昨年、ノイズ系のプレイヤーさんの間に新風を巻き起こし、一気に定番のノイズブランドへとのし上がった感のある「M.A.S.F」から、ギターにも使える新作のファズペダルが登場しました。
新型ファズペダル、「Bloody Emily」は、ノイズブランドM.A.S.F製のファズペダルというだけあって、かなりの激しい発振をするペダルのようですが、ただノイズだけでなく、いわゆるハイゲインなファズサウンドも作り出すことができるというペダルです。
このペダルは、基本的には1ノブで作られたファズペダルなんですが、それをさらに制御するため、ミニスイッチが2つとフットスイッチが1つ増設されている、という雰囲気です。
ではコントロールを見てみます。まずはVolコントロールで、ノブはこれだけです。続いて、トグルのBoostとOscスイッチ。これはその名の通り、ブーストと発振のON/OFFが可能なスイッチですね。そして、左側のフットスイッチがOscスイッチとなり、トグルのOscスイッチのフットスイッチバージョンです。トグルとフットスイッチ、どちらかがONになっていれば激発振モードとなるようです。ただ、セッティングによっては発振モードがOFF時にも普通に発振することもあるそうです。このあたりのジャジャ馬な感じは、ノイズブランドらしい雰囲気ですね〜。
普通のファズモードのときは、ピッキングやギターのVolumeに対して非常に反応のいいハイゲインファズペダルとなります。フットスイッチで発振モードにできるというのは、Red Witch Fuzz Godを思い出しますね。あれがもっとシンプルになったような操作感でしょうか。
Youtubeにオフィシャルのサンプル動画がUPされていますのでご紹介します。このペダルの場合、言葉で説明するより見ていただく方が分かりやすいと思います。
まず轟音系のファズサウンドが鳴り、23秒〜39秒の間はクリーンサウンドとなっていますが、動画を見ていただくと分かるとおり、この間ペダルには触れておらず、ギター側だけでゲイン調整がされているのが分かります。そして46秒あたりでOscスイッチが踏まれると、あとはカオスな世界が待っています。別のサンプルを見ると、発振音はギター側のVolumeやToneでコントロールしているのが分かります。
発振系のファズは先ほど挙げたFuzz Godの他にも、Fuzz Factoryや八八式毛羽立歪機などと言った有名で人気の高いモデルがありますが、それらと肩を並べる出来映えの発振系ファズペダルと言えるのではないかと期待しています。これは正直、本気で欲しいです・・・もし買ったらまたレビュー等させていただきますね。
・・・そうそう、オマケで巾着袋やぬいぐるみが着くようですが、それらも全て手作りだそうです。すごいです。
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