グレコから「ミラージュ」の30周年記念モデルが登場！

Greco Mirage･･･海外輸出名、Ibanez PS-10、そしてこの独特なシェイプといえば、もう思い浮かべるものは一つではないでしょうか。
KISSのギタリスト、ポール･スタンレイのメインギターとしても有名なこのモデルは、グレコのオリジナルシェイプを持つギターです。1978年の発売から今年で30周年を迎えると言うことで、記念の限定モデルが発売されました。
メイプルトップ、マホガニーバックのボディに、マホガニー1ピースネック、22Fエボニー指板を組み合わせ、PUにはディマジオのPAFモデルを搭載。2VOL、2TONEに手前についた3WayPUセレクターと、レスポールと似通ったスペックを持つギターです。もともと、70〜80年代のグレコといえばほとんどコピーメーカーで、フェンダー系、ギブソン系、ハコモノ系問わず生産していました。そのクオリティの高さから後にFender Japanとして認定されるようになり、実質的には（細かくは違いますが）今のグレッチも生産するほどのメーカーですので、もともとのスペックがレスポールに似ていても別に不思議ではありませんね。
このモデルでは、特にオリジナルの復刻、というわけでもないらしく、新しくいい材やパーツを組み合わせて製作されるモデルという意味合いの方が強いようです。グレコがライセンス生産を行うゼマティスを思わせるような豪華なアヴァロンのバインディングも特徴的ですね。（ちなみにポールスタンレイモデルもバインディングはかなり目立っていました。）
カッタウェイのデザインが「何か」を連想させると言われることもありますが、とても弾きやすいギターだそうですね。私は一度も触ったことがないのですが、スペックを見る限り音もスタンダードで使いやすいのではないかと思います。過去のモデルには、トリプルコイルPUとかいろいろなものがあったらしいです。
Fender Japanとゼマティスの影に隠れがちなGrecoですが、最近は小型アンプを出したり、いろいろ動きがみられますね。これからが楽しみかもしれません。
　
人気blogランキングへ