NAMM SHOWでも大きな話題となったモデルが登場です!
1998年の登場以来、ハイクオリティかつモダンなスペックを求めるスタンダードなシリーズとして定着している、Fender American Deluxeシリーズ。アメデラとして親しまれているこのシリーズに、革新的なモデルが登場です!
Fender USA American Deluxe Stratocaster Plus
【エレキギター】Fender USA American Deluxe Stratocaster Plus 【4月上旬発売予定】 |
グロスウレタンフィニッシュのアルダーボディに、サテンウレタンフィニッシュのモダンCシェイプメイプルネック。そしてコンパウンドラディアス加工を施したメイプル指板には、22のミディアムジャンボフレットが打たれています。
ピックアップはNoiseless N3 Stratピックアップを搭載し、1Vol、2Tone、5Wayセレクターに2点支持のシンクロナイズドトレモロブリッジとなっています。
Fender USA American Deluxe Stratocaster Plus HSS
【エレキギター】Fender USA American Deluxe Stratocaster HSS Plus 【4月上旬発売予定】 |
どちらも非常にスタンダードなスペックですね。モダン志向で、ロックペグなども搭載していますが、これだけ見ると、普通のアメデラじゃないかと思うかも知れません。
このモデルの特徴は、ボディの「裏」にあります。フロントとセンターピックアップの1弦側。表から見るとピックガードが載っているだけのこの部分に、このモデルの秘密があるのです。
これがその秘密。ここに、「パーソナリティカード」というカードのスロットがあり、カードを差し込むことで、ギター内部の配線を簡単に交換できる、という機能です。
そう、先ほどこのモデルのスペックのところで、1Vol、2Tone、5Wayセレクターと書きました。しかしそれはスタンダードなカードを使った場合です。カードを交換すれば、2つのToneノブがトレブルカットとベースカットコントロールになったり(CUTTER)、1Vol、1Tone、ブレンダーとなったり(BLENDER)、HSSモデルではリアPU選択時にTONEバイパス、リアとセンターのブレンド時にはリアをコイルタップできたり(SPLITTER)します。最初から3枚のカードが付属していて、これらの機能を使うことができます。3シングルモデルには「STANDRD」、「CUTTER」、「BLENDER」、HSSモデルにはBLENDERの代わりに「SPLITTER」カードが付属。
スタンダード以外の付属カードにはDIPスイッチが付いていて、「ヴォリュームを絞った際のトレブルロスを軽減」させる設定、つまりスムーステーパーヴォリュームにしたり、「トレブルカットの効果を増加」、つまりより深くToneを絞れる設定にしたりすることもできるようになっています。
現時点では今後の展開は分かりませんが、さらなるカードを購入することで新しい配線を簡単に作ったりできるかもしれませんし、またより多機能なサードパーティのカードも出てくるかも知れませんね。
デモムービー(HSSモデル)
その場で簡単に、ギターの配線を変更出来る。やろうと思えばステージ上で即座にギターをモディファイ、ということすらできてしまうこの機構。あくまでアナログでパッシブの機構で、このアイディアを実現しているのは素晴らしいですね。
これは試してみたい、というか欲しくなります。
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