「2011 ShowcaseModel」、今年のモデルは 30フレット仕様の RGです!!【20120304】Ibanez 《ア... |
最近だと8弦ギターとかドロップチューニング用ギターなどを製品化したり、ダブルロックトレモロの改良を未だに続けていたりと、様々な挑戦を続けるIbanez。
そんなIbanezがこのたび行われたNAMM SHOWで発表したのが、なんと30Fギターです。ギターの音域を広げるという意味で、多弦化、多フレット化はもっとも単純かつ効果的な方法ですが、ネックの強度やプレイアビリティなどいろいろな弊害が出るのも事実です。ウリ・ジョン・ロートのSky Guitarのように自分のプレイスタイルに特化したタイプではなく、様々なプレイヤーが使うことを想定して制作されるギターとして、こういった挑戦を続けていくというのはとても素晴らしいことだと思います。
1弦側が27FになっているタイプはESPやCaparisonなどで見ることも出来ますが、全弦が30Fまで対応できるギターというのはかなり珍しいのではないでしょうか。
RG Extreme SeriesにラインナップされるこのRG2011SCは、アルダーボディにメイプルとウォルナットによるロングスケールの5ピースネックを使用し、ローズ指板を採用しています。
PUはSHタイプで、通常のミディアムの位置に搭載されたのがDiMarzio True Velvet Middle、リアがDiMarzio The Tone Zoneとなっています。通常のRGよりも深くえぐられたカッタウェイが大きな特徴ですね。というかボディがすごく小さく見えます。
このギター、裏側に電池BOXが搭載されています。アクティブPUを搭載しているわけでもないのになぜ・・・と思うかもしれませんが、実はこのギターには「フロントPUシミュレーター」が搭載されています。
PU切替スイッチは5Wayで、リアPUにシミュレータを通すことで擬似的にHSH配列のフロント〜リアまでの5段階のサウンドを作ることができるようになっています。
そして・・・これまでj.customとシグネチャーモデルに採用されていた、ストラップにケーブルをかけることを前提としたアウトプット位置が採用されています。RGシリーズ全部これにしたらいいのに・・・すごく便利です。
それにしても、異様な存在感を放つモデルですね。ピックガードが付いていて、スタイルとしてはブラックのストラトに近いはずなんですが、「似てる」と思わせる部分がありませんw
ふと思ったんですが、8弦の30Fギターとか・・・Ibanezなら出しそうで怖いですw
あ、ブリッジはゼロポイントシステム付のEdge Zeroを採用しています。
これは見てみたい・・・。Gibsonなんかもそうですが、チャレンジ精神あふれるメーカーはとても好きです。
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