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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

2014年を騒がせたペダル達!Part.2

JRAD(J ROCKETT AUDIO DESIGNS)  / Archer【オーバードライブ】【渋谷店】 コルグ MIKU STOMP (コンパクト・エフェクター) ※納期は確定しておりません Leqtique レクティーク / CLHD (Caeruleum Lightdrive High Definition)【WEBSHOP】
昨日のPart.1に続き、2014年、話題になったペダルをいろいろ見ていこうと思います。個人的な印象によるものもありますので、あのペダルが何故入っていないのか、等々あると思いますがご了承ください。文字数や時間との兼ね合いもあったりして、かなり絞り込んでいます。
では、いってみましょう。
Part.1に続き、ブランド名アルファベット順に載せて行きます。

Free the Tone Flight Time Digital Delay FT-1Y

99種類のプリセット(うち9つはファクトリープリセット)を保存することの出来る多機能なディレイペダルで、内部には32bitのDSPを搭載し、ラックタイプの高品位ディレイのクリアなディレイサウンドを求め、そこを追求したスタイルのペダルです。ディレイペダルといえばモデリングだったり、フィルターを多用して古いスタイルのものを再現するものが多く、クリアさを求めたモデルは前述のChrono DelayとTimeFactorのデジタルディレイモードくらいでしたから、これはなかなか珍しいスタイルと言えますね。
とはいえ、古いタイプのディレイサウンドが作れないかというとそういうことはなく、ハイパスやローパスフィルターを設定してヴィンテージディレイサウンドを作ることもできますし、モジュレーションも搭載。バイパス時にディレイサウンドが残るTrail(シームレスディレイ)の設定やサウンドホールド、Rec & Repeat(サンプリングループ)、ディレイフェイズ(位相反転)の設定、キルドライなど多彩な機能を収録しています。
しかし、このペダル最大の特徴は、執拗なまでにこだわる「厳格な」ディレイタイムの設定。厳格な設定というと、ディレイタイムを計算してmsや0.1BPM単位での数値での設定ができる・・・ということを思い浮かべるかも知れません。もちろんそれもできるんですが、それ以上に面白いのがタップテンポの自動補正機能、リアルタイムBPMアナライザーです。楽曲のテンポを認識し、タップテンポと20%以内の誤差であれば自動的に楽曲のテンポにディレイタイムを補正することが可能となっています。演奏のBPMは、本体に搭載されたマイクから解析するようです。
さらに、おもしろいのがオフセット機能で、あえて設定したディレイタイムから多少の「ずれ」を生むことで、音楽的な疾走感やため感を出すというもの。通常は感覚的な設定、または偶発的に起こりうるものかもしれませんが、その「ずれ」までを「厳格に」設定出来るというのがこのペダルの思想をよく表していると思います。HTSサーキット、つまりバッファー/スイッチを統合した回路とアナログミキサーを搭載。
入出力端子はインプット、アウトプット、HOLD/REC、MIDI IN、MIDI THRUとなっています。駆動は12Vアダプター(付属)を使用します。
これだけの機能を持ちながら、十分に手の届く価格帯で作られている、と感じられるペダルです。
サンプルムービー
 

Jetter Gear GS124

ロベン・フォードが「Robben Ford Talk To Your Daughter」で使用したという、Dumble Overdrive Specialの#124の精巧なクローンモデルを元に、そのサウンドを再現したペダルです。
参考:Robben Ford - Talk To Your Daughter
コントロールはLevel、Drive、Contour。ブラインドテストを重ね、アンプとペダルの違いが分からなくなるまで仕上げたといことです。
プロトタイプのサンプルムービー
 

JHS Pedals Soul Food ”Meat & 3” Mod

Electro-Harmonix Soul FoodをさらにオリジナルCentaurに近づけ、同時に幅広い音色設定を可能としたモデルです。
Vol、Treble、Driveコントロールは元のSoul Foodのままですが、さらに側面に3モードスイッチと、1つのノブが追加されていますね。3モードのトグルスイッチはクリッピングの切替となっていて、元のSoul Foodのクリッピングに加え、オリジナルCentaur/KTRがこだわったゲルマニウムダイオードクリッピング、さらにクリッピングのバイパスを切り替えることができるようになっています。
右側側面のノブはMeatノブと言い、Soul Foodでは少し削れ気味になるローエンドをコントロールし、オリジナルKlonサウンドに加えより多くのCentaur系サウンドを作ることができる、というものです。その分電池駆動ができなくなっています。
ちなみに、Centaurを知っている方なら分かると思いますが、Soul FoodはオリジナルCentaur同様に耐圧が低く、少しでも高い電圧のアダプターを使うとすぐに壊れてしまうため、正規輸入品のSoul Foodには9Vアダプターが付属しています。そして、このJHSモディファイペダルにも、One Controlの9Vアダプタが付属するということです。
サンプルムービー
Centaurとの比較
Centaur、KTRとの比較
EHX Soul FoodとKTRの比較
EHX Soul FoodとCentaurの比較

JHS Pedals Colour Box

全世界の有名スタジオに置かれていた、Neveのミキシングコンソールのサウンドをシミュレートしたペダルです。ヴィンテージNeveコンソールの回路を元に100%アナログ回路でそのサウンドを再現。ゲインステージを増やすことで操作性も向上させています。

コントロールは変わっていて、まず左上の赤いセクションがゲインなどを調整する部分です。Master、Pre-Vol、Stepコントロールを搭載。Masterは音量で、Pre-Volが歪み系ペダルのDriveコントロールのような役割を、そしてStepはさらに基本となるゲインを+18〜+39dBまで、5段階で切り替えられます。次にその下の青いセクションがEQ。Treble、Middle、Bassの3バンドEQですね。右側の黄色いセクションはハイパスフィルタとなっていて、60Hzから800Hzの範囲をカットできるフィルタです。ノブがハイパスフィルタの効きを、トグルスイッチがハイパスフィルタのON/OFFを切り替える形となっています。入出力端子も通常のエフェクターとは違っています。インプットは一般的なエフェクターの1/4"フォンプラグとマイクなどのXLR端子(キャノン端子)の両方を挿すことができるコンボ端子を採用。オーディオインターフェイスなどでは一般的な端子ですが、エフェクターでは珍しいです。アウトプット側は1/4"フォン端子とXLR端子の2つのアウトプットを搭載。ここからはパラレルで信号が出力されるということです。
インプット側は楽器とマイクの切替スイッチ、および-20dBにシグナルレベルを落とすスイッチを搭載しているので、楽器直挿し、マイク、ラインレベルと様々な場所で使うことができます。
サンプルムービー(ギター)
サンプルムービー(ギターとベース)
サンプルムービー(ベース)
サンプルムービー(ヴォーカルとキーボード)
 

J. Rockett Audio Designs(JRAD) Archer

Klon Centaurの後継機種、Klon KTRの製作を行っていたRocketpedalsによる“Klone”オーバードライブです。
Output、Gain、Trebleコントロールを搭載し、コンパクトサイズで製作。フットスイッチはバッファードバイパスで、KTRよりもCentaurに近いモデルとなっています。
サンプルムービー
 

KORG Nuvibe

多くのミュージシャンが愛用した伝説の日本製モジュレーションエフェクター、「Shin-Ei Uni Vibe」。その開発者であり、現在はKORGの取締役を務める三枝文夫氏の監修の下、完成した究極のヴァイブペダルです。
本体にはON/Stand ByスイッチとVolume、Intensity、Speedノブ、さらに波形を自在に切り替えられる10本のフェーダーを装備。右側のフットスイッチがエフェクトのON/OFF、左側でコーラスとヴィブラートの切替が可能。さらに、付属のエクスプレッションペダルによるリアルタイムコントロールにも対応します。
また、ユニヴァイブといえばそのバッファ部の音色も重要とされます。特にジミ・ヘンドリクスの音色には大きな影響を与えていると言われていますね。このNuvibeは、EFFECTフットスイッチを使ってバイパスにした際はトゥルーバイパスとなるのですが、このエクスプレッションペダルを奥に踏み込むことによる「CANCEL」スイッチでバイパスにした場合はバッファが残る、という仕様になります。つまり、バッファードバイパスとトゥルーバイパスを足下で分けて操作出来るということですね。このバッファ部の回路も三枝氏による新設計のものとなっている、とのことです。
かつてのUni VibeはCdS(硫化カドミウム)を用いた光学素子を搭載していましたが、現在は有害物質ということで法律上使用が禁じられています。その音色を再現するため、KORGでは79のトランジスタを用いたアナログ回路を開発し、丁寧にその素子の動きを再現しています。
イントロダクションムービー
Musikmesseでのデモ
Musikmesseでの様子(サイズ感が分かりやすいです)
 

KORG SDD-3000 Pedal

1982年に発売された、KORGのラックタイプディレイ「SDD-3000」がペダルタイプになって復活を果たしました!オリジナルSDD-3000の全機能をペダルタイプに収録し、さらなる機能を加えて強化させたモデルとなっています。
オリジナルSDD-3000のディレイサウンドはもちろん、さらにアナログディレイ、テープエコー、クリーンなモダンディレイ、残響音にピッチ変化を加えるKOSMICディレイ、リバースディレイ、ディレイ前段にピッチシフトをかけるピッチディレイ、パンニングディレイの8種類のディレイサウンドを収録。オリジナルSDD-3000を超えたペダルに仕上がっています。ディレイタイムも1msから4000msまで設定可能と、オリジナルの1023msから大幅に強化されており、さらに全音符から32分音符まで、11種類の音符を設定出来るタップテンポも搭載。
また、SDD-3000の使い方の1つとして知られるプリアンプも再現され、プリアンプのみを使うことも可能です。インプットとアウトプットにアッテネータを装備し、ギターだけでなくキーボードやアナログシンセに使うこともできるということですね。逆に、トゥルーバイパスにすることもできます。
また、ディレイのフィードバック音にフィルターをかけ、ディレイ音を可変させることもできます。125、250、500Hzのローカット、2k、4k、8kHzのハイカットフィルターからそれぞれ1つを選択してかけることができます。
また、強力なモジュレーション機能も復活し、さらに強化されています。Waveform、Intensity、Frequencyコントロールによにモジュレーションを設定可能。オリジナルモデルと違い、サイン、トライアングル、スクエア、ランダム、エンヴェロープの5種類から波形選択ができ、2つの中間的な波形に設定することも可能。より多彩なモジュレーションが得られるようになっています。
また、ライト、センター、レフトのフィードバックを個別に設定できるLCRによるマルチタップディレイも可能で、これらの細かな設定は40バンク×2チャンネルの80プログラムにプリセットすることができます。うち40はファクトリープリセットとしていろいろな設定が保存されています。
フルステレオ対応のインプット/アウトプットに加え、エクスプレッションペダルEXP-2XVP-10などを接続できるControl端子を搭載。エクスプレッションペダルには様々なパラメータを自在に、複数アサインすることも可能ということです。また、プログラム・チェンジや、プログラム・データのバルク・ダンプが可能なMIDI INとMIDI OUT/THRU端子を搭載しています。
イントロダクションムービー
サンプルサウンド各種
 

KORG Miku Stomp

世界初のボカロエフェクターです。
ギターのピッチをトラッキングし、あらかじめインプットされたリリック似合わせて初音ミクが歌うという画期的なエフェクターです。2種類のRandom、3種類のPhrase、およびScat、Looh、Lahh、Ahh、Pahh、Nyanの11種類の「歌詞」を選択するコントロールを搭載。オリジナルの歌詞も、iPhone用アプリで入力可能です。ヤマハ製新世代音源NSX-1 による「eVocaloid」を核としたペダルで、打ち込みとは違う、ギターならではの表情豊かなプレイをミクの歌で表現できるということです。歌は、ギターのピッチを検出して音として出すというスタイル。検出範囲はE1 (41Hz) 〜 E6 (1319Hz)、駆動は9VDCアダプター、または単3電池2本。電池駆動の場合5時間程度の駆動ができるということです。消費電流は200mA。
試奏レポート
サンプルムービー
サンプルムービー2
 

Ibanez TS808DX Tube Screamer Overdrive Pro

TS808伝統の、Overdrive、Tone、Levelコントロールに加え、あらたにBoostコントロールを追加。左のフットスイッチでエフェクトのON/OFF、右のフットスイッチでブーストのON/OFFが出来るようになった、ブースト搭載オーバードライブペダルとして進化しています。また、Boostノブの左下にあるスイッチで、ブースト回路とオーバードライブ回路の前後を入れ替えることができ、ゲインブースターとレベルブースター、それぞれ使い分けることもできるようになりました。
オーバードライブ回路は、これまでのTS808の回路を踏襲。ブースト部は、最大20dBまでのブーストが可能なクリーンブースターとなっているようです。
さらに、これまでのTS808モデルとは違い、センターマイナスの2.1mmバレル型プラグに対応するDCインプットを搭載。TS808といえばミニプラグでアダプターを繋いでいましたが、時代に合わせた仕様になっているのもポイントですね。また、アダプタジャックの隣にはスライドスイッチがあり、これで9V駆動と18V駆動の切替ができます。
試奏レポート
サンプルムービー
 

Keeley Electronics White Sands LUXE DRIVE

「ハイエンド真空管アンプのクリーンサウンドが限界までプッシュされた時に生み出される魔法の様なクリーントーンを作り出す」という、今までのトランスペアレント系オーバードライブのコンセプトをさらに1歩進めたかのようなスタイルのペダルとなっています。
Level、Tone、Driveのシンプルなコントロールに加え、CleanとSandyの2モードスイッチを搭載。Cleanモードでは、チューブプリアンプを軽くブーストしたような、倍音成分の豊かなクリーントーンが得られ、Sandyモードではそのスムーズさを維持しつつ「軋む様なドライブトーン」が得られるということです。このモードでも、あくまでローゲインドライブのようです。
サンプルムービー
 

Leqtique Caeruleum Lightdrive High Defintion

CLHDは、2012年のWinter NAMM SHOWで発表されて以来長いこと開発が続けられてきたモデルですね。
1台でクリーンブースト、バッファ、プリアンプ、ローゲインオーバードライブを兼用できるペダルということです。
3つのノブはVolume、Gain、そしてこのペダルならではのDefinitionというコントロールとなっています。Definitionは輪郭、音のくっきり感をコントロールする感じでしょうか。時計回りで輪郭をぼやかすようなコントロールということです。
LT1028オペアンプを使い、30Vの高電圧で駆動。GainとDefinitionを最小にすればクリーンブーストやバッファとしての使い方が可能です。ブラスケースのコンデンサと合わせ、超解像度のクリーンブーストが可能とのこと。ゲインを上げてDefinitionで調整すれば、ゲインブースター、さらにGainを上げればオーバードライブとなり、この時Definitionで音の歯切れの良さやスムースさを調整できるということです。
どんなセッティングでもギターVolumeへのレスポンスが高く、いつでもクリーンにまで戻せるとのことですね。
サンプルムービー
 
というわけで、2014年に話題になったと思うペダルを取り上げてみました。
Part.1ではBOSSとエレハモの勢いを書きましたが、ブランドとして見るとKORGも非常に大きな話題を作り上げたと言えます。どれも個性的で、かつおもしろい。これだけのペダルを1年でラインナップしたことは本当にすごいと思います。IbanezはTS808の35周年で盛り上がっていましたね。(ナローケースの方は文字数の都合上載せられませんでした。)
どれも面白そうなペダルばかりです。是非機会が在ればチェックしてみてください。
Part.3へ続く
 
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