リットー･ミュージック 歪みエフェクターブック

リットー･ミュージックさんから発売された、「歪みエフェクター・ブック」を買ってみましたw
潔い本、という印象です。簡単にご紹介してみますね。

【送料無料】ギター・マガジン　歪みエフェクター・ブック 価格：2,100円（税込、送料込）

Guitar Magazineでおなじみのリットー･ミュージック、ギタマガ編集部による歪みエフェクターに焦点をあてたムック本です。内容はといえば、まずは圧巻の90種類のペダルレビュー（GALNERYUSのSyuさん30機種、末原康志さんが60機種）が入り、その後今を代表する、マニアックな機材をそろえるお店のガイド、そして初心者の方向けの歪みエフェクターのセッティングや使い方の話があり、最後にこんどは上級者向けと思われる、プログラマブルスイッチャーの使い方、といった記事が載っています。
そしてペダルレビューと連動した、90種のエフェクターサンプルサウンドが収録されるCDが付属します。録音環境も書かれていて、GALNERYUSのSyuさんがESPのシグネチャーギターとMarshall JCM2000 TSL100+1960Aキャビネット、末原康志さんがFenderカスタムショップのテレキャスに、Carr Mercuryを0.5W出力に設定しての録音となっています。それぞれ聞いてみましたが、すでに知っているペダルでも、「あーこれこれ、この音！」というのもあれば、「こんな音が出るんだ」というのもあって、なかなか面白かったです。逆に考えると、知らないペダルの音を判断する際、とても参考になると思いますが、それが全てだと思ってしまうと実際弾くと「違う」となることもあるかもしれません。まぁこれはどんなサンプルサウンドにも言えることで、特にエフェクターの場合は使うアンプやギター、そしてプレイスタイルによって音は違って聞こえますので、これは仕方がないことなんでしょうね。むしろちゃんとセッティングを公開してくれているあたり、丁寧に作られていると思います。しかしやはり最後は自分で弾いてこそ、ですね。
その後のショップガイド、日本全国にある、マニアックな楽器屋さんが紹介されています。いくつか挙げると、たとえばイケベアンプステーションさんのような大きなお店から、関西のエフェクター情報発信基地、TONE BLUEさん、当サイトでもおなじみのナインボルトさんや、老舗のf-sugarさんなど全9店の楽器屋さんが紹介されています。どうやらギタマガ編集部さんの方で選んだお店に連絡が行って、取材という形になっているらしくて、どこもおもしろいお店ばかりだと思います。ただの広告って感じじゃなく、是非一度行ってみたいお店ばかりでした。
誌面のエフェクターレビューは簡潔に書かれています。これだけの数をまとめてレビューするって相当大変だと思いますが、そこはさすがプロの方だと思いました。写真を見ているだけでもけっこう楽しい本だと思います。コンテンツ自体はいろいろなものがあるというよりも、的を絞って潔く作られた本だという印象でした。
　
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