【ブースター】BSM RPA ”Major” Special Booster [リッチーブラックモア・プリアンプ] |
この「RPA Special Booster」は、Deep PurpleやRainbowに在籍した、もはや「生きる伝説」的なギタリスト、リッチー・ブラックモアのサウンドを再現する、というものです。
その元になったという機材は、「AIWA TP-1011」というテープレコーダーで、これをテープエコーとしてマーシャルアンプのINPUT前に接続し、またそのレコーダーのマイクプリアンプでブースト効果を得ていたときの音、とのことです。1974年、リッチーがDeep Purpleを脱退し、Rainbowを結成する前年から使われたセットアップだそうですね。
このペダルでは、そのAiwa TP-1011によるブースト効果と、マーシャルアンプに施されていたハイパス改造を合わせたことによるトレブルブーストを再現したペダルということになるようです。コントロールは、GainとEQの2つで、これらとアンプやギターと組み合わせることでリッチーサウンドが得られ、さらに生産数も非常に少ないペダル・・・らしいです。
なかなかハイエンド価格ですが、やはりそれだけリッチーの音は再現が難しいということなんでしょうか。それにしても(リッチーファンの方には常識なのかも知れませんが)Aiwaのテープレコーダーを使っていたとは・・・。そっちの方を知らなかったので、けっこうびっくりしました。当然、今とは使える機材数が全く違うので単純に比較するわけにはいかないと思いますが、ビートルズやジミヘン、リッチー・・・伝説として残っていくアーティストさんって、音作りへの試行錯誤がハンパじゃないんでしょうね。アナログだとかデジタルだとか、こういう音にはこの機材、などにこだわるより、なんでも試していかないと本当の意味での「音作り」とは言えないんじゃないかと改めて思わされます。過去のノウハウを生かすのはとても大事なことですが、それに頼りすぎて頭が固まってしまわないようにしたいな、と考えさせられました。
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