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オーディオインターフェイス特集 Vol.1 〜オーディオインターフェイスとは〜

「家でレコーディングができたらなぁ」・・・私は今でこそ、音を録ってUPしたりしていますが、長いことこう思っていました。
ギターはもちろん、ベース、ドラム(エレドラも)、キーボード、ヴォーカル・・・音楽にはさまざまなパートがあるわけですが、バンドの本格的なデモ作成から普段の練習、打ち込みを使ったDTM、自作曲のメモなど、自宅で音を録ることができると、音楽はすごく広がります。MTRやICレコーダなど、レコーディングツールはいろいろとありますが、今回はパソコンを使って楽器を録音する方法について書いてみたいと思います。
というわけで、そのために必要な機材、「オーディオインターフェイス」が今回の主役です。では、いってみましょう。

オーディオインターフェイスとは

  • オーディオインターフェイスって何?

そもそもオーディオインターフェイスとは、いったい何をするものなのかというと、一種のPC周辺機器です。よくパソコンに「Mic」とか「Phone」とかの端子がありますよね。あれもオーディオインターフェイスです。ただ機構が単純すぎて、実際の録音等に使うとノイズが大量に入ったり、簡単にクリッピングしてしまったりします。そこで登場するのが、専門的に作られたオーディオインターフェイスです。オーディオコンボなどの後ろについている、INPUTとかOUTPUTとかの端子・・・あれをパソコンにつけるもの、と考えると分かりやすいでしょうか。省略してオーディオIF、もしくはオーディオI/Oと書かれることがあります。IFはもちろんインターフェイス、I/OはIN/OUTということです。
つまり、オーディオインターフェイスを使えば、「パソコンに音を入力する」機能と「パソコンから音を出力する機能」が備わる、というものです。ですので、録音だけでなく、たとえばパソコンの音をオーディオで聴いたりすることもできるようになります。PCについているスピーカーはどうしてもあまりコストがかかっていませんが、これをつかえば外部スピーカーを使ってもっといい音で聞くこともできる、というわけですね。

  • オーディオインターフェイスの使い方

オーディオインターフェイスにはいろいろな種類がありますが、まずは最も一般的で、最も定番的な機種である、「EDIROL UA-25EX」を使って、オーディオインターフェイスの使い方を説明してみたいと思います。これはUSBオーディオインターフェイスで、PCにはUSBで接続します。※UA-25EXは生産完了となり、後継モデル「Quad Capture」が発売されています。
ちなみにEDIROLはBOSS同様、ROLANDのブランドです。エフェクターだけでなく、こういったデジタルオーディオではやはりRolandは強いですね。ではまず、前面パネルから・・・
EDIROL UA-25EX
それなりに高機能な機種でもあるので、いろいろとコントロールが付いていますが、そのへんはとりあえず気にせず・・・大事なのは左側にあるINPUT1/L、INPUT2/Rのジャックです。これはドイツ製の「ノイトリック」というメーカーの開発したジャック(アメリカのスイッチクラフトと並んで定番とされます)で、一般的なシールドのプラグ、マイクなどに使われるXLRタイプのプラグ、あとシンセサイザーとかに使われる(?)Hi-Zという規格のプラグにも対応した、マルチジャックです。まぁ要するに、ギターもマイクも、ここにプラグインします。ギターを録る場合には、マルチエフェクターやプリアンプのミキサーアウトなどからのシールドをここに接続します。もちろん、間にディレイとかを入れればアンプのエフェクトループに接続したのと同じような効果になります。ステレオアウトのディレイなら、この2つのINPUTに接続すれば、ステレオでの録音も可能になります。
また、右下にはPHONE端子があります。これを使ってヘッドフォンで録音のモニタをすることもできますし、また夜中にヘッドフォンでPCの音楽を聞くことも出来ます。
各コントロールについては、機種によっていろいろあるので特に説明はしませんが、だいたいのところでは入力、出力音のヴォリューム調整さえちゃんとできればさほど問題はないと思います。では裏パネルを見てみます。
EDIROL UA-25EX
いろいろとついていますが、左上にあるOUTPUTに注目してください。LRのステレオ出力で、一般的なシールドケーブルのプラグ用ジャックと、オーディオコンボに使われるRCA端子(赤と白で右と左を見分ける、あれです)が搭載されています。また、デジタルのINPUT、OUTPUTもありますね。このUA-25EXというオーディオインターフェイスは、「2in2out」と書かれますが、たとえばエフェクターだとこれは端子数を表しますが、オーディオインターフェイスの場合はそうではなく、パソコンにいくつ同時に音を入力し、また出力するか、ということを表します。2in2outは基本形で、ステレオでの録音と、ステレオでの再生が可能ということです。なので、たとえばこのモデルの場合、OUTPUTがLRそれぞれ2つ、ステレオのデジタル端子が1つ、ヘッドフォン端子が1つあるわけですが、それらに同時に出力することもできます。(機種によってはできないものもあります)ですが入力は、この場合前面パネルの2つと、デジタル端子がありますが、それらを同時に行うことはできません。もし同時にできたら、音がまざってぐちゃぐちゃになってしまいます。ですが、後で述べますが、ミキサーとセットになったタイプの場合は、多数のトラックをミキサー側で処理して、ステレオ音源としてPCに送ることができるものもあります。裏パネルで見るところはそんなもんでしょうか・・・。あ、中央右よりのところにUSB端子がありますね。これでPCと接続します。中央にMIDI IN/OUTもありますが、これは機種によってあったりなかったりするので、録音する、という目的だけなら気にしなくて大丈夫です。

  • オーディオインターフェイスの選び方

オーディオインターフェイスは、安いものは3千円代から数十万円するものまで、さまざまです。もちろん音質的な違いなどもいろいろあると思いますが、選ぶ上でチェックするポイントを書いてみます。

  1. 接続端子と対応スペック
    まず大事なのは、お持ちのパソコンに、そのオーディオインターフェイスが使えるかどうか、ですね。PCとの接続方法は、USB1.1、USB2.0、Firewire(=IEEE1394)が一般的です。中にはPCIスロットを使うものもあります。お持ちのパソコンについている端子をよく確認した上で選ばれるといいと思います。ちなみに、通信速度はUSB2.0>Firewire>USB1.1の順で速いです。
    また、対応スペックは主に付属ソフトウェアがパソコンで動作するか、ということになります。こちらも確認しておきましょう。
  2. 入出力端子
    入出力端子は、お持ちの機材がオーディオインターフェイスで使えるかどうかと言う点で重要になります。さきほどのUA-25EXほどのものになれば、プラグ形状の変換だけでほぼ全ての状況を網羅できますが、特に安価なモデルだと、本格的なマイクの接続のために別の機材が必要になったりしますので注意が必要です。ギターの録音だけならば、必要な変換ケーブルさえそろえば可能だと思いますが、もっといろいろ使いたい、という場合には注意してください。
  3. 音質
    これは言うまでもなく大事ですよね。オーディオインターフェイスの場合、入力、出力された音源をデジタルに変換して処理しますので、そこで音質が変わってきます。プロユースな高価なものになるとその変換する部分にコストがかかってくるわけですが、自宅で使われる場合、サンプリングビットレートを見れば十分だと思います。24bit/96kHzに対応していれば大丈夫でしょう。ほとんどの機材が対応しています。また、ここの変換でレイテンシが高くなってしまうことがあります。音を変換する処理で遅れが生じてしまうんですね。これについては、スペックから読み取るのは困難です。いろいろなレビューを見たりして対応するしかないと思います。また、お使いの環境によっても変わってきますので、一概に言い切れないのが難しいですね・・・こればっかりは使ってみるしかないと思います。
  4. 付属ソフトウェア
    特に初めてオーディオインターフェイスを使って録音しよう、という場合、付属のソフトウェアは大事になってきます。ほとんどのオーディオインターフェイスにはドライバソフトと一緒に音源の録音/波形編集ソフトが付属しています。中には本格的なソフトウェアをパッケージして10万円を超える、というようなものもありますが・・・そこまでいかなくとも、この付属ソフトで操作性は全く変わってくると思います。
    この付属ソフトを何に使うか、というと、これがあって初めて、パソコンをMTRのようにして使うことができるようになるのです。良くあるソフトでは、SONERやCubase、ProTools、Liveなどが有名でしょうか。これらのレコーディングソフトならば、マルチトラック音源を作ることができます。例えばギターをいくつもかさねて壮大なフレーズを作ったり、ヴォーカルを乗せたり、ミキシングをしたりということができるわけですね。これだけあれば曲作りの体制が整い、自宅に簡易的なスタジオができた、といっても過言ではないかも知れません。
    ただ、この付属ソフトウェアはネット上にあるフリーソフトやシェアウェアなどを使ってもできますので、それらを使う、という方ならばそこまで重要ではないかもしれません。

※なお、レイテンシについてはFireWire>USB2.0≧USB1.1となっている、とのことです。

  • ギターの録音に必要な機材

一部の機種は別として、さすがにオーディオインターフェイスだけではギターを録音することができません。シンセサイザーやエレドラ、ヴォーカルならば可能ですが、エレキギターやエレキベースはアナログな楽器でして、しかもギター本体はどちらかといえば端末のようなもので、エフェクターやアンプまで、すべてそろわないと音がちゃんと出ないというやっかいなものです。
そこで、ギターの音をラインで出力できる装置が必要になります。多くのフロア型プリアンプやマルチエフェクター、アンプシミュレータなどがそれにあたります。いろいろな種類がありますが、とりあえず音を録る、というのであればBehringer V-Amp 2あたりがいいかもしれません。V-Amp2はクリーンに設定し、キャビネットシミュレータをかけておき、歪みなどは他のエフェクターをお使いになれば、「ちゃんとした音」で録ることができると思います。もちろん、お使いのエフェクターから直接つないでしまうという荒技でも音は録れますが・・・。
ただ、ギターから直接オーディオインターフェイスに接続すると、(できるようになっているものは別として)インピーダンスがあわず、ノイズが乗ってしまうので注意してください。(ヴォーカルの録音も、できればマイクプリアンプを別に用意するか、内蔵されているものを選んでください)

  • オーディオインターフェイスの種類

では、おおまかにオーディオインターフェイスの種類をまとめてみたいと思います。

一般的なタイプ

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もっとも一般的な、いわゆる「オーディオインターフェイス」です。デスクトップタイプがほとんどで、だいたいハーフラック程度のサイズになります。ラックに収納できる大型で多機能なものもあります。

ミキサー一体型


ミキサーとオーディオインターフェイスがセットになったタイプです。というより、オーディオインターフェイス付ミキサーといった感じでしょうか。小型なものから大型なものまでいろいろあります。私が普段録音に使っているのもこのタイプです。ただマルチトラックレコーディングを行うだけならば付属ソフトでミキシングが行えるので、あまり必要ないかも知れません。入力端子が豊富なので、挿しっぱなしでいろいろなものを録音できるので、その点では便利です。

MIDIキーボード一体型

MIDIキーボードは、バンドで使うキーボードとは違って、音を打ち込んでトラックを作る歳に役立つツールです。打ち込みは楽譜を書いていく感じで行うんですが、普通だとマウスで一つ一つの音符をつけていくんですね。それだと大変なので、このキーボードを使えば簡単に打ち込みができるようになるというわけです。MIDI音源があれば、シンセサイザーのように使うこともできなくはないです。
DTMメインで、時々ギターを入れたいからオーディオインターフェイスが必要、というような方にはいいかもしれません。

ギター専用タイプ

Line6のToneportやZOOM ZFX、Guitar Rigなど、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ギターを直接接続し、パソコンをマルチエフェクターとして使ってしまおうという考えから作られたのが、このギター用オーディオインターフェイスです。最近は増えてきましたね。録音ソフトも付属しますので、パソコンがマルチエフェクターだけでなくMTRにもなります。ただ自由度は低いですので、ギターの録音と、あとマイク録音程度を考えておられる方にはいいのではないでしょうか。機材はギターさえあればいいので、宅録用にプリアンプやマルチエフェクターをそろえる必要がないのは強みですね。

安価な簡易的タイプ

安価で簡易的なタイプです。どちらかといえば楽器の録音よりも、パソコンにオーディオを接続するツール、と考えるとしっくりきます。

  • やっぱり安い方がいいんだけど・・・

・・・というのは当然ですよね。そこで、「とりあえず音を録る」だけを目的として、EDIROL UA-1EXを使ったらどうなるでしょうか。(廃盤。似たモデルとしてBehringer UCA202といったモデルがあります。)実は、うちのノートパソコンのスピーカーがあまりにもショボかったので、別に買ったデスクトップ用オーディオをPCにつなぐためにUA-1Exを使っているんですが、せっかくなのでこのUA-1Exと付属の簡易録音ソフト「Sound It LE3.0」を使って音を録ってみようと思います。
さて、UA-1Exは入出力端子の種類があまりありません。オーディオコンボとかにある、赤と白のステレオケーブル「RCA」と、イヤフォンなどについているミニピンタイプのジャックのみです。なので実際にギターを録音するには変換ケーブルが必要です・・・が、変換ケーブルは数百円程度で電機店などにありますので、あまり心配する必要はありません。
ただ今回は、ちょっと場所的な問題もありまして、録音したのはギターの音ではなくiPodに入っている音源となりますが、とりあえずどんな程度で録れるのか、を聞いてみてください。

サンプルサウンド

(慣れないソフトを使ったからか、音量がかなり大きくなってしまっています。ご注意ください)
使用機材はiPod touch 16GBとUA-1EX、そしてそれに付属してきたSound It LE3.0です。普段ギターを録っているのとは違いますが、操作性も悪くありませんね。
音源は・・・恥ずかしながら私のオリジナル曲デモのギターソロ部です。ちなみに元のオリジナル曲は、YAMAHA MW10というミキサー一体型のオーディオインターフェイスと、それに付属してきたCubase LEを使っています。サンプルサウンドのフェードイン、フェードアウトはSound It LE3.0で加工したものです。
こんな感じで、安価なタイプのオーディオインターフェイスでも大がかりなことを望まなければ実は十分に機能します。手軽にパソコンで録音したい、という方は、是非一度試してみてください。ただ先ほども書きましたとおり、これでギターの音を録るにはライン出力できる機材が必要です。ヴォーカルも、マイクプリアンプがないとちょっと厳しいので、あくまで「とりあえず録る」のが目的ならこれでもできます、ということです。
音源の編集ソフトは、慣れるまでどうしても時間がかかるものなのですが、慣れてしまえば録った音源でハードディスクが足りない・・・というほど遊べます。録った音をiPodなどに入れて練習にもっていけば新曲をメンバーに聞かせるのも簡単ですし、なによりも音を録るというのは一番練習になるそうです。宅録は楽しいと思います。


というわけで、今回はオーディオインターフェイスについて説明してみました。次回Vol.2では、いろいろなオーディオインターフェイスの紹介をしてみたいと思います。



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