なかなかよさげなギター用シールドケーブルが登場です。主にオーディオ機器の分野で支持を集めているAudio-Technicaから本格的なギター用シールドケーブルが発売されました。Audio-Technicaは、昔はどうか分からないのですが、最近だと、どちらかといえばいわゆるビギナー向けといった感じの、安価なギターシールドを作っていたように思いますが、もともとAV機器で力のあるメーカーさんですから、楽器用のケーブルなどを手がけるのも不思議ではないですね。
さて、今回発売されたAudio Technica GX8シリーズは、酸化物を含まない純度の高い銅、OFC（Oxygen-Free Copper/無酸素銅）と、さらに銅の結晶を均一化したPCOCC（Pure Crystal Ohno Continuous Casting Process/単結晶状高純度無酸素銅）を組み合わせた二層構造の中心導体を持つシールドケーブルとなっています。Audio-Technicaは、カーオーディオ用などにもOFCとPCOCCの組み合わせのケーブルをラインナップしているようですね。
芯線の中央にPCOCCを、その外側にOFCを使っている形となっていて、その回りに絶縁体、続いて静電気を除去するための導体、外部からの干渉を防ぐシールド、でPVC（ポリ塩化ビニル）の外皮という構造となっているようです。サウンド的には、OFCとPCOCCという抵抗の少ない材を使っているため、ワイドレンジなタイプの出音となるようですね。
プラグにはスイッチクラフト製のものを使っており（そのため見た目はベルデン等と似ていますw）、価格としては普通のギターシールド＋α程度といったところでしょうか。もちろん出音などは実際使ってみないとわからないところではありますが･･･悪くなさそうですよね。Monster Cable Rockみたいな派手さはいらないけど、ちょっとだけワンランク上のケーブルを考えておられる方にもいい選択肢となるのではないかと思います。
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