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「Civil War」期のBig Muffを再現したファズペダル、「Box of War」がWren and Cuffから登場!

数々のファズペダルを非常に高きクオリティで再現しているWren and Cuffから、新しいBig Muff再現系ペダルが登場です。
このBox of Warは、Civil Warと呼ばれる、最初期のロシアンビッグマフのサウンドをオリジナル筐体を用いて再現したモデルとなっています。同ブランドのTall Font Russianは、アーミーグリーンロシアンマフの最初期のものを元に製作されたモデルとして有名ですが、そのさらに前に作られたロシアンマフのサウンドを再現したのが、今回のモデルということですね。いわゆる最初のSovtek製Big Muffということになります。オリジナルは90年代初期かもうちょっと前に作られたペダルですかね。音色としては、Tall Font Russianよりもハイゲインでダークな音色となっている、とのことです。

ここで、簡単にBig Muffの歴史をおさらいしときますと、まず一番最初のプロトタイプが作られたのは68年頃ではないかと言われています。開発には当時ベル研究所(電話を発明したあのベルさんです。後のAT&Tの基礎となった研究所です)にいたボブ・マイヤーという人物(後に通信業界で有名になる人)も関わっています。そのうち1つはジミ・ヘンドリクスの手に渡ったという話もありますが、ステージで使われたりしたのかどうかは定かではありません。そして69年頃には製品として発売されます。通称トライアングルマフですね。その後70年代になるとすぐに筐体の変更が行われ、有名なラムズヘッド期のモデルが製作されるようになります。一口にラムズヘッドといっても、大まかに前期後期でタイプが違うようです。そして70年代の終わりから80年代にかけて、最も有名なBig Muff、通称第3期の時代が来ます。第3期はトランジスタを用いたディスクリートモデルと、Opampを使ったモデルが存在します。ラムズヘッド譲りの電源ON/OFFスイッチが付いたタイプと、そこがTone Bypassになったタイプも混在しています。
そうしてBig Muffの人気が高まり、Electro-Harmonixも大きくなってきたところで転機が訪れます。80年代の初期に、Electro-Harmonixは突然倒産に追い込まれます。理由の1つとしては、Memory Manに使用する日本製ICが全てRolandに流れてしまい、入手できなくなったからという話も。松下製BBDをBOSSが買い占めた・・・ってことなんでしょうか?たしかに70年代終わりから80年代初めといえば、BOSSがコンパクトエフェクターで台頭した時期とも一致します。まぁいろんな事情があって、米国ニューヨークのElectro-Harmonixは一度、倒産します。
そして代表のマイク・マシューズはロシアに行き、一時期自分の名前を冠したブランドでICの販売や活動を行った後、1988年にSovtekを設立。真空管の製造や販売を行います。現在のSovtek製やエレハモ製真空管の元ですね。同時期にロシアでBig Muffの再開発を実施し、作られたのがロシアンマフというわけです。その始めに作られたのがCivil Warと呼ばれるモデルで、90年代初期・・・もしかしたら80年代の末頃から販売されていたのかもしれません。その後すぐにBig Muffは地雷スイッチとアーミーグリーンのモデル(前期型は文字が縦長のTall Font、後期型は文字が普通)となります。
その後、マイク・マシューズはElectro-Harmonixの商標を買い戻し、アメリカ、ニューヨークで第3期Big Muffのデザインを踏襲したBig Muff Originalをリイシューモデルとして発売、一方ロシアではブラックのSovtek名義のBig Muffとなって行きます。その後ロシア製Big Muffは製造が中止され、その回路は現在のBass Big Muffへと受け継がれています。

サンプルムービー1
サンプルムービー2

音はこんな感じですね。Big Muffらしいサウンドです。たしかに若干ダークかも。音の伸びは甘くて美しいですが、そこに混ざるジリジリとしたファズっぽい響きがまた素晴らしいアクセントになっています。これは弾きたい・・・。
そしてこのオリジナル筐体。Civil War期のデザインと、Wren and Cuffのロゴがマッチしたこのペダル、見た目も音も素晴らしいです。これは欲しい!
 
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