リーズナブルな価格の、Carl Martin VINTAGE Seriesに新製品が登場しました。デンマークの名門エフェクターブランド、カールマーチンサウンドを気軽に鳴らせるペダルということで、人気も高いシリーズですね。
さっそく、見てみましょう。
2つのオーバードライブトーンモード切り替えスイッチを装備CARL MARTIN / DC Drive【カールマー... |
カラッとクリアな歪みが特徴、とのことなので、おそらくブライトなオーバードライブサウンドなのではないかと思います。Boostは最大+12dbまでのクリーンブーストで、説明を読む限りでは、ブースターのみのON/OFFもできそうな雰囲気なんですが、右側のフットスイッチが「BYPASS」、左側が「BOOST」と書かれているので、そのあたりは試してみたいですね。
どちらにしても、正統派で使いやすそうなペダルです。
Carl Martin Classic Flange |
それを機械的に、モジュレーションディレイで再現したのがフランジャーです。あまりフランジャーだけっていうペダルは多くないんですが、今回珍しく出ました。
コントロールは、Speed、Depth、Pre-Delay、Feedbackとなっていて、右側のフットスイッチがON/OFF、左側でスピードをFastとLowで調整できます。テンポにあわせて、LEDが点滅するので分かりやすいです。タップテンポはありません。
コントロールは一般的ですが、Pre-Delayが調整できるのはいいですね。少し原音を出して、そこからフランジャーをかける、その時間を調整できます。たとえばラックタイプやソフトウェアのスタジオ向けエフェクターにはよくあるパラメータですが、コンパクトエフェクターでは珍しいかも。速度を2段階で切り替えできるのも、効果的で楽しそうです。
CARL MARTIN Classic Opto-Compressor |
コントロールは、Gain、Level、Comp、Attackで、Gainコントロールはフォトカプラの光の強さ、という感じだそうです。他は一般的なコントロールですね。
コンプレッサーは地味ですが、こだわると果てしないペダルの一つです。しかも人によって好みの違いが大きいので、探しておられる方は一度試されるといいと思います。
というわけで、Calr Martinの新製品を見てみました。どれも基本的に正統派ですが、そこから一つこだわったような仕様になっているのが特徴的ですね。手頃ですし、良い感じのペダルではないかと思います。