数々のiOS向け周辺機器をラインナップするイタリアの音響メーカー、IK Multimediaから、新たなモデルが2つ、発表されました。
IK Multimedia iRig HD
まずはこちら。iOS搭載のiPhone、iPad、iPod touch向けのシンプルなオーディオインターフェイスの定番モデルとして知られる「IK Multimedia iRig」のアップグレードモデルです。
iRigについては以前レビュー記事も書きましたが、非常にシンプルでコンパクトなiOS向けアナログオーディオインターフェイスとして人気の高いモデルですね。
今回、そのiRigがデジタルになってパワーアップです。
これまでのiRigと何が違うかというと、使い方としては接続の場所が違います。
iRigは、iPhoneやiPad、iPod touchのヘッドフォン端子に接続して使うシンプルなオーディオインターフェイスでしたが、今度のiRig HDは本体下部のドックコネクタに接続するタイプのオーディオインターフェイスとなります。つまり、形としてはUSBオーディオインターフェイスというスタイルとなったことで、これまでのiOS機器だけでなくMacでの使用も可能となりました。
入力された信号は24BitのADコンバータでデジタル化されて出力されます。本体にはプリアンプを内蔵し、インプットゲインのコントロールを搭載。アプリ側と合わせてより細かな調整が可能となっています。AmpliTubeをはじめ、Dockコネクタからの入力に対応する様々なアプリで使うことができるようになっています。電源はUSB、またはDockコネクタから供給する形となります。
イントロダクションムービー
IK Multimedia iRig BlueBoard
もう1つがこちらです。
この「iRig BlueBoard」は、Bluetooth接続が可能なMIDIフットコントローラです。
本体には4つのバックライト付スイッチを搭載し、さらに外部フットスイッチやエクスプレッションペダルを2つまで接続することができます。
これにより、iOSアプリのエフェクトやパラメータ、プリセットを自在にコントロール可能。iPhone、iPad、iPod touchといったiOS機器だけれなく、Bluetooth4.0に対応したMacと接続してDAW上のパラメータをコントロールする、といったことも可能となります。接続範囲は10mとなっています。
イントロダクションムービー
本体は非常にコンパクトなので、ボードにも入れやすそうな感じですね。
あとこのペダル、ムービーではギター向けなイメージで作られていますが、DAWやキーボードのプレイヤーにも非常に有効なモデルではないかと思います。これはおもしろいですね。
IK Multimediaは発想がいつも柔軟で、おもしろいので個人的に好きなメーカーです。
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