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PCでの音源再生をもっと高音質に!KORGからPC用DAコンバータ「KORG DS-DAC-10」登場!

KORG DS-DAC-10
音を電気信号に変換し、また電気信号を音として再生する・・・そこには「変換」という作業が必要です。
そもそも音とは何か、というと、言うまでも無く物体、流体の振動。それが鼓膜に伝わり、その振動が蝸牛などを経て微弱な電気信号となり、脳に伝わった時、音として認識されます。様々な機器を用いずとも、人は体内で音を電気信号に変換するという作業を耳で行っています。
その耳の役割を果たすのは、マイクロフォンです。もちろんその仕組みは違いますが、基本的に流体の揺れを電気信号に変換する、という役目は同じ。いわゆるマイクだけでなく、ギターのピックアップ(これもマイクと呼ばれることがあります)等も同じです。
逆に、電気信号を流体・・・主に空気ですが・・・の再生に変換するための機器は、スピーカーです。スピーカーは入力された電気信号の強弱をコーン、つまり振動板の振動に変換し、その振動が流体に伝わり、耳まで届くことで、電気信号が音として認識されます。
もちろん、マイクとスピーカーの間には電気信号を増幅させるアンプがあったり、それを加工するエフェクトなどがありますが、楽器などの音を作る上で最も大切な部分は、ギターの音作りにおいても、またオーディオにおいても変わりません。入り口と出口です。ギターならばギターそのものとスピーカー、レコーディングにおいてはマイクとスピーカーが最も大きく音に影響する部分です。(例えばエフェクターやアンプは音そのものを大きく変えますが、それらの働きは入力された信号、そして最終的に出力される振動に依存しています。)
現在、「音を録音する」と言った場合、基本的にデジタルの話になります。Web上で聴ける音はもちろん、CDのデータ、TVの電波などはデジタルの電気信号です。しかし、音を聞くためには、どんな場合でも最終的にアナログ信号に変換する必要があります。なぜならスピーカーを動かすのはアナログの電気信号だからで、人にプラグを繋いで直接デジタル信号を送り込むようなことは、当然出来ないからです。音の入力に関しても同じで、中にはシンセサイザーやPC上のソフトシンセ等、最初からデジタルの電気信号を出力するものもありますが、マイクの振動部(ギターの場合は弦)が揺れて変換させる電気信号はアナログ信号なので、どこかの部分でデジタルに変換する必要があります。これをAD/DA変換と言います。AD変換はアナログからデジタルに、DA変換はデジタルからアナログに変換することです。
先ほど、音を作る上で入り口と出口(つまり物体の振動を電気信号に変換する部分)が大事だと書きましたが、それと同様、アナログ信号とデジタル信号も、同じ電気信号の1種ですが全く別物なので、その変換部は、マイクとスピーカーほどではないにせよ、音に大きくかかわってくる部分となっています。実際、CDが主流になり、デジタル信号の処理が当たり前になったオーディオ機器において、より高い音質で音を再生するためにDA機器の重要性は一般的です。
ところで、今「音楽を聴く」というとどうやって聞くでしょうか。こだわる人はオーディオ機器を使うかと思います。ですが、音源をダウンロード購入したとしても、CDを買ったとしても、PCを介して音を聞く機会が増えているのではないでしょうか。
KORGから、そこに注目したモデルが登場です。
この「KORG DS-DAC-10」は、PC用のDAコンバータです。DAコンバータとは、デジタル信号をアナログ信号に変換するための機器です。形としては、音の出力だけに絞ったオーディオインターフェイスの一種とも言えます。
本体にはVolumeコントロールとヘッドフォンアウト、およびUSB端子、デジタルアウト、そしてL・Rのラインアウト端子を搭載しています。非常にシンプルなモデルですね。また、フロントパネルにはサンプリング周波数を示すLEDも搭載しています。サンプリング周波数とは、平たく言えばデジタルデータの密度、つまり音質を表すものですね。
このモデルは、ただ単につないで音を聞く、それだけのものではありません。特徴的なのは「AudioGate」というソフトウェアとの連携です。
KORG DS-DAC-10
このソフトはKORGのページからダウンロードして、本体を接続後、ライセンス認証することで使えるようになります。KORGにはDSD(Direct Stream Digital)という高音質なフォーマットに対応する技術があり、KORG MR2000SなどのレコーダーでDSDを用いた超高音質録音を実現したりしていました。このソフトも、そのDSD技術を用いたものとなっています。
一般的なmp3やWav、AAC、DSDをはじめ、数多くのファイル形式に対応する専用の再生ソフトウェアで、DS-DAC-10に最適なデジタル信号を出力することができます。併せて使うことで、高音質な楽曲の再生を実現しています。(当然ですが音質そのものは元ファイルにも依存します。要するにそのファイルの持つ音を最大限そのままに出力できる、ということです。)
また、Windows PCならば「DSDネイティブ再生」も可能。DSD形式で配信されている音楽データはもちろんのこと、音楽CDを5.6448MHzという超音質で変換し、それをそのまま再生することができます。(CDのDSDデータ化自体はAudioGateで可能です。)
もちろん、AudioGate以外のソフトウェアの音も再生可能です。

最初に述べたとおり、音を聞く場合に最も大切なのは入り口と出口です。このDS-DAC-10はデジタルデータをアナログに変換する、という意味では、再生部のアナログ信号の入り口にあたります。その音を最大限に引き出すには、当然出口、つまりスピーカーも必要になってきます。ただ「これを買えば良い音になる」、という簡単なものでないのは確かです。
ただ、こうしてPCにおいてもDAコンバータの重要性がより一般化していく事はとても良いことだと思います。オーディオという面で音質にこだわるなら、それは非常に重要なことだからです。
そして、個人的な考えですが、それは単にオーディオだけにとどまる物ではありません。例えばギターエフェクター。今ではデジタルのエフェクターは珍しい物ではありません。そしてその入出力部には必ずAD、DA変換が付いています。この部分による音の変化は、オーディオ以上に重要なところだと思います。が、そこにこだわっていくとどうしても高価になってしまうため、そこまで重視されていなかったこともあるかと思います。
しかし今後、ギターにおいてよりデジタルなエフェクトやアンプが増えていくと、そういった部分へのこだわりもまた出てくると思います。例えばですが、ギターの音を単体のAD変換ペダルを通して、あとはエフェクターからアンプまで全てデジタル入出力で接続し、最後にアンプ側でDA変換をしてスピーカーに出力・・・そんなシステムが一般化することだってあり得ると思います。現に「アンプシミュレータ付きのマルチエフェクターというシステム」では実現している形ですし。
このモデルを見て、そんなことを思いました。AD/DAコンバータは、まだまだこれから、という分野だと思います。広まればより一般化し、さらに手頃になっていくでしょう。そういう意味でも、注目していきたいところです。
 
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