ロジャーメイヤーから登場した、最新のゲルマニウムファズペダル「Classic-X」をご紹介します。歪みエフェクター・ブックでも取り上げられていたモデルですね。
このペダルは、基本的にはジミ・ヘンドリクスのサウンドエンジニアであるロジャーメイヤーが、ジミのためにカスタムしたゲルマニウムのファズフェイスを元に、欠点を解消したモデルとのことです。具体的な欠点とは、ファズ回路にときどき起こる発振や電波干渉(ラジオを受信したりするやつですね)、そしてゲルマニウムトランジスタのモデルに特に多い個体差の問題です。これらを解消し、より安心して使えるモデルとなったのがこのペダルというわけですね。
コントロールは、Drive、Fatness、Outputとなっています。DriveとOutputは、「FUZZ」「LEVEL」として本家ファズフェイスにも搭載されていたコントロールです。Fatnessコントロールは、その名の通り「音を太くする」コントロールで、歪みエフェクターブックによると、いわゆるミッドブースターとのことです。右に回すと中域が強くなり、左に回すとドンシャリのサウンドになるようですね。
このペダルは1In3Outの仕様になっています。アウトプットは、1つのハードワイアードアウトと、2つのバッファドアウトで構成されていて、ハードワイアードアウトはバッファ回路を通らないアウトプット、バッファドアウトはバッファ回路を通るアウトプットとなります。バッファドアウトは2つありますが、これらはロジャーメイヤーのVOODOOシリーズ伝統の、「アクティブ・スプリッター」、いわゆるパラアウトということになるようです。
このパラアウトってのがなかなか面白くて、もちろん古くはアンプ2台に接続して使っていたわけですが、今だとたとえばそれぞれのアウトプットから他のエフェクターを接続しておき、最後にAB BOXでまとめるとフットスイッチ1発で複数のペダルの切替、みたいなこともできそうですね。
ファズペダルとしての使い方はもちろん、さまざまな使い方が考えられるモデルということで、なかなか興味深いです。
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