新ブランドFAUSTONEが日本に入って来ました

スペイン発の新しいエフェクターブランド、「FAUSTONE」が日本に上陸です。FAUSTONEは現在、2種類のモデルをラインナップしています。ちょっと癖のあるヴィンテージクローン系のエフェクターブランドという感じでしょうか。
それでは、2機種それぞれ、見てみましょう。

FAUSTONE　FUZZ UNIT

スペインの高級エフェクターブランドFAUSTONE！FAUSTONE FUZZ UNIT【フォーストーン ファズユニ... 価格：37,800円（税込、送料込）

まずは、このFUZZ UNITというペダルです。縦長に見える筐体はミニサイズではなく、むしろビッグサイズです。元々ワウペダルと共通の筐体を使用していた、Barnes and Mulins（B&M）のChampion Fuzz Unitというモデルのヴィンテージクローンモデルです。Champion Fuzz UnitはColorsoundのJumbo Tone Benderというモデルと共通の基板・回路を搭載したOEMモデルとして作られていました。
コントロールはVolume、Sustain、Tone。オリジナルモデル同様の筐体を再現していますが、少しだけ強度を上げてあり、またトゥルーバイパス化されています。そして、オリジナルモデルと最大の違いは、元のモデルが普通の基板を採用していたのに対し、こちらは全てラグ板で組まれているという点ですね。
ラグ板だから音が良いとか、悪いとか、そういうのは特にないと思いますが、あのパーツがずらっと並んでいる様子はとても好きです。
サンプルムービー
音はとても使いやすそうなファズサウンドですね。なんというか、正統派ど真ん中のファズサウンドという感じがします。

FAUSTONE　VALVE KLIPPER

FAUSTONE製真空管プリアンプ！FAUSTONE VALVE KLIPPER【フォーストーン バルブクリッパー】【エ... 価格：67,032円（税込、送料込）

続いてもう1つのラインナップ。こちらはチューブプリアンプとなっています。実質的に2ｃｈ仕様のモデルとなっていて、ブーストとドライブの2つのチャンネルがあります。右側のフットスイッチでON/OFFを、左側のフットスイッチで歪みのON/OFFを行います。歪みOFF時にペダルがONになると、マーシャルプレキシアンプの回路を使ったというブーストチャンネルがONになる形となります。歪み回路はLaney KLIPPという70sのハイゲインアンプの回路を再現しています。KLIPPアンプは、あのトニー・アイオミも使用していたモデルとのことです。
真空管は本体に2本搭載されていて、その他のパーツは全てラグ板で組まれています。
コントロールはとてもシンプルで、ブースト量を調整するVolumeと、ブライトネスを強調するTOPスイッチ、そして歪みを調整するKLIPPコントロールという非常にシンプルな構成です。パワー部に直接つないでプリアンプとして使うことも、普通にエフェクターとして使うこともできるようですね。真空管は300Vで駆動させているそうです。フロアタイプのプリアンプですが、スピーカーシミュレートアウトは付いていません。
↓こちらは現行モデルになる前の、ブーストチャンネルのないモデルのサンプルムービーです。
サンプルムービー
これ面白いですね。Laney KLIPPというアンプについてちょっと調べてみたんですが、日本での知名度がほとんどないんですよね。ただ、海外ではけっこう人気のあるモデルのようで、古くからのハイゲインアンプとして有名なモデルのようです。
　
というわけで、FAUSTONEのペダルでした。これかなりマニアック路線なブランドですね。こういうのは見ていて楽しいです。
　
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