前々からきになっていた、「EMGピックアップ」を搭載したIbanez RGを試してみました。IbanezとEMGという組み合わせって、「パーフェクト」に近いのではないかと考えていましたので、きになっていました。
では、いってみましょう!
「IBANEZ RGT6EXFX2」とは、Ibanezの新シリーズ「RG Extreme」シリーズの第二弾となるモデルです。Extremeシリーズの共通項としては、「EMGピックアップを搭載」していて、「ヘッドとボディが黒」「ローズ指板」という真っ黒仕様のギターということになります。
ラインナップは6弦のトレモロあり/なしと、7弦モデルとなっています。今回試したのは、6弦のトレモロなしのタイプですね。
ボディはマホガニー、ネックはメイプルとウォルナットと組み合わせた5ピースのがっしりしたものに、ローズ指板で、スルーネックです。ピックアップは、フロントがEMG85、リアがEMG81となっていて、ブリッジはハードテイルタイプとなります。
では、セッティングいってみましょう!
IBANEZ RGT6EXFX2
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こういうタイプのギターだと、マーシャルのJCMとか、もっとそれ以上にメタリックなアンプに繋げると最も本領発揮となるのだと思いますが、その場合「アンプの音」なのか「ギターの音」なのかよく分からないかもしれないので、今回はJC+Tubemanという形で試してみました。
- 操作性
これはもう、さすがIbanezというしかありません。ボルトオンではなくスルーネックなのでジョイントなんてないんですが、24Fまで何も苦労することなく指が届きます。
ネックは薄型幅広のタイプで、どちらかといえばソロとか速いリフ、速弾きに向いたタイプですね。コントロールはシンプルな1TONE、1VOLのタイプで、「RG」はいわば微変形のストラトタイプなわけですが、本家ストラトキャスターほどヴォリュームが弦に近くないので、弾きやすいです。
見た目はとにかく真っ黒で、方向性としてはヘヴィネスとかデスメタルなどの方がステージで持っていると合うのではないかと思いました。
- サウンドレポート
音の方ですが、「EMGはクリーンで使えない」という話を聞くこともありますが、そうでもないことが分かりました。たしかにちょっとギラつくクリーンサウンドなんですが、フロントに85、リアに81という形にしたことで、クリーンサウンドも使いやすくなっています。深めのアナログコーラスなんかかけると、まさにメロウなメタル系アルペジオなんかもよく合うと思います。(というかJCのコーラスってやっぱ優秀ですよね)
しかし、真骨頂はやはり歪みですね。EMGピックアップは、要するに「低出力ピックアップ+プリアンプ(クリーンブースター)」という形なわけですが、この音がものすごく太いです。ドロップDも試してみましたが、6弦の存在感がまともじゃないですw
最初から張ってある弦はかなり細めで、ヴィブラートなんかも楽々できてしまいますが、これ、もうちょっと太めのスケールを張っても面白いかな、と思いました。ヘヴィボトムとかw
普通のギターだと、「こりゃ歪ませすぎ」というようなセッティングにしても、音がちゃんと出てるのはさすがですね。
ヴォリュームとトーンは、面白みがないほど素直な効きで、全然クセがないように思いました。これはEMGならではなんでしょうね。ギター側でいろいろ変えたりする、ブルース系ギタリストの方には逆にこのクセのなさが面白くないように思うかもしれません。(そういう方はあまりこのギターを選ばないと思いますがw)
EMGの存在感が強いんですが、この音の太さはマホガニーボディと重厚な5ピーススルーネックももちろん貢献していることと思います。
というわけで、今回はIBANEZ RGT6EXFX2のレポートでした。こういうメタル系ギターって、1本持っているとおもしろそうだな、と思います。欲しいですねw