ブースター GtrWrks 19 Sixty 3 [送料無料!]【smtb-TK】 |
果たしてたった1年でどれだけ増えているのでしょうか!?
- クリーンブースターとは
前回にも似たようなことを書いてますが、あらためてということでw
クリーンブースターとは、その名の通り、ペダルに入力された波形をほとんど加工せず、そのまま振幅を大きくして(音量=dbを高くして)出力するものを言います。アメリカなどでは、トレブルブースターやミッドブースターに対して、クリーンブースターを「フルレンジブースター」と呼んでいるようですね。要するに、全周波数帯域をブーストするもの、ということになります。
ただ、中にはクリーンブースターでも少しクリッピングして歪みを付加しているものや、あえて原音とは雰囲気を変えるものも増えてきています。前回は、「それはクリーンブースターと言っていいのか」という疑問があったため載せなかったんですが、最近の流れを見ていると多少の味付けはペダルの個性の一つという考えの方が多いように思いますので、今回はそういったタイプのものも載せていこうと思います。結局、出音で判断するしかないのですが、基本的にだいたいクリーンのまま音量を上げるものであれば、こちらではクリーンブースター/フルレンジブースターとして見ていこうかと。では、行ってみましょう。(ご紹介の順序は適当ですが、だいたい実売価格が低い順に並べてあります)
NOC3 Earthtone Boost
日本に入ってきたばかりのブランド、NOC3(インオーシースリー)のブースターです。最近増えてきた極小サイズのケースを使った、JFET1石のクリーンブースターですね。最大+15dbまでのブーストと、ブースト量は控えめですが、あえて必要十分なレベルに抑えることでクオリティを上げたモデル、とのことです。おもしろいのは、Volumeノブが12時あたりで原音と同レベルの出力となるそうなので、ブースターとしてだけでなく、バッファやヴォリュームカットもできるという点です。なかなか使いやすそうです。ONにすると多少倍音を豊かにするような味付けがなされているようですね。
CMATMODS BOOST
アメリカのハンドメイドブランド、CMATMODSのクリーンブースターです。最大+20dbの増幅が可能なモデルですね。最もシンプルなブースターの形といってもいいモデルではないでしょうか。「若干プレゼンスが加わる」とのことなので、ONにすると少しキラキラとした音色になりそうですね。ソロ時に踏むにはよさそうなモデルです。
Radial Big Shot RB1
TONEBONEシリーズで有名なカナダのブランド、RADIALのクリーンブースターです。コントロールはGainとDRAG。どちらもノブではなくマイナスドライバーで回す、外部トリマ仕様となっているのが渋いです。最大+15dbまでのブーストが可能です。このペダルはブースターというよりもバッファとして作られたものという感じがしますね。
Mojo Hand Copperhead
アメリカの有名楽器店、TONE FACTORのオリジナルブランド、Mojo Handのブースターです。このペダルはツインブースターで、ON/OFFスイッチ、VolumeとToneコントロールがそれぞれのブーストに一つずつ搭載されています。片方だけをONにしたり、両方をONにしたりすることで幅広い音作りを可能としたモデルですね。
Pharaoh/Amplifiers Class A Boost Pro【ファラオ】【smtb-ms】 |
ギター アコギ ベース メトロノーム チューナー 専門店Fulltone フルトーン Fat Boost 3 |
T-Rex Twin Boost
こちらは2ch仕様のブースターです。各chごとに3バンドEQを搭載しているので、クリーンブースターといっても積極的に音色を変えていくこともできるペダルですね。ONになっているチャンネルは、LEDではなく3バンドEQのノブが点灯するという(光源はLEDなんですがw)演出もおもしろいです。
Blackstar/HT-BOOST BT-1 PURE VALVE BOOST【ブラックスター】【smtb-ms】 |
Gtrwrks 19 Sixty 3
ブースター GtrWrks 19 Sixty 3 [送料無料!]【smtb-TK】 |
【新品】Fuchs フュークス Pure Gain |
【送料無料】TDC TDC-001 CRUNCH BOOSTER ブースター ティーディーシー エフェクター ブースター |
DURHAM ELECTRONICS SEX DRIVE |
オールハンドメイド!UlbrickクリーンブースターMegalodon |
というわけで、主にここ1年くらいの間に出てきたブースターをまとめてみました。・・・ってブースターですよ!オーバードライブなら分かるんですが、正直まとめてみてこの数の多さに自分でも驚いています。もちろんまだまだご紹介しきれていないものもいくつかありますし、こうして見ると最近は世界的に、ブースターの人気が高まっているのではないかと思います。まとめてみて、最近の傾向もなんとなく分かってきました。まず、「エフェクトビルダーの作るブースター」と「アンプビルダーの作るブースター」があることですね。後者は価格設定も高いことが多いようです。そして、両者に共通しているのが、ハンドメイドモデルであるということでしょうか。量産メーカー製というか・・・いわゆる定番的なメーカーさんは、今のところ特にクリーンブースターを出してくる気配はあまりないです。というか、これまでのラインナップを見ても、まともにクリーンブースターを作ってヒットさせた定番ブランドさんって、エレハモ、MXR、グヤトーンあたりといった程度ではないでしょうか。(あまり昔のモデルは知らないんですがw)まぁテストに出るとかいうわけではないのでこんな傾向を覚えても仕方がないんですけどね・・・w
ただこれだけブースター市場が加熱すると、大きなメーカーさんが参入してくることも考えられますね。もちろんハンドメイド系のブランドさんも、今後ブースターを作ってくるところも多くなるのではないでしょうか。現時点でも、Way HugeやD3 Audio Designs、Suhr、MODTONEといったブランドがブースターの発売を予告したり、匂わせたりしています。クリーンブースターって、すごく単純なように見えるんですが、実際にいろいろなモデルを弾いてみると、どれもちゃんと個性があるんですよね。最近のブースターの人気は、そういうところまでこだわるプレイヤーさんが増えているということなのかもしれません。