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この「One Control Salamandra Tail Loop」は、様々なエフェクターやオーディオルーティング機器などを製作するOne Controlの新しいスイッチャーですね。
ループ数は3つ。なので小さなエフェクトボードだったり、ペダルボードの一部など局所的な使い方に限定したプログラマブルスイッチャーです。ループは3つですが、その3つのループの順番入れ替えも可能。それらをプリセットとして16種類まで保存することができるモデルとなっています。
インプット部にはBJFデザインによるBJF Bufferを内蔵していて、それらの動作まで含めてプログラム可能となっています。つまり3つのエフェクトループ、それぞれのON/OFF、接続順と、エフェクトON時にバッファをかけるかどうか、およびバイパス時にバッファをかけるかどうかを個別に設定できるという構造ですね。プログラムはディスプレイ下のボタンで行い、またペダル奥にあるLockスイッチで演奏中にプログラムが変わることを防ぐ機能も付いています。
フットスイッチは4つ。Mute/Tunerout、PGM2、PGM1、BANK↑/Lane(hold)となっています。Mute/Tuneroutは、踏めば音をミュートし、Tune Out端子からシグナルを出力する形となります。PGM1とPGM2はプログラムの選択で、選択中のスイッチをもう一度踏むとバイパスとなります。BANK↑/Lane(hold)は、バンク、およびレーンの切替。多くのスイッチャーに於いて、プリセットはバンク数×プログラム数という構造となっていますが、このペダルはもう1階層増やし、2プログラム×4バンク×2レーンの構造とした上で、バンクダウンスイッチを無くしています。8バンク×2プログラムでバンクアップ/ダウンスイッチを使った構造では操作性があまりに悪くなってしまうため、操作性を考慮し、右側と手前の3つのフットスイッチで全てのプログラムを選択する構造としたとのことです。こうすることで「全てのプリセットを片足だけの操作で呼び出しができ、また操作時に他のフットスイッチを跨ぐようなこともないため操作ミスの可能性を最小限に抑えて」いるということですね。
端子は、インプット、3つのSEND/RETURN、チューナーアウトとアウトプット、電源端子。電源はスタンダードなDC9Vアダプターで駆動するということです。
チューナーと3つのエフェクター、そしてこのスイッチャーを並べてもかなりコンパクトサイズに収まることが分かります。
このサイズで順番入れ替えの出来るプログラマブル3ループということで、小さなエフェクトシステムにはもちろん、例えば空間系の部分だけとか歪み系だけ、また一部順番入れ替えが必要な部分にだけ使ったり、いろいろな使い方ができそうなモデルですね。
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