出したのが1995年ですから、それより5年も早くに、「ラインで録れるアンプシミュレータ」を出していたわけですね。まさにアンプシミュレータの火付け役となったのがこのSansampでした。
最近では、BOSSやLINE6が、デジタルならではの利点を生かして一つのペダルに膨大な数のアンプモデリングを搭載することで人気を呼び、「アンプモデリング=デジタル」のイメージが大きいですが、Sansampはアナログなんですよね。
ですので、今回試しましたTRI-ACも、基本的な音を通る部分の回路はアナログのようです。ただ、プログラマブルの3ch仕様ですので、制御はもしかするとデジタルかも知れません。
では、コントロールを説明していきます。ツマミ類は左から、DRIVE、アンプ選択の3Wayスイッチ、BASS、MID、TREBLEの3バンドEQ、そしてLEVELとなっていて、それぞれのチャンネルの設定法は、各chで音を作り、その状態でフットスイッチをダブルクリックすると書き込みがなされる、という非常にシンプルで分かりやすいものとなっています。プログラマブルなので、EQのツマミは一つですが、完全独立の3chとして使うことができますね。
搭載されるモデリングは、CALIF(Mesa/Boogie系のカリフォルニア)、BRIT(マーシャル系ブリティッシュ)、そしてTWEED(フェンダーツイード系)の3種類です。しっかりとツボが押さえられていると思います。
では、試奏セッティングいってみましょう。

GIBSON 60s Les Paul Standard

TACH21 SANSAMP TRI-AC

TACH21 SANSAMP TRI-AC

このように、非常にシンプルな形式となっています。ちなみに今回は比較用として、Hughes&Kettner TUBEMAN IIも持ってきてもらいました。普通のエフェクターならばそのまま直列でつないで試させていただくのですが、TUBEMANはバイパスできませんし、またできたとしてもこういったプリアンプはインピーダンスの変化などを考えると、音を比較する場合に直列にするのは望ましくありませんので、別セッティングで試しました。
では、レポートの方いきましょう。

  • 操作性

操作はさきほども書きましたとおり、非常に良好です。ちょっとマルチエフェクターっぽい操作感ではありますが、コンパクトしか使ったことがない方でもすぐになれると思います。

  • サウンドレポート

全体的に、クリーンからかなりのハイゲインまでを出すことができますね。最大ゲインに関しては、TUBEMANと同等か、それ以上だと思います。ただ、基本的に「ドンシャリにした激歪み」はそんなに得意ではありません。どちらかといえば中域強調のタイプだと思います。EQが非常に効きがいいので、「それらしい音」にはできますけどね。
音の傾向は、全体的にTUBEMANよりもソリッドステートらしい、硬くてシャープな部分があるように思います。まぁそりゃ、価格が1.5倍くらい違って、さらに真空管が入っているタイプと比べるのは少し不利には違いありませんし、実際、「暖かみのある音」ならばTUBEMANが圧倒します。が、シャープな歪みならばTUBEMANよりもTRI-ACの方が勝っているとも言えるのではないかと思います。
アナログの「チューブエミュレーション回路」というものを搭載してはいますが、その部分はけっこう設計が古いのもあってか、現代のモデリングレベルには(真空管っぽさという点では)少し足りない部分もあるように思います。
しかし、ピッキングやギターのVOL操作などにはよく反応し、特にクリーンからクランチに変わるあたりの音は、通常のソリッドステートアンプのように急激に歪む、ということはなく、かなり自然に歪んでいく様子はさすがですね。特にこのクリーン〜クランチ、オーバードライブ的なゲインのあたりが得意のようで、もっとひずみが欲しい、ハイゲインな音を出したい、という場合には、GT2の方が得意ですのでそちらを選ばれるのもいいと思います。3CH機能は便利で、即座にモデリング自体を変えることもできますし、単純にEQやゲインを変えることももちろんできます。
 
あまり人気はないようですが、素性がよく使いやすい音だと思います。こういった感じのゲインを多く使われる方からはかなり支持が多く、逆にメタル系を多くされる方にはあまり評判がよくないペダルだといえそうですね。
Sansampという名門ファミリーに属しながら、CLASSICとGT2といった機種に比べると人気面で見劣りはするかもしれませんが、こちらは隠れた名機として存続していくペダルではないかと思います。すこし固めの音がお好きな方にはちょうどいいペダルではないかと思いました。



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