Electro-Harmonixから、新製品「Big Muff Pi with Tone Wicker」が発表されました。これは果たして、FUZZ BOOKで語られていた「あれ」なんでしょうか。
デザイン自体はLittle Big Muffとほぼ同じですが、ホワイトカラーリングにグリーンの「Big Muff」の文字と、これまでのBig Muffにはない見た目になっています。
コントロールはVolume、Tone、Sustainの他に、「Tone」と「Wicker」の2つのミニスイッチが搭載されています。Toneスイッチは「OFF」の位置にするとToneをバイパスするもので、いわゆる3rdモデルと呼ばれるBig Muffに搭載されていたスイッチを再現したもののようです。Wickerスイッチは、ONにするとWickerモードとなり、高域が解放されて現代的なレンジの広い、ブライトなサウンドとなり、OFFだと高域は出力されず、クラシックな「オリジナルBig Muff」のサウンドになるとのことです。トゥルーバイパスとなっており、アダプタも9Vセンターマイナスのタイプをつなぐジャックが搭載されます。
果たしてこれはどういうものなのか、ということですが・・・どうやらこれは、1969年マイク・マシューさんが製作したオリジナルのBig Muff1号機の回路をそのまま作り直したモデルとのことです。その1号機はジミ・ヘンドリクスの手に渡った物で、甘いヴァイオリントーンのようなサステインと荒々しい歪みが特徴だったとのことで、今回の新製品ではTone BypassとWickerモードを追加した以外は完全にオリジナルと同じ物だ、とマイク・マシューさんが言っているようです。いわゆるFuzz Bookに載っていた、「ごく初期の長いサステインと甘いサウンドに近づけている」ということで話題になった新製品は、やはりこれのことだったようです。アメリカではすでに定価が出されていて、向こうの定価ではありますが・・・Electro Harmonix Metal Muffの「実売価格」とほぼ同じ「定価」になるようです。つまり・・・実売はもっと安いってことでしょうか。日本に入ってくるときにどうなるかはまだ分かりませんが・・・いずれにしても楽しみですね!
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