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Tony Smith DL-80 (Daphon E20DL)


すこし遠くのハードオフに行って来ました。H県N宮市にあるところです。そこでおもしろいものを見つけましたので、早速買ってきました!
既に生産終了となっているこのTony Smith DL-80ですね。キョーリツコーポレーションオリジナルブランド「Tony Smith」のアナログディレイです。
ご存知のとおり、私はAR20DLというアナログディレイを持っていまして、それでその元となったトニースミスのDL-80を、消極的ながら探していたわけです。
ちょっと使ってみたところ、「なかなかやるじゃん」という部分もあれば、「なるほど」というような部分もありまして、そういったことについて書いてみたいと思います。
いきましょう!

Tony Smith DL-80


さきほど「生産終了」と書きましたが、厳密には終了と言っていいのかどうか微妙なところです。というのも、たしかにトニスミブランドでは既に生産していませんが、このペダルはもともと「大風電器」のOEMなんですよね。なので、Daphon E20DLという形で生産自体はされているみたいです。ただ、日本には今のところ入ってきていません。
さて、このDL-80、中古品コーナーに¥2,890という格安であったんですが・・・

付属品一式・・・説明書等はピカピカだし、保証書にはどこで買ったか、の印すら押してありません。極めつけは

まだヴィニールカバーのかかった電池(この会社名はどうなのよ?w)が、電池BOXにはいっています。
・・・
・・・
・・・
これって、新品ですよね?w
あ、よく見ると、箱が少し傷ついています。よく考えれば、ハードオフって「Photogenic」とかのキョーリツブランドを新品で売ってますよね。(はっきり言ってハードオフの新品は値段が高いです)その流れで、箱が破損してどこにも出荷できないまま生産終了になってしまったDL-80が、アウトレットとして格安でハードオフに回って来たんじゃないかと思います。こんなこともあるんですね。

では、気を取り直して、写真をもうすこし見てみましょう。

AR20DLとのツーショットです。ケースの形はやはり同じですね!微妙なところですが、INPUT/OUTPUTの位置が数ミリほど違いました。

左がAR、右がDLです。重さがAR20DLの方が軽いんですよ。それはこの、ボディの材質の違いだと思います。ARはどうやらアルミっぽいですね。対して、DLは鉄かステンレスのように思います。RE-JさんはDL-80は重すぎるので、ケースも特注で軽いものにしたらしいんですが、こういうことだったわけですね。中をみてみます。



基板です。上がDL80、下がAR20DLですね。基本的に回路はAR20DLでも変わらないみたいです。ただし、AR20DLでは、RE-Jさんによるモディファイがなされています。



パーツは全く違いますね。同じく上がDL80、下がAR20DL(ICの名称は隠してあります)です。
最も大きな違いは、AR20DLの右側中央にある可変抵抗ですね。DL80では固定抵抗となっていますが、ここはBBDの個体差などによって、抵抗値を調整した方がいいそうです。

では、レビューいってみましょう!

    • 操作性

特に悪いところはないです。というか、操作性はいいですね!電池交換もネジを回す必要はありませんし。「安エフェクター」のボディとして、Tony Smithのものは本当によくできています。MaxonのボディとBOSSのスイッチをあわせたような形ですね。
あえて言うならば、真ん中「Feedback」ツマミの位置は、AR20DLのように下側にあった方がいいですね。LEDが見やすくなります。

    • サウンドレポート

音です。サンプルいくつか録りました。どれもDL-80とAR20DLとの比較という形になっています。

サンプル3

まずサンプル1ですが、これは2つのディレイタイム、フィードバックを同じくらいにしたものです。レベルはどちらも最大です。まずクリーン、そのあとDL80、そしてAR20DLです。
サンプル2では、双方のディレイタイムを最大にしています。AR20DLは300ms程度のディレイタイムなんですがDL80は200msあたりといったところでしょうか。よく聴いていただくと分かると思いますが、DL80の方、すこし発振音が入っているように思います。これが先ほどの「可変抵抗」の部分ですね。BBDと抵抗があっていないのと、BBD自体が能力不足によるものだそうです。RE-JさんによるAR20DLの説明にも書かれています。
サンプル3は、「発振」です。LEVEL、FEDBACK、DELAY TIMEを全て最大にした状態でコードを弾き、それが発振したところでディレイタイムを最大の状態から最小、最大、最小と動かしています。最後はディレイタイムが最小の状態で一旦スイッチをOFFにし、もう一度ONにしています。最大のディレイタイムが違うため、多少違いは見られますが、基本的には同じ方向性にある音ですね。アナログディレイならではのサウンドです。
DL-80の評価として、「ショートディレイに最適」というのがあるようです。これは先ほどの抵抗の件もあって、ディレイタイムが長いと発振音がまぎれこんでくることが挙げられます。
全体的に、ディレイ音はAR20DLの方が立体感がありますね。(値段とかを考えれば当然です)しかし、DL80も十分使える音に思います。トニスミのペダルで一番いいのはディレイ、という話もありますが、やはりみなさんよく知っておられますね!
 
というわけで、Tony Smith DL-80のレビューでした。なかなかによく出来たペダルだと思います。RE-Jさんが目をつけられたのもよく分かりますね。今後出回るとしたら中古品として、ということになると思いますが、このペダル、安く見つけたら試してみてもいいかもしれません。プレミア価格が付くようなものではなっそうですけどねw



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