ついに、ずっと欲しいと思っていたディレイ、「Eventide TIMEFACTOR」を買ってしまいました!
今回は多機能のデジタルディレイと言うことで、前編と後編2回に分けてお送りしていきたいと思います。まだ届いたばかりで全然使いこなせてないので、細かい機能については後編にまわして、前編では、写真を使ってこのTIMEFACTORの細部をご紹介していきたいと思います。
ちなみに、「TIME FACTOR」と書かれているのをよく見かけますが、どうやらEventide公式などを見ると、「TIMEFACTOR」とまとめて書くのが正しいみたいです。
では、いってみましょう!
Eventide TIMEFACTOR
こちらが、そのTIMEFACTORです。前に試奏したとき、とにかくそのクオリティの高さに驚き、ずっと欲しいと思っていたんですが、今回ようやく、買うことができました。そのTIMEFACTOR、いろいろと細部までよく考えられた作りをしています。写真で見ていきましょう。
搭載エフェクトは全部で10種類、9つのディレイとルーパーとなっています。各エフェクトの細かいご説明は後編でやりますね。
こちらが搭載されるノブです。計11個のノブと3つのフットスイッチを使って、いろいろなディレイやルーパーの設定を行います。
中央のディスプレイには、現在選択されているエフェクトはもちろん、このように各コントロールを動かしたとき、それぞれに対応した表示がなされるようになっています。
では、側面にある入出力関係を見てみます。
右側がINPUT、左がOUTPUT。それぞれモノラルにも対応したステレオの、2IN2OUT仕様となっています。INPUTの右側と、OUTPUTの左側にある銀色のミニスイッチは、それぞれのインピーダンスを調整します。アンプの前につなぐときや、SEND/RETURNに入れるとき、またミキサーに直結する場合など、さまざな状況に応じてインピーダンスを調節できるというのは、すばらしい機能だと思います。
続いて、同じく奥側側面にある入出力関係。左から、DC INPUT、USB(内部ソフトウェアのアップデートに使用します)、EXP INPUT、外部スイッチのジャックとなります。外部スイッチは、タップテンポやバンク、プログラムの切り替えなどの機能を、EXPペダルには全てのコントロールの中から一つを割り当てることができます。
右側側面にあるMIDI IN/OUT端子です。これを使って、MIDIコントローラと接続すれば、そちらでTIMEFACTORを制御することができます。
では、ここからは内部画像を見ていきたいと思います。ただ、内部画像を見ても、何がなにの役割をするのか、さっぱり検討がつきませんw
こちら、裏蓋を開けたところです。筐体全体を占める基板が現れます。この写真のフラッシュが当たっているあたりにネジが見えると思いますが、そういったネジが数本あり、それらをはずしてみると・・・
このように、簡単にメイン基板をはずすことができます。メンテナンス製も考えられた製品であると思います。奥に見える(指が当たっている)白くて四角いのがフットスイッチを押したときに間接的に押される電子スイッチになります。
こちらは、裏蓋に書かれたシステムモードの立ち上げ方です。システムモードでは、基本的なシステムの設定を行います。
というわけで、今回はまず、Eventide TIMEFACTORの細部を写真に撮ってみました。後編では、さらに細かく、機能や操作性、操作方法などについてご説明し、レビューしていきたいと思います。
ちなみに、まだ軽く鳴らしただけではありますが、やはりこのペダルは、恐ろしいポテンシャルを持っています。発表からは1年弱、発売から半年経った今でも、フロア型多機能デジタルディレイの頂点に最も近いペダルの一つなのは間違い有りません。このペダルの音を聴けば、おそらくほとんどのプレイヤーが納得されるんじゃないかと思います。
では、・・・to be continued