コーネルが送り出すNOSトランジスタ惜しげなく使用した「ファーストファズオリジナルNOS NKT275... |
「Cornell The 1st Fuzz Original N.O.S. NKT275」は、通常のThe 1st Fuzzと同じ外観、同じ機能ながら内部のトランジスタのNOSのNKT275を用いたモデルです。
これにより、初期のファズフェイスサウンドにより近い音色が得られ、具体的には現行の通常モデルと比べると太く暖かい音色になる、とのことです。
さて、ここでThe 1st Fuzzのこれまでの流れについて軽く見てみます。
このペダルは、2009年の3月、「NOSのNKT275を搭載」した、Cornellの新しいファズフェイス系ペダルとして発売されました。
個人的に、これはものすごいペダルだと思って、実際に発売直後にレビューもしました。そして、その時点では「ストックしてあるNOSのNKT275が切れたらディスコンになる」というアナウンスがされていました。
実際、この時のThe 1st FuzzにはNOSのNKT275が搭載されています。(あと電解コンデンサの色が変わってますね。)
で、発売から1年経ったころ・・・実はそのあいだにも値段が上がったりいろいろあったんですが、2010年の3月、正式にディスコン、つまり廃版となることが発表されます。
ところが、このペダルは実際にはディスコンにはなりませんでした。おそらく相当の要望等があったんだと思います。Cotnellは再生産品のNKT275を使うことで、このペダルを存続させました。また、NOSのNKT275はオプションとして、こちらも存続されています。(今回入って来たのはそのモデルですね。)
CornellのストックにあったNOSのNKT275はなくなり、その後は入手でき次第製作している感じです。実際、NOSバージョンについては今後についても保証はできない、そしてリミッテッドモデルということが公式にも書かれています。同時に、再生産モデルとNOSでは、音は非常に似ているが同じではない、ということも公式で述べられています。NOSモデルには、NOSのトランジスタを使っていることの証明書が付属するということです。
通常モデルと比べてかなり価格に開きがありますが、これは公式でも同じです。それでもかまわないからNOSモデルが欲しいという方向けに用意したバージョン、という感じです。なので入荷数もかなり少ないんじゃないかと予想されます。
【エフェクター】CORNELL The 1st Fuzz |
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それでもどうしても、NOSが良い、という方は、NOSバージョンという選択肢が用意されています。あとはそれぞれの気持ちで選ぶと良いのではないでしょうか。
NOSモデルサンプルムービー
再生産モデルサンプルムービー
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