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今、改めて定番を振り返る! Vol.7 〜コーラス、フランジャー編〜


数あるエフェクトの中から、定番エフェクターを改めて見直すシリーズ、イコライザーに続く今回は、コーラス、フランジャーを見ていきたいと思います。
コーラスエフェクトは、いわゆるモジュレーションディレイの一種です。日本で作られたエフェクトで、当初はとあるアンプに搭載されたのが始まりです。

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現在も日本では最も定番のアンプの1つとして知られる、Roland Jazz Chorusが1975年に発売された際、搭載されたのが最初です。
コーラスとフランジャーは基本的に同じエフェクトです。どちらもモジュレーションディレイを活用したエフェクトで、フィードバックやディレイタイム等のパラメータが違っていることで、コーラス効果からフランジャー効果が得られます。なので、幅広い設定ができるペダルならばコーラスでフランジャー効果、フランジャーでコーラス効果を作ることもできます。
しかしフランジャーの成り立ちは、コーラスとはまた少し違っています。まだオープンリールが主流の時代、LとRで同じ音を録音したオープンリールを同時に再生し、その際片方のテープの端に少し触れます。すると、LRの再生がほんの少しだけずれることで、音がシュワシュワとする独特のフランジャー効果が得られるというものです。フランジャーの「フランジ」は縁という意味がありますが、それはこのテープの縁に触れたことから来ています。現在、そのテープの縁を触れて作った音を元にしたフランジャーは、特にスルーゼロフランジャーと呼ばれます。
歴史上の成り立ちは違いますが、現在のペダルとしては基本的に同じ回路のエフェクトということで、コーラスとフランジャーをまとめてご紹介していこうと思います。では、これらの定番ペダルを見てみましょう。
※「定番」に定義はありません。あくまで個人的な印象も含んでいますので、これが入っていない、これは定番じゃない、といったご意見もあるかもしれませんがご了承ください。メーカーのアルファベット順にご紹介します。

  • コーラスエフェクト

Analog.Man Clone Chorus


ハイクオリティなアナログコーラスペダルとして定番のモデルです。現在は正規品の国内への入荷が滞っており、そのため新品を楽器店で見かけることは非常に少なくなっていますが、非常に評価の高いコーラスです。
このペダルはヴィンテージのSmall Cloneの音を再現すべく作られたモデルです。コントロールはSpeedとDepthのみのシンプルな形。他にコンパクトサイズのモデルやスイッチでより深いコーラスが得られるDeep Option、2つのコーラスを1つにしたBi Chorusといったバリエーションモデルもあります。
レビュー
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Arion SCH-Z

低価格のコーラスペダルとして非常に有名なペダルです。元々この前のモデルである「SCH-1」というモデルをマイケル・ランドウが使用したことから有名になったペダルですね。
ステレオ対応のコーラスペダルで、Rate、Depth、Toneコントロールを搭載。さらにステレオの出力を、片方をダイレクトにするかどうかの切替スイッチも搭載しています。

コントロール等はヴィンテージのSCH-1と同じですが、現行モデルの方がより深いコーラスだと言われています。
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Arion SCH-ZD

続いてこちら。このペダルはSCH-Zの代理店公式モディファイバージョンで、SCH-Z特有の、ON時に音量が上がるという点を修正したバージョンとなっています。
SCH-ZとZDの比較
 

BOSS CH-1 Super Chorus

次はBOSSのコーラスです。世界で最初にコーラスエフェクトを完成させたRolandのエフェクトブランド、BOSSのコーラスということで、歴史もある定番モデルとなっています。
E.Level、EQ、Rate、Depthコントロールを搭載し、EQによってコーラスの明るさを調整できるようになっています。BOSSコーラスならではのさわやかなコーラスサウンドが得られるペダルです。
レビュー
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BOSS CE-5 Chorus Ensemble

【コーラス】●BOSS CE-5

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価格:10,500円(税込、送料別)

BOSSの最初のエフェクトの1つ、「CE-1 Chorus Ensemble」の名前を受け継ぐ、BOSSの定番コーラスペダルです。
E.Level、Rate、Depth、そして2軸ノブによるHi/LowのFilterコントロールを搭載。CH-1よりも幅広いコーラスエフェクトが得られるペダルです。高域の出方がCH-1よりも多少マイルドな特性となっています。
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Electro-Harmonix Small Clone

BOSSペダルと並び、歴史があり非常に定番のコーラスエフェクトです。Nirvanaのカート・コバーンをはじめ、多くのアーティストが使用するコーラスペダルです。
コントロールはRateノブとDepthスイッチを搭載。さわやかなBOSSコーラスに対し、より強くエグいコーラスサウンドが特徴のペダルです。
サンプルムービー
 

Maxon CS550 Stereo Chorus

Maxon CS550 Stereo Chorus
日本の老舗エフェクターブランド、Maxonのコーラスペダルです。このペダルは、1995年、Charの監修で製作されたモデルの復刻バージョンで、2003年の発売以来定番となっているロングセラーモデルです。
コントロールはSpeed、Depth、D-Time、M-Volumeとなっています。D-Timeはディレイタイム、M-Volumeはミックスの調整で、コーラス自体の動きや濃淡を調整できます。
サンプルムービー
 

MXR Stereo Chorus M-134

MXR M-134 STEREO CHORUS

MXR M-134 STEREO CHORUS
価格:17,580円(税込、送料別)

BOSS、Electro-Harmonixと並ぶ、歴史あるコーラスペダル、MXR Stereo Chorusの最新モデルです。18V駆動とすることでより高い音質を目指したペダルです。
コントロールはIntensity、Wide、Rate、Treble、Bass、そしてローエンドをカットするBass Filterスイッチを搭載しています。幅広いコーラスサウンド、ギターサウンドに合わせたフィルタを持った、高い機能とクオリティのペダルです。
サンプルムービー
 

t.c.electronic Stereo Chorus + Pitch Modulator & Flanger SCF

デンマークの定番エフェクターブランド、t.c.electronicによるコーラスペダルです。名前に入っているとおり、コーラスだけでなくフランジャーやピッチモジュレーターとして使うこともできます。
コントロールはSpeed、Width、Intensity、そしてコーラス、ピッチモジュレーター、フランジャーの切替スイッチです。ピッチモジュレーターとは、ピッチがうねるエフェクトで、モジュレーションディレイのディレイタイムを長くしたときなどにも起こる効果ですね。80sを中心とした、クリアで綺麗なコーラスサウンドが特徴のペダルです。駆動は本体から伸びるACコードを使ったコンセントからの電源供給のみとなっています。
サンプルムービー
 
というわけで、定番コーラスはこんな感じです。
ちょっとここで、1つ変わったコーラスをご紹介します。

Fromel Electronics Seraph Chorus

「ディメンションコーラス」というエフェクトがあります。これはコーラスの1種で、コーラスのモジュレーション、つまり変調、揺れですね。その揺れに対し、逆相の揺れを加えることで揺れを打ち消し、コーラスの持つ立体的な効果だけを取りだそうとしたエフェクトです。

元々はRoland SDD-320というラックエフェクトだったんですが、コンパクト化されたBOSS DC-2(アナログエフェクト)、DC-3(デジタルエフェクト)といったモデルも出ています。そのうちSDD-320とDC-2は、プリセットされたいくつかのコーラスを選択して使うものでした。DC-2の場合は写真のように4つのボタンが並んでいて、このボタンが、換気扇のスイッチのようになっています。このスイッチを押して、選択したエフェクトをかけるという形のペダルでした。
このDC-2を元に製作されたのが、このFromel Electronics Seraph Chorusです。定番ではありませんが、現在ほとんど存在しないディメンションコーラスということで、代表的なモデルとしてご紹介しました。コントロールはDC-2同様4つのスイッチのみ。しかしDC-2と違い、これらのスイッチを自在に組み合わせてより多彩なディメンションコーラスを作ることができるというのが特徴のペダルです。
サンプルムービー
 
冒頭で、コーラスエフェクトは日本で開発され、初期のJazz Chorusに載せられたことを述べました。
そのコーラスエフェクト部を取り出し、フットペダル型としたのが、BOSSブランド初のギターエフェクトの1つ、BOSS CE-1 Chorus Ensembleです。

これがそのCE-1です。現在の感覚で言えばコンパクトペダルと呼ぶのに違和感があるくらいのサイズです。Line6 DL4とほぼ同サイズというと大きさが分かるでしょうか。

ステレオ出力で、バイパス音はかなり変化します。しかしこのコーラスペダルの音色は、非常に素晴らしいものがあります。現在も、この音を再現しようと作られているペダルはデジタル、アナログ問わずいろいろありますが、現在のパーツでは完全に再現するのが難しいと言われています。
ただ、たしかに珍しいペダルではあるんですが、数自体は多く作られていたこともあり、店頭やネットなどでも少し探せば見つかります。もし可能なら、1度はこのコーラスサウンドを実際に体感してみてください。
サンプルムービー
次は、定番フランジャーを見ていきます。
 

  • フランジャー

A/DA Flanger

「フランジャー」というエフェクトの可能性を出来る限り取り出したようなペダルがこちらです。
1978年に発売されたモデルを復刻したペダルで、オリジナルと同様の外観やコントロールを持つモデルです。Threshold、Manual、Range、Speed、Enhance、およびEven/OddのHarmonicsスイッチを搭載。ノブの動きによって、本当に多彩なフランジングサウンドが得られます。正統派な音色から、恐ろしく変態系な音色なども作れます。駆動は本体から伸びるコンセントのみです。
レビュー
サンプルムービー
サンプルムービー2
 

BOSS BF-3 Flanger

【フランジャー】●BOSS BF-3

【フランジャー】●BOSS BF-3
価格:11,900円(税込、送料別)

BOSSの定番フランジャーペダルです。ステレオアウト対応で、ギター用とベース用の個別のインプットがあり、Manual/Res、Depth、Rate、そしてUltra、Standard、Gate/Pan、MomentaryのMode切替スイッチを搭載しています。
デジタルならではの自由度を活かし、ADAと並ぶ多彩なサウンドを実現。BF-3の「BF」は、かつてのBF-1 Boss Flangerから続く伝統の型番です。ちなみにBF-1は、「フランジャーがどんな効果か分からないまま開発された」という伝説を持ちます。そんなフランジャーが、実はRolandが開発したコーラスとほぼ同じ構造のエフェクトだというのもおもしろい話です。
サンプルムービー
 

Electro-Harmonix Deluxe Electric Mistress

エレハモの定番フランジャー、Electric Mistressです。ステレオ出力対応で、Color、Range、Rate、そしてFilter Matrix切替スイッチを搭載。シンプルですが多彩な音を作ります。
原音を濁らせないということに重点を置いて開発されたモデルで、長年発売されているロングセラーモデルです。
サンプルムービー
 

MXR Flanger M-117

MXR/M-117R FLANGER

MXR/M-117R FLANGER
価格:14,470円(税込、送料別)

MXR Stereo Chorusと同様に定番のMXRフランジャーです。これはヴィンテージモデルの復刻バージョンですね。
Manual、Width、Speed、Regenのシンプルなコントロールで、18Vアダプタ、または9V電池2つを使う高電圧駆動のモデルです。これにより高いヘッドルームが得られ、ハイクオリティなフランジャーサウンドとなります。それゆえ少しこだわるプレイヤーに古くから使われているペダルの1つです。Eddie Van Halenのシグネチャーモデル、EVH Flangerというバージョンも出ています。
サンプルムービー
サンプルムービー(EVHバージョン)
 
というわけで、定番フランジャーペダルのご紹介でした。
フランジャー自体、最近はそれほど多く使われることが少なく、非常にたくさんのモデルが出てはいるんですが、よく見かけるペダルなどを考えるとこのくらいかな、という印象です。しかしコーラス以上に、フランジャーはペダルごとの個性が強く、正統派から変態系、飛び道具的な音までいろいろあるので、スタンダードな音なら定番系を、もっと変わった音が欲しいならA/DAを始めとするいろいろなフランジャーを試してみると良いと思います。
 
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