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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

t.c.electronic NOVA REVERB NR-1


ねんがんの コンパクトリバーブ をてにいれたぞ!
・・・ということで、某楽器店のセールで見つけた、t.c.electronic NOVA REVERBを買ってみました。「箱汚れ」ってことだったんですが、届いてみるととてもきれいでした。
これまでリバーブはG-Sharpを使っていて、その音は気に入っていたんですが、やはりラックということで融通が利かなくて、ただリバーブだけのためにこれをつないでいるのもなんだかもったいないような気がしていましたので、コンパクトペダルのリバーブを探していました。
他の候補としては、Digitech HardwireシリーズのRV-7がLexiconの技術を使っていてとても良いという評判を聞いていたり、あとは定番のBOSSLine6なども考えていたんですが、今までがTCだったというのもあり、同じTCのNova Reverbを安く見つけることができたのでこれにしました。
では、レビューしてみたいと思います。

t.c.electronic NOVA REVERB NR-1


こちらがその、Nova Reverbです。大きさはかなり小さくて、KORG DT-10より一回り大きいくらいですね。

コントロールは、decay、pre delay、color、dynamix、mix levelとなっています。decayコントロールはリバーブの減衰時間を設定します。長くすれば、リバーブ音が長く残るわけですね。pre delayは原音の入力からリバーブの音が出るまでの時間を調整します。colorはいわゆるリバーブのToneで、右にまわせばリバーブ音の高域が、左に回せば低域が強調されます。dynamixコントロールは、ラックの名機といわれるTC2290ディレイに搭載されていたコントロールで、ノブがセンターの位置(クリック感があります)でOFFとなり、右に回すとポジティブモードとなり、演奏中はリバーブをおさえ、音が止まるとリバーブが強くなる効果が出せます。ダッキングディレイのリバーブ版みたいな感じでしょうか。左にまわせばインバースモードとなり、演奏中にリバーブがかかり、音が止まるとリバーブも止まるという効果となります。mix levelはリバーブと原音のミックスを調整します。

リバーブのタイプはおおまかに5種類、room、spring、hall、plate、specialsとなっていてそれぞれの中に3〜5種類のリバーブが入っていて、計18種類のリバーブを搭載しています。
まずRoomリバーブはSmall、Midium、Largeの3種類の「部屋のサイズ」と、tiledというタイル張りの、バスルームのような効果が搭載されています。
Springは最も一般的なPlain、古いリバーブボックスをシミュレートしたClassic、ギターアンプのリバーブをシミュレートしたVintageが搭載されます。
HallリバーブはSmallとMidiumで小さめのホールを、Churchで教会のような効果を、ClassicはTC Classic HallというTCお得意のリバーブ、Concertは大ホールでの残響をシミュレートしたものです。
Plateは3種類のプレートリバーブをシミュレートしていて、Tinが最も一般的なタイプ、Goldが従来のプレートリバーブの特徴をデジタルでさらに広げたタイプ、Silverがその中間的なサウンドとなっています。
Nova ReverbオリジナルのSpecialsリバーブは、「エフェクターで作ったリバーブ」を再現するStomp、初期反射音だけを付け加えるAnbience、LFOを使ったModulatedの3種類が入っています。
Nova Reverbもコンパクトエフェクターなんですが、Stomp Reverbモードが入っているあたり、「うちのリバーブはちょっと違うぞ」というようなTCの自信を感じます。これはさすが、ラックエフェクター全盛時代に「リバーブのTC」といわれただけのことはある、ということでしょうか。
フットスイッチは2つあり、左側が「manual」、つまりそのままのノブやタイプの状態のON/OFF、右側が「Preset」で、設定しておいたセッティングの音を出すことができます。作ることが出来るプリセットは1つだけで、セットしておきたいセッティングにした状態でPresetスイッチを長押しすればその状態が保存されます。
また、Nova Reverbはラックエフェクターのように、インプットレベルの調整をすることができたり、また、スピルオーバー(ON/OFFの切替等で残響がそのまま切れるのではなく、最後の残響だけを残す)機能も搭載されています。
筐体には特殊なネジが使われていて、中を開けることが出来なかったので、今回は内部写真はありません。
では、レビューしてみたいと思います。

  • 操作性

かなり多機能なエフェクターなんですが、操作性は非常に良好です。一般的なコンパクトリバーブよりも設定できる項目が多岐にわたっているので、一瞬難しく感じるかも知れませんが、各コントロールの役割がはっきりと分かれていて、それがきちんと音に反映されるので慣れるのも早いのではないかと思います。ラック出身のメーカーさんがコンパクトペダルを作ると、一つのノブに複数のパラメータを割り当てたりしてややこしくなることが多いんですが、TCは昔からコンパクトも作ってきただけあって、そのあたりのこともよく分かっているなと思います。

  • サウンドレポート

では音を。今回はちょっと時間的にあまりサンプルを録ることが出来なかったので、音源はあまりありませんが・・・とりあえずサンプルを。

Vintage Spring

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ギターアンプに搭載されていたようなスプリングリバーブのサウンドです。だいぶ強めにかけています。

TC Classic Hall 奇抜なセッティング

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ホールリバーブですが、リバーブ自体を非常に強くかけ、原音をカットしたセッティングです。ギターサウンドにはオーバードライブをかけ、12Fと7Fのハーモニクスだけで弾いています。

Midium Room 常時ONにできるセッティング

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普段から基本的に常時ONにして使っているセッティングです。かけているかいないか分からないくらいのリバーブですが、あるのとないのとではギターサウンドに大きな違いが出ます。
サンプルはこんな感じで・・・普段からかけっぱなしにして使えるような音から、正統派なリバーブサウンドはもちろん、奇抜なサウンドまで幅広く音作りができます。リバーブ音も自然で、デジタルリバーブとしては非常に完成度の高いペダルですね。ただ、どのセッティングにしても、なんとなく「TCサウンド」という感じになりますので、その音が好きではない方もおられるかもしれませんね。私はもともとG-Sharpを使っていてTCのリバーブ音が好きだったので、とくに試奏しないで買ってしまいましたが、いろいろと比較して試奏してみるのもおもしろいかもしれません。
たとえばライブ等では、頼めばPAさんがリバーブをかけてくれますし、3つ目のサンプルのようなリバーブなら普通にライブハウスの残響だけでも十分なので、特にギターにとってリバーブはエフェクターとして必要性が高いモノというわけではありません。たいていのアンプにも搭載されていますし。しかし、主に自宅で弾いたり録音したりする場合、リバーブはとても大事なエフェクトだと思います。


最後に1枚、うちの残響系を担ってくれているペダルです。TCって元Eventideの人が作った会社らしく、ペダルやロゴの雰囲気がとても似ていておもしろいです。個人的にリバーブって好きなので、次は本物のスプリングが欲しいなぁなんて思っています。
というわけで、t.c.electronic NOVA REVERB のレビューでした。さすがTCというか・・・質の高い、よくできたペダルだと思います。



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