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DERAX AD-8 〜きになるペダル Vol.66

おもしろそうでしかも安いディレイペダルをご紹介します。先日突然登場したエフェクターブランド、「DERAX」のディレイ、AD-8です。
DERAXのペダルは、まだはっきりとした根拠はないのですが、おそらく中国のエフェクターブランド、「Biyang」のOEMとなるのではないか、とのことですね。すでに一部で話題となっています。現在ラインナップは、AD-8の他にオーバードライブのOD-7、ディストーションのDS-8があるようです。ちなみに中国のBiyangは非常に多数のエフェクターをラインナップしています。
さて、このAD-8ですが、20〜600/20〜1100msの2モードを搭載したアナログディレイ、とのことです。といっても、このディレイタイムの長さを見ると、回路自体はアナログで構成されているようですが、BBDを使ってのいわゆるフルアナログディレイかどうかは不明です。2つのチップセットを使っているとのことなので、たぶんBBDではないと思います。(これまでのところBBDを使ったアナログディレイで最も長いディレイタイムはMAXON AD999の900msだと言われています。また400msを超えるディレイを作ることが出来るBBDは特に高価になってしまいます。)

さて、問題は出音なわけですが、これがまさにアナログディレイといった感じで、ローファイでいい雰囲気を持っているように思います。こちらの動画(OEM元と思われるBiyang AD-8の動画です)を見ていただくと分かりますが、アナログディレイらしいやわらかめのディレイで、反復ごとにフィルタがかかって高域が削られていくのがよく分かります。600msモード、1100msモード共にかなり簡単に発振させることができるタイプのようですね。この軽めの発振音は、中国ブランド「Daphon」のOEMだったトニースミスのDL-80を思わせます。
価格も安いですし、これはディレイを探しておられる方にはかなりおもしろいペダルの登場ということになるのではないでしょうか。これは是非弾いてみたいですね!ペダルの内部についても非常にきになりますw
 
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