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この「Acoustic Imaginearing QuantumDrive」は、アメリカのAcoustic Imaginearingが作るベース用のオーバードライブ/ディストーションです。
Acoustic Imaginearingは2003年に創設されたブランドで、代表のAllen P. Myersは世界でも有数の難関校、ジョンズ・ホプキンス大学/大学院で電子工学を学び、その後は電磁両立性(EMC)と電磁感受性(EMS)の試験を民間企業や国防総省から請け負っていたということ。発明家でもあり、マイクロ波を用いたピックアップを発明したりもしています。
そしてこのQuantumDriveは2008年頃に開発されたペダルで、King Crimsonのトニー・レヴィン、Transatranticのロイネ・ストルトも使用したとのこと。
完全に独立したオーバードライブとディストーションを内蔵しており、それぞれを個別、または同時に使うことができます。Level、Tone、O.D.、Q.Driveコントロールを搭載し、O.D.がオーバードライブ、Q.Driveがディストーションのゲインを調整するものとなっています。
このペダルにはAllen P. Myersが特許出願した、量子トンネル効果を用いて歪みを作る回路を搭載。おそらくトンネルダイオードか何かだと思いますが、これによって音を歪ませることで、通常のダイオードクリッピングよりもセンシティブな歪みが得られるということです。
ちなみにトンネル効果は「物が壁を抜ける可能性」みたいな話で出て来る効果で、まぁマクロな目に見えるようなものではまず起こりえないことなのは言うまでもありません。ですがミクロな世界では普通に起こりうるもので、原子崩壊などもトンネル効果によるものという説明がなされています。また、宇宙の起こりにもトンネル効果が関わっているんじゃないかという学説もあるそうですね。電気回路内でも無視できない現象として知られ、フラッシュメモリなどにもその原理が応用されています。トンネル効果を利用したトンネルダイオードは別名をエザキダイオードと言い、ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈の発見(固体でのトンネル効果の実証)に基づく物だったりします。
それにしても、どちらかといえばクラシックな技術が多いアナログエフェクターの説明で量子物理学とかトンネル効果とかいう言葉が使われるのは珍しいと思います。海外でも音にはけっこう定評があるペダルですね。
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