【エフェクター】Visual Sound V3 Dual Tap Delay |
1IN2OUTのステレオ対応仕様で、ディレイタイムは最長1秒です。コントロールはチャンネル1と2に分かれていて、右側から4つのノブがCh.1、次の5つがCh.2のコントロールです。
両チャンネルとも、EFFECT LEVEL、REPETS、MANUAL DELAY TIME、TIME DIVコントロール、およびMANUAL/TAP切替スイッチが共通しています。MANUAL DELAYはディレイタイムの設定で、スライドスイッチがMANUALになっている場合に有効になります。TIME DIVはタップテンポの入力に対して出力されるテンポで、タップテンポを4分音符入力とした場合に、4分音符、8分音符、付点8分音符、3連符の速度を選択できます。Ch.2には、さらにモジュレーションをかけることができます。フットスイッチは一番右がタップテンポで、中央がCh.1、左がCh.2の個別ON/OFFスイッチです。
これおもしろいのが、2つのディレイは独立しているので、ディレイタイムを自在に組み合わせられるという点です。MANUALモードならばノブで変更できますし、片方だけにタップテンポを割り当てることもでき、さらに両方をTAPモードにすれば、タップテンポを同期できます。ここで、TIME DIVノブで違う音符を選択すれば、一度のタップテンポ入力で、違ったディレイタイムのディレイをまとめて出力できる、というわけですね。
また、さらに内部に2つのスイッチがあります。1つはEffect/Bufferスイッチで、Bufferにすると2つめの出力がバッファを通るドライアウトとなります。もう一つがTrailing/No Trailingスイッチで、これはいわゆるシームレスディレイのON/OFFです。Trailingにすれば、エフェクトをOFFにしても最後の残響が残り、NO Trailingにすれば、OFFにした瞬間、エフェクトが切れます。
また、EXT Tap or Click Input端子を装備していて、外部スイッチを使ったり、クリックノイズによるタップテンポ設定が可能となっています。
かなりごつい外観ですが、機能性はかなり優れています。アナログっぽいコントロール系統なので、迷うことなく使えそうですね。
いっぱいサンプルムービーがあるので、リンクします。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
サンプルムービー4
サンプルムービー5
音も、アナログっぽさと透明感のあるデジタルらしさが両方融合した感じで、綺麗なディレイサウンドですね。これはちょっと触ってみたいです。
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