Electro Harmonix / Bad Stone Phase Shifter 【NAMM2015】《発売日未定/予約受付中》 |
この「Electro Harmonix Bad Stone Phase Shifter」は、70年代に作られていた同名のフェイザーを新たにMXRサイズのXOシリーズで復活させたモデルですね。
コントロールはRate、Manual Shift、Feedbacl。そしてAutoとManual切替スイッチを搭載しています。Rateコントロールは0.05Hz〜32Hz。Hzは1秒間の振動数なので、0.05Hzは1周期が20秒、32Hzは1周期が0.03秒となります。超低速から超高速まで設定出来る、ということですね。FeedbackはRegen.と書かれることもありますが、要するにフェイザーのかかり具合を調整するものです。Manual ShiftはスイッチをManualモードにしたときに有効になるもので、フェイザーを自由な位置で固定して、コムフィルターとして使うことができるというもの。
コムフィルターは櫛状になったフィルタのことで、周波数の複数の部分が「歯抜け」みたいな状態になります。通常のフェイザーは、このフィルタがLFOの周期に合わせて振動してフェイザーならではの音を作るんですが、Manualモードではその振動を固定することで、フェイザーを好きな位置でフリーズさせることができるということです。Bad Stoneは6段フェイザーなので、この櫛の数が3つ。つまり3本歯抜けみたいな状態になります。
例えばSmall Stoneは4段で、2本歯抜け。段数の半分が周波数内で削られる形となります。段数が増えるほどきめ細かな音になる、というのは、それだけ細かく周波数が削られ、動くことでエフェクトとしての音が変わることによるものです。
フットスイッチはトゥルーバイパス。9V電池または9Vアダプタで駆動し、消費電流は18mAとのことです。インプットインピーダンスは95kΩ、アウトプットインピーダンスは4.7kΩです。
ヴィンテージモデルのサンプルムービー
このペダル自体のサンプルはまだ出ていませんが、雰囲気はこんな感じだと思います。XOなので多少モダナイズされた音になるんじゃないかとは予想していますが、実際どうかは今のところ分かりません。幅広い設定もできて、Small Stoneとはまた違った雰囲気のフェイザーですね。
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