きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト


きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ

がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます

ボカロ曲

リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります



きになるリスト(ニコニコ動画) Youtubeチャンネル Instagram

当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

中国発の新生低価格ミニサイズエフェクター!「Rowin Mini Pedal」登場!

今、非常に多くのエフェクターブランドが誕生している地、中国。中でも中国のシンセンという地域は、世界的なエフェクターブランドや楽器ブランドが多く集まる都市です。ここ最近の中国のエフェクターブランドといえば、JOYOMooerHotoneといった、低価格で独自のアイディアを持ち、回路構成やサウンド面は過去の名ペダルに学んだモデルというのが多く出ています。ちなみにこれらの3ブランド、全てシンセンに本拠があります。
そして、今度はさらに新たなエフェクターブランドが、シンセンから登場です。
それが「Rowin」というブランドです。多くのクリップチューナーを中心としたラインナップを持つブランドですね。
ミニサイズの独自筐体でラインナップされる、「Rowin Mini Pedal」というシリーズは、中国のエフェクターブランドが「次の段階」へと移ったことを示唆するようなペダルをラインナップしています。
前述の通り、中国のエフェクターブランドといえば、回路やサウンドは過去の名機を参考にしながらオリジナルの筐体やデザインを用いたモデルが今は一般的です。そういう意味では、Rowinもその例に漏れません。このRowinのペダルが面白いのは・・・過去の名機ではなく、同じ中国の有名ブランドであるMooerを元にしたペダルをラインナップしているという点です。ただ、全モデルMooerのコピーというわけでもない感じですね。
そんなRowinのペダル、見てみましょう。

まずはオーバードライブペダルの「Rowin LEF-602B Overdrive」です。ミニサイズの中にLevel、Gain、Toneコントロールを搭載し、WarmとHotの切替スイッチを持つペダルです。説明を見る限り、おそらくTS系で、TS9DXあたりをベースにしている感じですね。
いや、もっと言えば、このペダルが元にしているのは明らかにMooer Green Mileです。コントロール構成などは全く同じと言って良いですね。
JRC4558DD実装チップを使用しているということで、Opamp自体はMooerのものとは違うとのことです。
 
続いて、ディストーションペダル「Rowin LEF-601B Distortion」です。このペダルは、Level、Gain、Toneに加え、Natural、Tight、Classicの切替スイッチを搭載したモデルとなっています。モダンなサウンドを持つスタンダードなディストーションサウンドで、基本的にはSuhr Riotをベースにしたモデルとのこと・・・ですが、こちらも元になっているのはMooer SOLOというペダルです。なんと丁寧に基板には「SOLO」と書いてあるとのことですね。
サンプルムービー
 
続いて、ハイゲインディストーションの「Rowin LEF-605 Heavy Metal」です。Volume、Dist、Toneに加え、Hi Boost/Boost Off/Lo Boostの切替スイッチを搭載。コントロール構成から考えると、Electro-Harmonix Micro Metal Muffをベースに作られた回路が入っている、と考えられます。シュレッドなハイゲインで、高域や低域を切替スイッチでブーストできる仕様です。
このペダルは、Mooer Bladeが元になっています。ディストーション同様、基板にBLADEと入っていて、構成も微妙な違いはあるものの似通っているということですね。相変わらずOpampは違っているようです。
 
そしてコーラスペダル「Rowin LEF-604 Chorus」です。こちらはミニサイズのアナログコーラスで、MN3007とMN3101を搭載。Level、Depth、Rateコントロールを搭載したモデルで、BOSS CE-2のサウンドがベースになっている感じです。さわやかなコーラスサウンドが特徴とのことですね。
もう分かりますよね。このペダルはMooer Ensemble Kingを元に作られたペダルです。使用パーツは違うものの、基板構成はほぼ同じ。Mooerの基板が現在バージョン2なのに対し、Rowinの基板にはV1、つまりバージョン1の記載があるということです。
 
次はフランジャー「Rowin LEF-612 Flanger」。こちらもアナログのフランジャーで、MN3207を使用しているとのことですね。コントロールはRate、Range、Color、そしてFilter/Normalの切替スイッチとなっています。Filterモードにすれば音が裏返るような効果になるとのこと。
ベースになっているのはおそらく、Stereo Electric Mistressです。ということは、Mooer ElecLadyが元になっているということになりますね。
 
続いて、ディレイペダル「Rowin LEF-614 Delay」です。PT2399を用いたアナログ回路にデジタルチップのディレイペダルですね。コントロールはEcho、Time、F.Backとシンプルです。20ms〜620msのディレイタイムに対応しているとのことですね。
コントロールやディレイタイムだけを見ると、おそらくMooer Echolizerが元になっていると思います。Echolizerのベースが何かは分かりませんが、海外のフォーラムなどではDeep Blue Delayではないか、との話はあるようです。

そしてラストはチューナーペダル「Rowin LT-900 Pedal Tuner」です。
このペダルはRowinならではのペダルですね。Polytune Mini以来のミニサイズコンパクトチューナーという感じなんですが、おもしろいのがこのディスプレイです。
このペダル、ちょっと検索すれば分かりますが、先日ご紹介した、Rowinのクリップチューナーとほぼ同じディスプレイを搭載しています。つまりこのペダル、クリップチューナーのシステムをフットスイッチ、ラインインプット、9V駆動に対応させ、ミニサイズの筐体の中に入れて作られたペダル、と考えて良いと思います。精度は±1セント、クロマチックのみとのこと。
この発想はシンプルで見事だと思います。思えばなぜ今まで無かったのか、というようなペダルですね。
 
エフェクターの回路に著作権はありません。基板レイアウトは分かりませんが、MooerとRowinは似ていても微妙に違っているとのことです。
それにしても、さすが中国と言うようなペダルではないでしょうか。オリジナルがあり、それを元にクローンしたペダルが、今度はクローンされる側になる。結局こういう方向も1つのエフェクターの低価格化の流れかもしれませんね。
全モデルトゥルーバイパス、電池駆動はできず、9Vアダプタでのみ駆動するということです。ペダルのデザインは独特でおもしろいですね。
 
人気blogランキングへ にほんブログ村 音楽ブログへ



にほんブログ村 音楽ブログへ
免責:
紹介している商品のリンク先の販売店、およびメーカーと管理人は関係ありません。
仮に御購入の際になんらかのトラブルがおきましても管理人は責任を負いかねます。
当サイトは楽天アフィリエイト、Amazon.co.jp アソシエイト、Yahoo!アフィリエイト、アクセストレード、A8.net、リンクシェア、Google Adsence、iTunesのリンクを使用しています。
また、当サイトと同じ改造を行って何らかの問題が発生した場合も責任は負いかねます。ご了承ください。
Privacy Policy