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WMD Geiger Counter ファーストインプレッション


WMD(William Mathewson Devices)のペダル、Geiger Counterが届きました!さっそく弾いてみましたが、いったいこれは何者なんでしょうか?w
という感じで、使いこなすまでは相当時間がかかりそうだったので、まずはファーストインプレッションとして、試奏レポートのような形で書いてみようと思います。
いってみましょう!

WMD Geiger Counter


こちらが、そのガイガーカウンターです。このデジタル表示のディスプレイと、公式サイトの「digital destruction」という言葉から、デジタルエフェクターだと思ってしまうんですが、実はアナログペダルです。ペダルのサイズは、ANALOG.MAN Clone ChorusやSobbat DRIVE BREAKER 1等と同じです。
それでは、まずこのペダルのコントロールについて書いてみます。見ての通り、6ノブと2つのモード切替スイッチ、そしてディスプレイという形になっています。

まずはペダルの右側から。下の赤い頭のノブはVolumeコントロールです。アウトプットレベルをコントロールします。で、その上ですが・・・黒いノブは、細かいクリック感があり、回すとディスプレイの表示が16進数で00〜FBまで変化し、全部で252種類の波形パターン(Wave Table)を選択することができます。波形パターンについては、こちら(pdf)を参照してください。
さて、さらにこの黒いノブですが、プッシュ式のスイッチにもなっていて、これを押すと「Sample Rate」と「Bit Depth」のコントロールモードを変更することができます(後述します。)

続いて、ペダル左上のコントロールです。写真左側がGain、右側がToneで、Enable/Disableの切替スイッチはトーンを有効にするか無効(カット)にするかを選択できます。

そして・・・まだよく意味が分かっていないんですが、左側下段のコントロールです。左側がSample Rate、右側がBit Depthコントロールとなっており、Bits/Maskの切替スイッチはBit Depthコントロールのモードを変更します。また、さきほどの右側にある黒いノブを押す(Push Mode)と、Sample RateとBit Depthそれぞれに付いているLEDが、「無灯、赤、黄色、緑」で切り替わります。何度も押すとそれぞれの組み合わせで、4×4の16通りの組み合わせを作ることができます。
Sample Rateコントロールは、上げるとサンプリングレートが高くなり、音は緻密に、下げると低くなるので音は破壊的になります。このコントロールはKEY INPUTからも動かすことが出来、また、coarseモードと、fineモードがあります。fineモードの方が高周波数を可変するようです。で、このcoarse/fineモードと、KEY INPUTのON/OFFを切り替えるのがさきほどのPush Modeで、LEDが黄色と緑のときはKEY INPUTがONに、LEDが赤と黄色のときにはfineモードとなります。
Bit Depthコントロールは、音をローファイにするときに使うモノで、上げるとローファイになります。このコントロールはWave tableの波形処理の前後を切り替えることができ、またKEY INPUTでも操作できます。Push Modeの切替により、LEDが黄色と緑のときはKEY INPUTがONに、LEDが赤と黄色のときにはWave tableの前にこのコントロールを通ります。また、Bit Depthコントロールには2つのモードがあり、Bits/Maskの切替スイッチで切り替えることが出来ます。Bitsモードでは、「音の解像度を減らす」ことができ、Maskモードではフィルターとなります。Maskモードだとノイズリダクションのような働きをさせることもできます。
さて、このペダルにはINPUT/OUTPUTの他にKey Inputという端子がついています。これはLFOを読み込んだり、CVコントロール(古くからの、アナログ回路を外部からコントロールする信号方式)を読み込んだりできるものです。これは、例えば最近Moogから発売されたMidi/CVコントローラ、「MP-201 Multi Pedal」などを接続すると、Sample RateとBit Depthコントロールを可変できるようになるというものです。
・・・というのがこのGeiger Conterのコントロールです。慣れれば音作りも早くなるそうですが、慣れるまでが大変そう・・・w
では、ちょっと中身を見てみましょう。これだけの機能でアナログペダルということですから、期待が持てます。

こちらが、内部回路です。思っていたよりシンプルで、びっくりしました。もっとごちゃごちゃしてると思っていたのでw
一応、この基板は両面にパーツがついているようです。また、キモとなる部分でしょうか・・・にはモールドがかけられています。内部にはトリムポットとDIPスイッチがついていて、トリムポットはゲインを微調整でき、DIPスイッチはKEY INPUTのコントロールをSample RateとBit Depthではなく、Volumeコントロールに割り当てるときに切り替えるようです。

これは、このペダルの「音へのこだわり」を如実に表すような部分です。いわゆるトゥルーバイパスのスイッチですが、ジャックとスイッチを繋ぐのはこの黒い線です。これ、よく見るとシールド線を使っていますw
ノイズ発生器のようなペダルであるにもかかわらず、ジャックとスイッチを繋ぐ線ではできるだけノイズを減らそうとしているのが見てとれるので面白いです。シールド部分が接続部に触れないよう、しっかりとキャップ(?)で止めてありますね。

では、レポートしてみましょう。

  • 操作性

最強、かつ最悪ですw
こうして記事として説明しながら書いているとより理解が深まってきましたが・・・コントロールできる部分が非常に多く、しかもあまりなじみのない部分なので慣れるのが難しいという意味では操作性は最悪、しかしよく見てみるとそれぞれのコントロール配列がとてもよく考えられていて、じっくりやればすごい力を発揮する、という意味で最強です。おそろしいペダルですw
Wave Tableは電源を切っても最後の設定がメモリーされるので、一度設定しておけばまたあらためてやりなおすという必要はありません。これはよく考えられていると思います。

  • サウンドレポート

基本的に、レポートカテゴリの記事ではサンプルを録らないでレポートを書いていくつもりだったんですが・・・あまりにもえらいことになっているので、サンプル・・・というか、試行錯誤中の様子をUPしてみました。
10分間、あっちこっちのコントロールをいじりながら適当にギターを弾いている様子です。このペダルの破壊的なサウンドの片鱗だけでも分かるかと思います。こちらからどうぞ。(容量の関係でYOUTUBEに入らなかったので、特設ページを用意しました。wmvプラグインです。見れない方はダウンロードしていただいてもかまいませんが、重い上そこまで価値があるかどうか・・・w)
現時点ではレポートというか、ただの感想しか書けませんが・・・設定によっては、なかなかきれいなクリーンサウンドになったり、ワケの分からない轟音になったり、ただのノイズの塊になったりします。場合によっては、ギターのもつ周波数を全カットしてしまって音が出ないようなこともありましたw
Z.Vex Box Of Metalのフィルタ回路のように、強烈なノイズリダクション的な効果が出たり、逆にどうにもノイズがとまらなかったり、どの音を弾いても「ゴーー」としか言わなかったり、リングモジュレータのようにもなります。ファズっぽいハイゲインディストーションとか、本当にいろいろな音がでますね。最高に面白いですが、意味不明ですw
時間を掛けて使いこなせるようになれば、改めてレビューさせていただこうと思っていますが・・・とにかく、これを作った人は天才というか変態というか・・・そんな感じですw
 
というわけで、Geiger Counterのレポートでした。使いこなせれば飛び道具としてすごい力を発揮しそうです。ところでこのエフェクター・・・オーバードライブとかコーラスとかのジャンルでいうと何になるんでしょうね〜w



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