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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

ANALOG.MAN/RE-J BOSS DS-1/Pro/Mod


以前、日本製DS-1のレビューで、「手元にない」と言っていた現行DS-1が、立派になって帰ってきましたw
実は、RE-J Projectさんにモディファイを依頼して、そちらに送っていたのです。
これはヤバイです。ではいってみましょう。

まずは、アメリカのアナログマンと日本のRE-Jの関係について話したいと思います。
RE-J Projectは2002年に誕生したブランドで、5年が経った現在でも、オオバヤシさんがお一人でモディファイされています。
アナログマンのアナログ・マイクさんとオオバヤシさんは、(秋葉原でマイクさんがJRC4558Dを探しているときに出会ったという噂もありますが)ペダルに対する考え方などが一致したのか、親交があったようで、RE-Jの立ち上げ後すぐの2002年6月、オオバヤシさんはアナログマンを訪れることになります。
ご本人は留学、とおっしゃってますが、そのときのアイディアを形にして、2002年の9月に、このDS-1/Pro/Mod.がリリースされたようです。
そして、現在でもマイクさんとオオバヤシさんは共同でペダルの研究・開発を行っていて、ラインナップする製品には、RE-Jさんがモディファイされたものにもアナログマンのロゴが貼られています。
なお、RE-Jバージョンとアナログマンバージョンの違いですが、基本的には同じものと考えていいようです。ただ、ビルダーが違うことや、部品調達の場所が違うこともあってか、どうしても小さな違いがある場合もあるみたいですね。アメリカ向け、日本向けとあえて違ったものを提供する場合もあるみたいですが、(AR20DLというRE-Jオリジナルディレイはそうでした)DS-1の場合はどうか分かりません。
さて、ではDS-1/pro/modについて見ていきましょう!

こちらが今回レビューするDS-1です。なんか、貫禄がついたというか・・・RE-Jさんのロゴが貼られただけで雰囲気が一変して見えますね。これが「ブランドの力」なんでしょうかw
エフェクターのモディファイというと、例えばモード追加スイッチであったり、機械式スイッチが付いたりすることが多いですが、このDS-1/Pro/Modはそういったものはなく、「使い方」は元のBOSS DS-1と同じままです。「元の音」を残すわけでもなく、かといってモードを増やして「いろいろできる」というのでもない、この潔い姿勢にはある種の自信を感じてしまいます。
実際、メールでやりとりさせていただいても、ご自身のお考えを明確に持っておられる方だ、と思いました。
では、もうすこしいろいろな写真を見てみましょう。




今回は、RE-Jさんのスタンスを尊重して、モディファイの細かい部分を説明することはしません。ただ、2枚目の写真についてだけ書きたいのですが、かなり多くのパーツが変更されているにもかかわらず、基板がこれだけきれいだ、というのは感動ものです。どこが変わったのか、全然分かりません。
ちなみにオリジナルBOSSの基板とオペアンプは・・・




こんな感じでしたね。どちらも上が現行台湾製、下が80年代中期の日本製です。
オペアンプに限らず、全体的にパーツが変えられています。RE-Jの理念として、ペダル内の「1つパーツ」にこだわることなく、(ただし、アナログディレイのBBD素子だけは別だそうです)全体のバランスを考えたモディファイというのがありまして、まさにその理念を象徴するような基板となっていますね。
ちょっと話が飛びますが、よく車の改造などで、「チューンナップ」といってエンジンにターボを付けておしまい、などということがありますが、「Tune Up」(英語としてはおかしいですが)のTuneはチューニング、つまり「調整」という意味なんですね。ですから、車でもエフェクターでも、バランスよく段階を上げていくことが大事なんです。どこかに一つ飛びぬけたものをつけるよりも、全体の調整こそが大事なんですね。
F1トルコGPを見ていたのでちょっと話がそれましたが・・・RE-Jさんは本当の意味での「チューンナップ」を理解されているんだな、と思いました。
ではでは、レビューの方いきましょう!

  • 操作性

普通のDS-1ですw
なのでRE-Jさんは関係ないんですが、いまだにたまにTONEとLEVELの位置を間違ったりしますw

  • サウンドレポート

届いてからつないでまずコードを鳴らしたんですが、それだけで「このペダルのよさ」を感じた気がしました。
というわけで、ちょっと音を聴いていただこうと思います。

サンプル2


サンプル1がレスポール、サンプル2がストラトです。どちらもペダルのツマミは全て12時で、まずクリーン、そしてギター側のヴォリュームを3、7、10と上げていっています。後半、ゲインの下がるアルペジオ部分がありますが、このときギター側のヴォリュームは10のままで、ピッキングで調整をしています。
このように、現行品、日本製ともにオリジナルBOSSのDS-1では味わえないような反応性を持つようになり、使いやすさが増しています。
ただし、ゲインは0にしてもそれなりに歪みますので「ブースターとして」使うのは少し難しいかもしれません。このPro Mod.はメイン歪みとして使うように設計されているようです。
つまり、ゲインの幅広さはすこし狭くなったものの、反応性と艶やかさが上昇し、またトーンの効きも倍音が出すぎない設定となっていて、まさに「BOSSが作りたかった音」はこれなのかも知れない、と思いました。
音の傾向が大きく変わってしまうようなことはなく、あくまでDS-1のサウンドをそのまま抽出したような感覚ですね。
オリジナルのDS-1もすごくいい音が出せるんですが、スイートスポットが狭く、いわゆる「よけいな部分」(もちろんそこが好きだという方もおられると思いますが)が多いように思いました。そういった部分を排除し、フィルターを取り去ったようなリアル感、といえばいいんでしょうか?それを表現したのがこのDS-1/Pro/Modなんだなぁ、と思いました。
そうそう、ODBにも音をUPしてあります。DS-1 Pro Modのページはこちらです。

もう一つサンプルを録りました。日本製DS-1のレビューでも使った、「フルゲイン、トーン3時」という極端なセッティングです。このセッティング、もともと現行品のサンプルとして録ったため、現行DS-1にあわせたセッティングなので、あまりフェアな比較とはいえませんが・・・・。
現行品
日本製
RE-J
どれがいいか、は好みだと思いますが、このセッティングだと現行品のサウンドが一番まとまっているように個人的には思いました。日本製は完全に苦手なセッティングで、RE-Jのものが日本製と現行品の中間的な音になっているかな、と思います。
 
というわけで、今回はDS-1/Pro/Modのレビューでした。もう一つアナログマン/RE-JにはDS-1/Super/Mod.というのがあるのですが、Pro Mod.との違いは、元となるペダルが日本製か台湾製か、という違いによるものだそうです。つまり使われているパーツが違うので、チューンに使うパーツも変わってくる、ということでしょうね。音の傾向自体は、どちらも変わらないそうです。
それにしても、これほどとは思いませんでした。モディファイというよりもチューンドという感じでした。
RE-Jさん、オーダーが多く、相当ご多忙で期間はかかってしまいますが、価格は良心的で、大変オススメだと思います!



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