きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト


きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ

がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます

ボカロ曲

リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります



きになるリスト(ニコニコ動画) Youtubeチャンネル Instagram

当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Subdecayから、独創的なピッチヴィブラート「Siren」、リングモジュレータ「Vitruvian Mod」登場!

アナログとデジタル、両方の技術を持ち、特にフィルターや空間系などにも定評のあるアメリカのハンドメイドエフェクターブランド、Subdecayから新製品が2つ登場です。
まず、「Subdecay Siren」。サイレンではなくセイレーンと読むようですね。セイレーンはギリシャ神話に登場する怪物で、女性の上半身と鳥の下半身を持っています。その歌声は非常に美しく、まさに天使のようで、その声で船乗りを惑わし、最終的に死へと誘ってしまうということです。同じ「Siren」のスペルの「サイレン」の語源でもあり、またゲームなんかでは歌声系のアイテムなどに使われることも多い名前ですね。
で、このペダルはピッチヴィブラートペダルです。音量を上下させるトレモロではなく、ピッチを上下させて音を揺らすペダルですね。また、コーラスペダルのドライを切ったヴィブラートとも違い、本格的で純粋なピッチヴィブラートとのことです。単体のヴィブラートペダルというだけでも珍しいのに、さらにより純粋なヴィブラートを目指して作られたモデルですね。
コントロールはVibrate、Intensity、Enchant。Vibrateがスピード、Intensityが揺れの深さの調整です。Enchantは少し変わっていて、このノブが中央の位置ではとくに変わらないんですが、そこから左に回すと、強く弾いた時にヴィブラートのスピードが遅くなり、右に回せば強いアタックでヴィブラートのスピードが速くなります。つまり、音を伸ばしながらヴィブラートのスピードを可変するような使い方ができるというわけですね。また、内部トリマで音量を調整することもできます。
サンプルムービー
自然なヴィブラートから、かなり強力なヴィブラートまでいろいろ作ることが出来るペダルですね。おもしろそうです。
 
そしてもう1つがこちら。リングモジュレーターペダルの「Subdecay Vitruvian Mod」です。Vitruvianは「ウィトルウィウス的」という意味で、ダヴィンチが人体の理想的なバランスを描いた「ウィトルウィウス的人体図(Vitrovian Man)」が有名です。ペダル左下に描かれた図柄みたいなやつですね。
このペダルはかなりすごいです。いわゆるリングモジュレーターは、キャリアオシレーターというオシレーターの周波数とインプットシグナルの周波数を掛け合わせて全く新しい周波数の音を作り、それを原音とブレンドすることで、独特の鐘のような音をつくるエフェクトです。通常のリングモジュレーターだと、このキャリアオシレーターの周波数はFreqコントロールで操作します。それをエクスプレッションペダルでコントロールする場合もあります。
このVitruvian Modは、そのキャリアオシレーターの周波数にこだわったペダルです。通常は「設定したら固定」されるキャリアオシレーターの周波数を、ピッチトラッキング技術により、プレイした音程に合わせて自動的に可変させることで、ハーモニックトーンが付加されるようなリングモジュレーションが得られるということです。
コントロールはVolume、Modulation、Carrier、Fineと、右上のEntropy、左上のTrackingスイッチとなっています。Volumeは音量、Modulationは原音とエフェクト音のバランス調整です。そして残りのCarrier、Fine、Entropy、Trackingの組み合わせで、キャリアオシレーターの周波数をいろいろな方法で動かすことができます。
まず、Entropyスイッチ。これはOrderとChaosの2モードとなっていて、Orderモードにすれば、基本的に使いやすいリングモジュレーションサウンドが得られるということです。Chaosはスタンダードなリングモジュレーターと同様の、いわゆる補正をかけないサウンドとなります。
Trackingは、ピッチトラッキングのモードを設定する3モードスイッチで、Hi、0、Loの切替スイッチ。0にすればピッチトラッキングはOFFになり、スタンダードなリングモジュレーターと同じようにキャリアオシレーターの周波数を固定することができます。HiとLoはそれぞれ、ピッチトラッキング時に付加されるハーモニックトーンが原音より上か下かを切り替えるものとなっています。そしてCarrierノブ。これは7つのモードを切り替えるものです。この時に切り替わるモードはEntropyとTrackingスイッチの組み合わせによって変化します。
最後にFine。これはTrackingが0のモード、つまり通常のリングモジュレーターとして使う場合にのみ有効になるコントロールで、7つのモードで得られるキャリアオシレーターの周波数(E、A、D、G、B、E、A)の±3セミノート分の微調整となります。これにより、Trackingが0となっている時、19Hzから2.5khzの8オクターブの範囲でキャリア周波数を調整できるというわけですね。Carrierのモードで得られる基本のキャリアオシレーターの周波数の音程がギターのチューニングに合わせているので、ギターで使うのに最適な、美しいリングモジュレーションサウンドを簡単に作れるというのもポイントです。
TrackingがHiやLoとなっているときはFineノブは効かず、EntropyとCarrierを合わせて設定したモードに合わせ、インプットシグナルを解析してオクターブやハーモニーサウンドを付加することができるようになります。
たぶん、動画を見た方が早いです。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
ベース/ドラムマシンでのサンプルムービー
これはすごそうですね!
 
というわけで、Subdecayのニューモデル2機種のご紹介でした。これはどちらも面白そうなペダルだと思います。なんとなくなんですが、最近ハンドメイドエフェクターって歪みだけでなく、こういった空間系や個性的なエフェクトの方向にも面白いものが増えてきているように思います。
 
人気blogランキングへ にほんブログ村 音楽ブログへ



にほんブログ村 音楽ブログへ
免責:
紹介している商品のリンク先の販売店、およびメーカーと管理人は関係ありません。
仮に御購入の際になんらかのトラブルがおきましても管理人は責任を負いかねます。
当サイトは楽天アフィリエイト、Amazon.co.jp アソシエイト、Yahoo!アフィリエイト、アクセストレード、A8.net、リンクシェア、Google Adsence、iTunesのリンクを使用しています。
また、当サイトと同じ改造を行って何らかの問題が発生した場合も責任は負いかねます。ご了承ください。
Privacy Policy