【エフェクター】Electro Harmonix Satisfaction |
エレハモのファズといえば、Big Muffシリーズが最も有名かと思いますが、今回のファズペダル「Electro-Harmonix Satisfaction Fuzz」は、Big Muffとは違ったタイプのファズです。
1962年、世界で初めてのファズペダルと言われる「Maestro Fuzz Tone FZ-1」というペダルが発売されます。壊れたミキサーで録音した音を再現するために作られた、というのがそのペダルの興りとされています。後の多くのファズペダルにも影響を与えることになるこのペダルですが、当初はそれほど人気が出ませんでした。
ところが、1965年に出されたRolling Stonesの名曲「(I Can't Get No) Satsfaction」のイントロ等でこのペダルが使われたと知られるや、たちまち大ヒットの名機となりました。
参考:The Rolling Stones - (I Can't Get No) Satsfaction (Live) - OFFICIAL
この曲が超名曲なのは言うまでもありませんが、もしこの曲が無かったら、現在のファズペダルはもしかしたら存在していないのかもしれません。少なくとも、今回のペダルは存在していないでしょう。
なぜなら、このElectro-Harmonix Satisfaction Fuzzはこの楽曲をイメージして作られたペダルであり、Maestro Fuzz Tone FZ-1を元にしたファズペダルだからです。
コントロールはVol、Attackのみ。シンプルでコンパクトなペダルです。駆動は9V電池、または9Vアダプターとなっています。オリジナルFA-1は単3電池だったので、オリジナルと比較するとダイナミックレンジなどはより幅広くなっているのではないかとは思います。もちろん完全クローンではなくインスパイアなので、だからどうだ、ということはありません。トゥルーバイパスとなっています。
サンプルムービー
なお、このペダルは最大10Vまでのアダプターに対応しているようなので、レギュレートされていないアダプターや9Vより高電圧なアダプターを使うことはできませんので注意してください、とのことです。
これは試してみたいですね。
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