リバーブ基礎編、前回はハイエンドデジタルリバーブを見てみましたが、今回はリバーブ編のラストとして、実際のアンプに搭載されているような「スプリングリバーブユニット」をいくつかご紹介したいと思います。
いってみましょう。
事実上、世界最初の「持ち運び可能」なリバーブエフェクトとして誕生したスプリングリバーブは、多くの初期ギターアンプに搭載されたこともあり、エレキギターの基本となるサウンドとして、今でも高い人気をほこっています。
しかし、今ではアンプにもデジタルリバーブが搭載されていることも多く、「本物の」スプリングリバーブが欲しいということもあると思います。そういうときに使うようなのが、今回ご紹介するものとなります。ではいきましょう。
GUYATONE FR-3000V
真空管6V6GTと12AX7Aを2本使用し、アキュトロニクス製スプリングリバーブユニットを搭載したタイプのリバーブです。INPUT VOLUME、BASS、TREBLE、REVERB、MASTER VOLUMEのコントロールがあります。チューブアンプも製造しているFLIP(Guyatone)らしい製品ですね。
Fender '63 Reverb
こちらは、Fenderアンプに搭載されているスプリングリバーブを切り離した、63年製リバーブユニットのレプリカです。真空管6V6、12AX7、12AT7を各1本搭載しています。
Demeter RV-1 Real Reverb
1Uラックサイズのリバーブユニットです。2つのアキュトロニクスリバーブユニットを搭載しショートディケイとロングディケイが独立して2chとなっています。別々に出力することも、ブレンドすることも可能なようですね。
「インプットとアウトプットは完全平衡の3ピンかTRSコネクタ仕様です。」とのことですので、どちらかといえばスタジオ向けの機材かもしれませんね。細かいところまでこだわった製品ということのようです。
という感じでしょうか。本格的なスプリングリバーブユニットはどれも高価ですが、どうしてもその音が欲しい、というときにはこれしかない、ということになるのかもしれませんね。
というわけで、え〜・・・次回はワウかな?にいきたいと思います。