エフェクターをボードに固定する際に使用するマジックテープ。最近はいろいろと工夫して作られたものがたくさん出てきています。例えばいろんな形のOne Control Pit HookシリーズやStagetrix、強力なBoard Tapeなど、エフェクター向けのモデルだけを見てもいろいろあります。
マジックテープをエフェクターに貼り付けるのは、基本的に両面テープを使いますが、その部分に特別なゲルを使い、何度でも貼ったり剥がしたりを繰り返すことが出来るというのが下駄グリップです。
今回、サンプル品をいただいて試すことができましたので、そのレビューを書いてみたいと思います。では、いってみましょう!
下駄グリップ
これがその下駄グリップです。サイズは2種類。左側の大きい方はMXRサイズなどにちょうど良い大きさで、右の小さい方はBOSSペダルの説明文のところに合わせて作られています。
今回は、右のMT-2にBOSSサイズのものを貼って試してみたいと思います。
下駄グリップの裏側にはこうして透明なフィルムが貼られているので、それを剥がして
貼り付けます。ちょっと曲がったw
貼付方はこんな感じです。接着力は十分だと思いますが、性質上、おそらく両面テープにくらべると少し弱いかな、という感じです。無理矢理引きはがされるような状況に陥らない限り、問題はないと思います。また、よくエフェクトボードに付属しているマジックテープと比べると、マジックテープの接着面(引っかけるようになっている面)はそれらよりも強く、しっかりしてる印象です。
先ほど貼り付けたMT-2をボードに付けて、2週間様子を見ました。(1週間の予定だったんですが剥がれたり落ちたりと言った問題が全く起こらず、ボードに付けておいたのを忘れてましたw)
今度は貼り付けた下駄グリップを別のペダルに移してみましょう。
剥がしま〜す。見ての通り、ペダルに貼られたシールには影響がありません。両面テープとかだとここが剥がれてしまったりすることもあります。
1〜2時間くらい放置して、乾いたのがこちら
水洗いした直後は全く粘着力がなく、真っ平らなんですが、乾くとこうしてくにょっとまがります。
別のペダルに貼ってみました。
この時点で、最初に貼ったときと同じような感じです。ちなみにこれはDM-2。裏に貼られているステッカーも古いタイプのものですが、特に違いはないようです。
ただ、この注意書きのステッカーが完全に無くなっている場合(つまりゴムが剥き出しの場合)ゲルの粘着力が弱くなるらしいので注意です。
他にも、裏面がスポンジになっているタイプのペダルや、Whirlwind Red Box、Radial Tonebone Classic、Tech21 Killer Wail(Tech21のワウペダル)とは相性が悪いらしいですね。
基本的に、接着面がシールやアルミケース、亜鉛ケース等のつるつるしたものの上なら大丈夫そうな印象です。何より、剥がしたテープを何度も使えて、跡が残らないというのがとても良いと思います。両面テープは貼る場所を選ばず、強いですが跡が残ったり剥がせなくなってしまいます。
要するに、どういう使い方をするか次第で選ぶのが一番だと思います。ボードの入れ替えが多く、ヴィンテージペダル等、状態を良く保ちたいならこの下駄グリップを、とにかく強力な粘着が必要で、跡が残るとか関係ない、という場合は3M等の強いマジックテープを両面テープで貼り付ける方が良いかと思います。
他にも、ネジ留めしたりいろいろ工夫してる方もおられますね。ボードとエフェクターの固定は、これからもいろいろな選択肢が出てくると思います。下駄グリップはその中の1つとして、スタイルに合わせて選ぶのが良いと思います。
個人的には、気に入りましたw
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