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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Electro-Harmonix Big Muff π Russian


最近勢いでものを買ってしまうことが多いことに気が付きましたw
こちらは、ロシアンビッグマフです。
では、いってみましょう!
この間、Big Muffの記事を書いた後、近所の楽器屋さんに何かいいものはないかと見に行ったところ、あることに気が付きました。
このロシアンマフはUSA製とともに以前から置いてあり、この2つの弾き比べでもしようかと思ってみていたんですが、USA製はともかく、このロシア製、なんだか安いんですよ。楽器ってけっこう値段は自由なところがあるので、お店によって多少違いがあるのはよくあることなんですが・・・それでもネットを見る限りでは新品でこの値段はないぞ、という価格だったんですね。というわけで、少し試した感じもよかったので、買ってしまいましたw

というわけで、こちらがそのロシアンマフです。この真っ黒な筐体が、非常にロシアっぽくていい感じです。
ビッグマフを愛用しているギタリストさんは多いですが、ロシアンマフを好んで使っておられる有名人ってあまり思いつかない気がします。ソニックユースのサーストン・ムーアさんがたしかアーミーグリーンのロシアンを使っていましたっけ。現行の黒いタイプよりも低域が強いらしいです。
では、中身を見てみましょう。

こちらがロシアンマフの基板です。基板の大きさに対してパーツが少なく、小さいものを使っているせいか、なんだかすっきりとした印象に見えます。

この写真左がジャック部になりますが、見てのとおりクリッピングが2段階で行われています。現行(というかリイシュー)のUSAは1回でまとめて3連のダイオード2対でのクリッピングだったと思いますので、ロシアンの方が古い回路を踏襲しているみたいですね。

    • 追記:hirockさんにご指摘をいただきました。3連2対のクリッピングは第三期のオペアンプバージョンのみだそうです。現行品はおなじように2段クリップになっているそうです。ご指摘、ありがとうございました。


トゥルーバイパスです。ロシアンマフといえば巨大な地雷型スイッチという印象がありますが、現行のロゴに変わってからはフットスイッチも普通のタイプに変更されています。そして最新モデルではトゥルーバイパスも導入されたということですね。
アーミーグリーンの筐体のものは、重厚で非常に頑丈だという感じだったそうで、ケース内にもうひとつ中蓋がついていたりしたそうですが、今のロシアンマフは見た目からは考えられないほど軽いです。重さを量ったわけではありませんが、BOSSと同じか、少し重いくらいでしょうか。この大きさでそれですから、やはり軽いです。

奥側、ジャックの間に描かれているこのロゴが、ロシアっぽい(というかソビエトっぽい)ですねw
ちなみに、ビッグマフといえばアメリカ製という感じですが、「現行モデル」という位置づけはロシアンになるみたいです。現行のアメリカ製はリイシュー、つまり復刻版なわけですね。両方あったので比べましたが、明らかに音は違いました。(比較試奏レポートは明日にでも書こうと思います。→こちら
では、レビューの方、いきたいと思います。

  • 操作性

操作自体は特に迷うようなこともありませんが、名前のとおりのやたらな大きさ(これでもUSA製よりは小さいです)と、軽く回ってしまうノブが実戦向きではないのかもしれません。InputとOutputが通常とは逆で、左側がInputとなっている点も使いにくく感じてしまうかもしれません。トゥルーバイパスなので、逆につないでもエフェクトOFFだと音が出ますので、さぁONに、となったときに音が途切れて混乱してしまうこともあるようです。慣れれば問題ないんですけどね。USA製は右側がInputになっているせいもあって、試奏のとき店員さんが混乱していましたw

  • サウンドレポート

ODBにサウンドをUPしてみました。(ビッグマフのページはこちら
で、音ですが、まさにファズとディストーションの中間という感じです。Proco RAT2が「ファズよりのディストーション」だとすれば、ロシアンマフは「ディストーションよりのファズ」でしょうか。そしてサスティンが非常に長いです。ツマミに「Gain」とか「Drive」ではなく、「Sustain」と書いてあるのは伊達ではないというか・・・w
そしてトーンコントロールがとても幅広いですね。トーンの効き方は日本製DS-1と似ています。下げると倍音がさっぱりなくなってすっきりとした印象に、そして上げると極端に倍音が強調され、シャリシャリな音にすることができます。これをいろいろといじることで、かなり多彩な音を作ることができますね。レコーディングなどでは、トーンを下げた音と上げた音を重ねて全く同じフレーズを弾いたりすると効果的に下から上まで歪んだ「音の壁」が作れるかもしれません。
ODBにUPしたものはレスポールでの音源ですが、シングルコイルとの相性も非常によく、弾いていて気持ちのいいざらっとした感触の歪みが得られます。「ファズはちょっと使いにくい」と敬遠ぎみの方も、これならディストーションにかなり近いですので、一度試されるのもおもしろいかと思います。
 
というわけで、今回はロシアンビッグマフのレビューでした。私はなんとなく「まふまふ」と呼んでいますが、そういうなんともいえない愛嬌をもったペダルのように思います。大きくて使いにくいと思うような部分も許せてしまうというか、「それがいいんだ」と言えてしまうような雰囲気があるペダルですね。ビッグマフって不思議です。



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