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では、いってみましょう!
Maxon OSD9 Overdrive Soft Distortion
Maxon OSD9は、「お弁当箱」といわれた伝説的なオーバードライブ、「OD880」のトーンを継承したモデルです。オペアンプにはUA741を使い、Tube Screamerが作られる前の「マクソンオーバードライブ」回路を再現しています。
コントロールはOD880と同様のDRIVE、VOLUMEのみの2コントロールで、そこに4PDTのトゥルーバイパスという現代的な仕様を組み合わせたペダルとなっていますね。
ちなみに、名称に「ディストーション」と入っていますが、これは「歪み」という意味で使われているようです。いわゆるペダルの種類を指すものではなく、その前の「Soft」とあわせて、「ソフトな歪みを持つオーバードライブ」と解釈するのが妥当かと思います。この名称はOD880のものと全く同じです。ちなみに純日本製です。
では、まずは試奏セッティングからいきましょう!
Gibson 50's Les Paul Standard
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Roland ローランド JC-120 Jazz Chorus(ジャズ・コーラス) ギターアンプ JC120 ジャズコ (沖縄... |
- 操作性
まず、難しい操作は全くありません。あえていえば、Toneの付いたモデルになれていると、このトーンのない2コントロールというのは、いつものように音を作ることができなくて、なんだか物足りなく思うかもしれませんね。
あと、このMaxonの9シリーズ共通のスイッチはやはりすこし硬いです。
- サウンドレポート
先に書いておきますと、これはブースター系オーバードライブとして売られているモデルです。このペダルの元となったOD880は、あの有名なブースター「Klon Centaur」の元になったとも言われていまして、ブースターでの使い方が非常に好まれたモデルです。JC-120を使って試したのは、他のペダルと比較して周波数特性などが分かりやすいためです。
で、その周波数特性なのですが、トーンがないため、非常にレンジが広いサウンドとなりますね。基本的にはMaxonらしい甘い音色で、中域が最も強調されているという感じですが、TS系のように「中域にかたまった音」という感じはあまりないように思いました。よくギターなどでも、トーン配線をカットした音と、普通にトーンをフルテンにした音とでは違いがありますよね。それと同様、やはりトーンのないペダルはそれ独特の世界観があるように思います。これだけ周波数レンジが広いと、確かにブースターとして使うのに向いていそうです。
しかし、Driveを上げると、意外にもゲインは高いです。普通のTube Screamerより明らかに高いゲインまで出すことができますね。しかし、その状態でソロを弾くとゲインの高さを感じさせないまろやかなサウンドになり、なんだか不思議な感覚でした。
アンサンブルで使えばどうなるか分かりませんが、よくあるオーバードライブのように「どこかの帯域が鋭く抜ける」という感じではなく、全体的に持ち上がるタイプのように思いました。これがOD880の特徴なんでしょうね。
というわけで、今回はMaxon OSD9のレポートでした。たしかにサウンドは典型的なマクソンサウンドなんですが、それでいて独特な雰囲気のあるペダルだと思います。少なくとも、OD880を体験したことがない私にとっては新鮮な感覚でした。こうして試すと、2コントロールのペダルも欲しくなってきてしまいますw